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みどりの果敢な北京生活(忍者版)

29日。最高気温35度。最低気温17度。空気質量102。

週末の過失

先週土曜日、娘と二人でわざわざ地下鉄に乗って昼ごはんを食べに行くことに決めていた。娘より一足先に家を出て、鍵を持っていないことに気づく。娘がまだ出ていないと思い、戻ると、あらあら出てきちゃった。この日に限って、娘も鍵を持っていない。

方法は一つ。アトリエのダンナのところへ行く。電話すると、「ここに来て食べるか?」と聞かれる。それはそれは楽しいレストランでの食事が、それはそれは恐ろしいばあさんの手料理に変更だ。

地下鉄で最寄りの駅まで行き、ダンナに車で迎えに来てもらう。


どんだけ積めば気が済むのよ?

アトリエ到着。すぐご飯。自給自足なさっているので、緑がいっぱい。


ニラ、香菜、小白菜、油菜などなど。↑これらは問題なし。問題はこっち↓。


タンポポの葉はクックパッドにもあるくらいだし、食べるのは好し。でも、お皿じゃなくて、ザルでそのまま出すのはいただけない。そして何より、髪の毛のようなものが結構入っていた。私が手でそれを取り除くのを見て、ばあさんが「それは根っこ。ほら!」と、葉を一つつかみ、根の方を私に向ける。白い。それは白かった。でも、私が取り除いたのは黒かった。犬の毛なのかな?

いずれにしても根っこじゃないことは一目瞭然。っていうか、気持ち悪くて、食欲減退。

ばあさん、急に思い出して、「冷蔵庫に草莓酱がある」と言い、自ら瓶をお出しになった。お皿に出すのは良き嫁の仕事だ。しぶしぶ出す。「イチゴをたくさんもらったでしょう?食べきれないから、ジャムにしたよ。美味しいから食べなさい」。

白いご飯にジャム。気持ち悪い。草莓酱、豆板醤、甜面酱。ばあさんにとっては、同じ位置づけで、ご飯のときに食するもの。いただけない。

私らの用件は鍵を取りに行くこと。ダンナは「晩ご飯終わってから帰ればいい」と言ったが、私も娘も帰りたいので、帰ることに。庭にいろいろ野菜があるから採っていった。

ばあさんの世界へ誘う魔の扉。


いっちょまえにそれっぽい。


翌日、ばあさんから電話がかかってきて、「物業(管理事務所)が午後行くけど、家にいる?」。ベランダの防水がちゃんとしていないので、壁に水が浸透して、ペンキが派手に剥がれている。その防水工事をしに来るというのだ。なんで連絡が急なのよ?午後は娘が歯医者に行く。いつも一人で行くけど、この日は先生が保護者に説明したいことがあるというので、私も行くことになっていた。「そう。いないの。ちゃんと仕事するか見張ってなきゃいけないし、午後行くよ」と言って、いらっしゃった。

この工事は一日で終わらないという。娘が「おばあちゃん泊まって行きなよ」。私は以前なら「とんでもない!」と思うが、今はネタのためだ。多少は我慢できる。ばあさんは晩ご飯の用意もしっかりしていた。小麦粉を捏ねてあって、餃子の具も混ざった状態で持ってきていた。歯医者では予約したのに待たされて、診てもらう時間もかかり、バスで6個も先なのに、帰りは歩いた。帰宅したら5時半だったが、「锅烙」(焼き餃子)を張り切って作っていて、いい匂いがした。

じいさん&ばあさんが帰り支度を始める。娘が「え?帰るの?泊まっていきなよ」。ばあさん「おじいちゃんは枕が変わると寝られないから。工事は明日来ないんだって」と、去っていった。

晩ご飯ができていて、有難い。私はばあさんの手作りなら、麺より水餃子より焼き餃子が好きだ。

娘が「おばあちゃん、いい人だよね。私の寿命を分けてあげたい」。一瞬にして、涙が出た。流れそうなのをこらえた。娘の前で涙は恥ずかしい。なんて心がきれいなんだろうと関心するばかりだ。

工事の方はいろいろ文句あるけど、すべて終わったときに一緒にネタにする。

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散らかし放題

昨日、晩ご飯を食べているときにダンナから電話が来て、「おかあさんが今晩そっちに泊まる。明日の朝出かけるのに、市内から行ったほうが近いから」。

え?「晩ご飯はどこなの」「食べてから行く」。

9時、10時、来ない。息子が「本当に来るの?」。ダンナに電話する。「もう着くんじゃないか?8時半に出たから」。え?もしかして、地下鉄に乗らず、バスで来る?


10時半到着。2時間もかかっている。老人カードというのを持っていて、地下鉄は有料だが、バスはタダ。だから、迷わずタダを選んだ。そう察した。息子が「なんで地下鉄乗らないの?」と笑って聞いたら(笑ったということは答えはわかっている)、「タダだから」。裏切らない。

私が「地下鉄だと早いんです。私がお金を出すから、今後は地下鉄に乗ってください!」。ばあさん、笑ってた。それは拒否を表す。憎らしい。

ダンナが行くよと電話したとき、息子が「おばあちゃん来るなら、髪切るヤツ持ってきて」と頼んだ。息子は長髪だ。日本なら短いくらいだが、中国の男子学生はいたって短い。日本の学校なら絶対何も言われない長さだが、担任に「明日までに切ってきなさい。切らなかったら私が切る」と脅された。宿題やる時間が惜しいのに、外に出て切ってる余裕なんてない。息子は「担任に切ってもらおうかなあ」なんて勇気ある発言をうちでしたが、おばあちゃんは切るのが結構上手い。

で、散髪開始。

まずは新聞を敷く。椅子を置く。綿のものすごく長い布を息子の体に巻く。ばあさんが「私にもちょうだい。アンタのエプロンでいいよ」。え?切られる方じゃなくて、切る方にそんなに髪の毛が付くか?自分の体にかからないように切ればいいんじゃないの?美容師さん、普通何も付けないよね?っつーか、仕事が雑すぎるだろう。

しぶしぶ貸す。

たくさん切らないと、また担任に怒られる。でも、すごく短くしたくない息子。どんどん切ろうとするばあさんともめてたわ。

散髪終了。ばあさん、そもそも新聞の上で切ろうというアタマは持っていない。ゆえに、掃除するアタシが大変。

イチゴ食べるよー。塩につけてあるから、洗いなさい」。なぜ塩をつけるかというと、日持ちさせるためらしい。ちゃんと洗ったけど、ちょっと残っていて、しょっぱくて、気持ち悪い。

そしてまた何だか野菜をたくさん持ってきた。冷蔵庫に入らないっつの!

私が憂鬱だったのは朝食だ。この人たちのためにお粥とか作るのかあ。いや、息子と同じでサンドイッチにさせてくれ。お粥は絶対作らない!5時半起床で台所にいる私。ばあさん、じいさんは朝食を摂らず、6時にここを出るという。バスで5個くらい乗った地下鉄の駅に三叔と待ち合わせていて、葫芦岛へ旅行に行くという。

三叔はうちのダンナからの呼称だ。おじさんたくさんいて、どの人かわからない。旅行に行くなんて珍しいし、じいさんがここに泊まるのも珍しい。枕変わると寝られない人だから。

今回は大人しかったな。

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菩薩の限界

今日の16時半、私はバスに乗っていた。携帯を見たら、ばあさんから電話が来ていたのに気づいた。珍しいな。どーしよーかなー。こっちは用はない。あるわけない。あちらからはろくな用じゃないに決まってる。でもめったに電話はよこさないので、かけてさしあげた。

ばあさん:今、どこにいるの?
みどり:バスに乗っていて、あと30分で帰ります
ばあさん:私もちょうどその頃着くから、同じくらいだね。持ってきたものを渡すからね

え?上に上がらないで、私によこすということだよね?それは重いことを意味する。電話しなきゃよかった。

帰宅する。電話もかかってこないし、晩ご飯の用意を始めた。しばらくして、ゴジラが上がってくるようなけたたましい足音がどんどん近づく。この楼にゴジラはいない。ばあさんがやってきたんだとわかる。ばあさん、入ってくる。ばあさんが「あれ?帰ってきてたの?」。イチゴ、野菜をたくさん入れた袋を二つ携えていた。ばあさんは靴を脱がず、台所へ行く。そしてイチゴ二つを洗い、自分だけ食べる。「アンタも食べさない」。いやいや、これから晩ご飯ですからと心は思う。っつーか、靴は脱がないで、すぐ帰るのかな?じいさんの車で来ていて、じいさんは車の中で待っているという。

ばあさん:今から物業(団地の管理事務所)の人が来るからね
みどり:え?
ばあさん:雨漏りしたでしょ?
みどり:あぁ
ばあさん:今日はまず見てもらうの。徹底的に修理してもらわないと

え?つまり部屋の中に他人が入ってくるってこと?ええええぇぇぇぇえええええ!掃除しなきゃ~!うちはメゾネットで上の階は誰も行かない物置状態。とても他人を通せるきれいさではない。相手がたとえ中国人のおっさんであっても、恥ずかしいレベルだ。階段すべての段にモノが置いてあるような状態なのに?

みどり:上も上がるんですか?
ばあさん:掃除しなさい。簡単でいいから

いやいやいやいやいや、の二つ目の「いや」あたりで、肢体は片付けを始めた。5分でやってきた物業の二人。うちは土足厳禁だ。ばあさんも靴を脱がない。

みどり:あのー、靴は脱いでください
ばあさん:いいのいいの(と自分もズカズカ進む)
みどり:いやいや、脱いで
物業:脱ぐのは不方便
ばあさん:いいのいいの。嫁が後で拭くから

ピクッ。こめかみが大きく動く。切れない程度に。

みどり:私は裸足で歩くんですよ
ばあさん:ははは(笑いやがった)。大丈夫。拭けばいいんだから

靴を脱がないなら、修理しなくていいです」って口から出かけた。でも我慢した。

上に上がった3人、3分くらい降りてこなかった。私には3時間に思えたが。

物業の人はこれまで何度かうちに来たことがあるが、絶対靴は脱がせた。嫌がるけど、「困ります」と言って、脱がせた。ばあさんの野郎!

うちはベランダの防水がちゃんとしていなくて、下の階の天井が湿り、塗っているペンキが剥がれて、見るも無残だ。でも、防水作業をしてもらって、全然変わらないから、もうやらなくていいと思う。土足でまた上がられるくらいなら、何もしなくてもいい。

みどり:毎年同じことをして、変わらないので、もう何もしてもらわなくていいです!
ばあさん:今までは塗っていただけなんだけど、これからは丈夫なシートを貼ってくれるの。それは割れないから、もう大丈夫。

いやいやいやいや。工事、要りません!ここアンタのうちじゃないし!

時間は17時半。晩ご飯を食べていくのかと思いきや、「おとうさんが待ってるし、じゃあね」と。嵐のように去った。もう一度繰り返すが、来た時はゴジラ、去る時は嵐。人間でないことには違いない。

私の不快さはばあさんに気づかれていない。なぜなら私が菩薩だから。私が菩薩をやめることになったら、、、、それは本当の戦争がおっぱじまるときだ。

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連休最終日。アトリエにて

清明節の三連休、最終日。昨日の午後、娘とアトリエにやってきた。夜は餃子。今朝は私が作った。



冷蔵庫にマントウがあったので、温めた。お粥は作らなくていいや。私は毎朝パンだが、ここではちゃんと野菜を摂らなきゃいけないので、朝から炒め物。いやいや白菜炒めて、卵炒めて、ダンナが好きだという水萝卜を切った。ばあさんが炸酱を作っていたので、それに付けて食べる。

私と娘、じいさんばあさんは8時には食事が終わり、遅く起きてきたダンナは一人で10時頃。ダンナに(アンタが好きな)「水萝卜を買ったよ」と見せると、「これは大きい。不正常。ナスも大きいのがあるだろう。あれは異常だ。食べないほうがいい」。腹立つ(けど顔には出さず)。私の心を読み取って、ダンナ、食べてたよ。

昨晩の餃子。

 

具は牛肉と、うちの庭でなく、外に生えている草をじいさんばあさんがむしったもの。「これは荠菜。体にいい」とばあさんが豪語したが(外で拾ってきたからって栄養価がないわけじゃないという意味)、野菜はすべて体にいいんじゃないか?健康番組の見すぎだ。

餃子を包みながら思う。具に水分多すぎ!包み終わり、粉をふった台に並べるとき、汁が出そうなくらいだ。ばあさんが言う。「前回も荠菜で餃子を作ったが、水分が少なすぎたので、牛肉を煮たときの汁を入れた」。とても自慢げだが、包みにくいったらありゃしない。栄養があるからって捨てないし。

あと、涼菜。お皿が小さすぎる。お皿にきゅうりとわかめが盛られ、塩、砂糖、ごま油、酢を入れた後、混ぜられない。私が「大きな器にあけて、混ぜる」と言っても、「それでいい」と。おかしいから!

昼ご飯の用意を手伝った。手伝ってあげたい篤い嫁心でなく、ブログのネタ作りが目的という、姑思いではなく、読者思いな偉いみどり様。11時過ぎに台所へ行き、手伝い始めた。12時に食べ始めるのかと思ったが、要領が悪い。ガス台は火が二つあるのに、絶対同時に使わない。一つ作って、次に取り掛かる。時間が二倍かかるじゃないか!「急がないから」と、マイペースなばあさん。12時半にはできたけどね。



午前中、じいさんが「親戚の子が夜、山東省から来て泊まる」と言っていた。その子、11時半に来たよ。なんでいきなり現れるんだろう。中国人、ドタキャンにも、遅刻にも、その反対(予定が異常に早まる)にも誠に鷹揚だ。

いつ市内に帰る?」と私に聞くダンナ。自分は2時に車で出かけるから、ついでに地下鉄に送っていくと言った。息子が一人で家にいて、宿題をやってないに決まっている。見張りに帰らなきゃ。ばあさんは「外で食べるのは不衛生だから、食事には気をつけるように言っておいて」と。いやいや、どこぞの草の安全性のほうが余程心配だよ。

帰宅すると、友達が来ていた。机には宿題の横に大きなカップラーメンが二つ。夜は野菜をばっちり作った。

今回のアトリエ滞在は短かったから、事件は起きなかったな。次は労働節のときに行く。

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今年は金運いいよーーーー

ばあさんからのプレゼントは冬の風物詩、白菜。


これ嫌がらせですかぁ~?

安いのにはワケがある。野菜の廃棄部分が多かったら、安いことにならないのに、なぜ気づかない!

このブログで、大晦日の餃子に対して気持ち悪いと書いたことが理解できなかった人がいたので、解説したい。餃子を包む時にコインを入れる。それに当たった人は、金運がいいという、根も葉もない行事が毎年執り行われる。義弟が張り切って集めてくるのだが、今年は8枚も用意しやがった。それはそれはきれーーーに洗うけど、所詮金。天下の回りものだ。どれだけの人の手垢がついているか。あれがみどり様の口に入るかと思うと、卒倒しそうだ。

金運なんて一生良くなくていいから、当たりませんようにとひたすら願う。コインを入れて包むと大きくなるので、入っていなさそうな、小さい餃子を選ぶ。しかし、今年は一個目でまさかのガジっ。「有了」と私が言うと、中国籍の皆さん(息子除く)から羨望の眼差しが向けられる。食べる時に歯にコインが当たるのがイヤで、気をつけて食べなきゃならんのもうっとーしー。三個目でもガジっ。運が悪すぎる。食事は楽しくしたいのに。めっちゃ憂鬱な年明けだ。

東京への飛行機は8時半発だった。アトリエを6時に出る。ギリギリに起きて、ゆっくり朝ご飯なんて食べられない。私はパンを用意してあった。5時45分に起きた私らにじいさんが「お粥を作ったから食べなさい」。えええぇええええ?じいさん、そんな早起きして、そこまでしてくれなくていいよ。

お粥は病人の食べるものだ」という格言が日本にあるのは、黙っておいた。台所に行くと、すでにお椀にお粥が注がれていた。旧暦1月15日に食べる元宵がお粥に入っていた。元宵节に北京にいない私らのためにわざわざ入れてくれた。ある意味、すばらしい義父だ。

でも、朝起きてすぐにあんな重いもの食べたくない。食卓にある鍋に元宵を戻したら、じいさん、チェックしやがった。「誰だ!食べてないのは!」。泣く泣く、渋々、いやいや食べるわてら。


一時帰国から北京に戻り、アトリエでなく、市内の自宅に直行。空港にはダンナが迎えに来てくれた。例によって、駐車料金を節約することに必死な画伯。駐車場で待つという殊勝な行いはせず、到着階(1階)でなく、出発階(2階)で私らをピックアップ。到着階でも出発階でも、乗り降り以外で停車するのは許されない。だから、私がトランクを受け取った時点で電話をかけて、ヤツは巧妙に計算して、出発階の進行方向一番前に向かう。明らかに私らより後に来やがって、私らが待たされる。だって長く停車できないから。


勿論私ら以外にもこうやって待っている人はいる。

家に着いたのが、18時半。外食する気まんまんだったのに、ダンナはばあさんの打った麺を持ってきた。あ、あああ、有難う。外側を剥いて剥いて少量になってしまった白菜で麺にかける「あん」を作り、ほかに卵焼きで夕食。ダンナはこの日、午前中に大連から北京に戻ってきて、お疲れなのに、すべて作ってくれた。

小中高大とこの月曜日から新学期開始。北京の日常が戻ってきた。これからゆっくり更新したい。

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クイズ:ばあさんの隠し味

昨日の正午前。うちのドアを鍵で開ける音がする。ダンナだと思った。午前中市内にいるのは知っていたから。ドアが開いてビックリ、じいさんだった。おいおい!ここはアタシのうちだよ。アンタの息子の家ではない。鍵はダンナと別に持っているのは知っている。でもまあ、私も国際結婚一年目じゃあるまいし、そんないきなり開けたくらいで、目くじらは立てない。こめかみは立つけど。

修理に来たよ~!」。え?実は前日も来ている。そのときはダンナが運転する車に乗ってやってきた。ダンナは市内で用があるので、上がっても来ないで、去った。じいさんは洗面所の水漏れを直してくれて、ダンナの車で帰るのかと思いきや、バスで帰る。ええ?ものすごく遠いんだけど。地下鉄ができて便利になった。とはいえ、地下鉄からアトリエの足は白タクしかない。それは絶対に乗らない。それで、バスに3回も乗り換えて、帰ることになる。

そして昨日だ。サイドボードの扉が壊れていた。1995年に買ったものだ。私は買い換えたいけど、なかなかいいのが見つからない。北京で家具は頭痛い。とりあえず直してもらえるなら有難い。

やがてばあさんもやってきた。派出所に行ったという。年金は銀行振込なんだけど、黒竜江省の戸籍なので、出すのは黒竜江省の役所。そこへ半年に一回「北京に住んでいる」(=生きている)という証明を北京の役所に出してもらって、それを黒竜江省の親戚に郵送し、その親戚が窓口へ行くらしい。その用紙には顔写真を貼らなきゃいけなくて、「半年に一回の写真代がもったいない」とのたまっていた。

じいさんは会社が違ったので、方法が違って、動画で送るんだって。撮るとき絶対その日の新聞を買って、一緒に撮さなきゃいけない。じいさん曰く「死んだのに、それを言わないで、年金もらう家族がいるからだ」。その日の新聞かあ。身分証を偽造するくらいだから、新聞なんてすぐに作れそうだが。

時間は12時を過ぎた。ご飯の時間じゃないか。外食は絶対しないし、どうしよう。

私:お昼ご飯はどうします?
ばあさん:私たち、10時に食べたから要らないよ
私:私たちも遅かったんです

それは本当だ。でも、ちょっと休んで1時にはここを去るという。作らないわけにいかない。

私:簡単に作りますね
ばあさん:簡単でいいよ

やっぱり食べるんじゃないかよ。

まずはご飯を炊いて、好きかどうかは無視して、冷蔵庫にある野菜で煮物を作り、じゃがいもを炒めた(土豆丝)。キュウリを切って、味噌を出した。前日の残りの煮物も出した。

大根とにんじんとれんこんと大豆を煮たのだが、味が薄かったようで、ばあさんは大根を味噌につけて食べていた。和食が中華に消される瞬間だ。

市内で私の作るご飯をじいさんばあさんと食べるなんて初めて?買い物しなくても野菜が十分にあって良かった。

土豆丝は中華料理なわけだが、ばあさんが作るのより絶対油も塩も少ないはずだ。だから美味しいと思わないかもしれない。私が「我做得不地道。是盐少还是油少?」と聞いた。そしたら「○○入れた?」と聞かれた。

さて問題です。じゃがいもを炒めるのに、私が入れたことがなくて、ばあさんが通常入れるものがあります。それはなんでしょうか。中国語でお答えください。

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我が家に嫁姑問題は存在せず?

  ダンナ、じいさん、ばあさん、弟がひまわりの種や松の実を食べる。中身を食べて、殻はテーブルに置くのだが、あまりにも多くなって、テーブルに乗り切らない。というより、弟はテーブルに置こうという意識がそもそもない。食べ散らかして、汚いなんてもんじゃない。
 お昼の前にみどり様がきれいに掃いたのに、午後にはまたゴミだらけになった。こめかみピキっ。もう掃かない。

 大晦日の餃子の具は二種類作って、一つは尖椒と肉だった。具を作った弟は「俺は初めて尖椒の餃子を食べたとき、こんなに美味いもんがあるのかと思った。それから、必ず餃子の具はこれだ」。辛いのは私もじいさんばあさんも結構大丈夫だ。それでも、全員の口から「辛い」という単語が幾度となく漏れた。それほど辛かった。自分の好みを押し付けるのは大变迷惑だ。

 アトリエでのご飯はもっぱら、ばあさんと弟が作る。私は手伝う。

 中華鍋で炒め物を作る。作り終わったので、私が鍋を洗おうとしたら、ばあさんに阻止された。なぜなら水がもったいないから。洗わないで、次の炒め物を作る。炒める時の油が多すぎて、鍋にこびりつかないのが幸いだ。

 お椀から溶いた卵をあけて、鍋で炒める。私がお椀を洗おうとしたら、ばあさんに阻止された。なぜなら、お椀にほんのちょっと卵が残っているから。ニラを炒めるときに、ニラを鷲掴みにして、そのニラでお椀の卵をきれ~に取り去る。

  大晦日の晩は品数が多かった。わかめを戻して、塩とごま油で和えた料理があった。それはいわばコールドディッシュだ。翌日の朝ごはんのとき、前日の残りを温めようとしたら、何もかも、一つの大きな皿にのっかっていた。全部炒めて、出してやったよ。


  これはばあさんの館の椅子。何も敷かなくても十分柔らかいと思うのだが、要らない服の中に枕を入れて、ズレないように袖と椅子は縫ってある。いと醜し。

みかんの皮がテレビの後ろとか、いたるところにあって、乾燥させているとしか思えない。枕の殻にするのかな。

ゴミをゴミ箱に入れようとすると、燃料にするよう言われる。


この中で燃やす。石炭ストーブの上には通常やかんが置かれていて、お湯が常備されている状態。お湯を沸かす電気代やガス代は使いたくないという老人の知恵だ。

炒め物をした中華鍋を洗わないで、このお湯を入れて、餃子を茹でる。餃子を茹でる水は透明であって欲しいと思う私の意見は胸にしまう。

餃子のまわりに多少ゴミがついていても(いや、ゴミではない。炒め物の一部)、恨むなら、姑でなく、国際結婚をした自分を恨め!と寛大な私。私も結婚一年目じゃあるまいし、心臓のまわりの毛はますますふさふさして、もう心臓が見えないほどだ。

あちらが鬼でも、私は仏。こめかみだけは多少動くが、姑問題ではもう怒らない。たぶん怒らない。怒らないんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしておけ。

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ティラミス騒動

アトリエの冷蔵庫にティラミスがあった。


みどり:これ、期限が一日だけど過ぎてます

ばあさん:ああ、それね静静が私に買ってくれたアイスクリームなんだけど、食べていいよ(静静はダンナの弟の嫁)。

みどり:これはアイスクリームではありません。ケーキです。(だって、冷凍してない)

ばあさん:アイスだよ。

みどり:(心で「そういうことにしてやる」)

ばあさん:これ80元もするのよ

じいさん:瓶だけで20元だ

一緒に買いに行ったんじゃないのに、なんで金額を知っているのか。それは問いただしたからに決まっている

ばあさん:私、誕生日だったでしょ。それを王新が忘れていて、北京に来たから、後になっちゃったけど、買ってくれたの

周吾:おばあちゃん、甘いの食べないよね

ばあさん:そうよ。甘いのも冷たいのも食べない

みどり:(心で「だから、アイスじゃないっての!」)

ばあさん:体に気をつけているから、病気しないの。アンタ達が食べなさい。だいたいね。悦悦(王新の娘)が「おばあちゃん、プレゼント」って渡してくれたんだけど、「アンタのお金じゃないでしょう。お父さんのお金でしょ」って言ってやったの。「アンタが働きだして、自分の給料で買ってくれたんだったら、うれしいよ」って言った。

普段から無駄遣いが過ぎると批判し始めた。私もそう思う。弟一家は1月はカンボジア旅行に行っていたし、去年欧州へも行っていた。

冷たいものは体に悪いと拒否するばあさんだが、こんなことも言った。「ロシア人は外の気温があんなに低いのに、小さいときから外で遊ばせるし、鍛え方が違う。中国人にそれは無理。育った環境が違うからね」と柔軟。

これが私にいろいろなことを強要しない理由の一つだ。私が外国人であることを十二分に承知している。いい姑でよかったよ(え?2017年はそっちの路線か?)。

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HN:
みどり
性別:
女性
職業:
書道展を主催等
趣味:
書道
自己紹介:
業務連絡

5月2日10時
7日 9時10時
10日10時

<ペン字>
建外SOHO shala 5月毎週土曜日14時
亮馬橋BAKE&SPICE 5月毎週金曜日 10時

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