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【2024/04/26 12:01 】 |
悲しいけど、前向き

 鶏ちゃんこ鍋(つくれぽ1205件)は何度も作っている。うちに来た日本人にも作って、「これ、今晩作る。子どもも喜ぶ」と言わしめたレシピだ。


 週末、ダンナが帰ってきた。たいていヤツに作らせるが、たまには和食もいいだろうと、これをメインにした。

ダンナ:何を入れたんだ?
私:醤油、酒、味噌……
ダンナ:不好吃,像穷人吃的
 蟹でも入ってりゃーいいが、貧乏人が食べるものだと言い放った。

 レシピは鶏のひき肉だが、私は牛肉で作った。私が「牛肉は安くない」と言うと、「ひき肉なんてどこの肉使っているかわからないから食べない」。私はダンナがひき肉を食べないのを知っている。でも、たまにはいいでしょ。ここ、私のうちだ。私のやり方でやらせてもらう。それに、アンタの母親のほうがどんな肉使ってるかわからない(ってここで100万回書いてきた)。清明節で連休だったから久しぶりにアトリエ行ったときは、冷凍庫に一年分あったよ。肉が。冷蔵庫にあるのに、市場に新鮮な肉を見ると買ってくる。でも買うのが多すぎて、いつも残りを冷凍する。越来越多絶対おかしいから!

私:蟹入れたらいいなんて、貧乏人の考え方だ
ダンナ:食べた気がしない


 とにかく箸が進まないダンナ。おかずないから、白米を3杯も食べる。嫌味だ。

 ダンナがはっきり「不好吃」と言ったとき、とても悲しかった。顔が引きつった。これは今日に始まったことではない。私の料理がまずいのではなく、美味しいものの基準が違う。

 和食がすべてまずいと思うわけではない。刺身は(醤油とわさびを同じ量で付けて)食べるし、天ぷらも食べる。煮物、酢の物はダメだ。ラーメンも好きじゃない。スープの美味さが理解できない。麺は母親のが大好きだ。私と人種が明らかに違う。

 私は心から思う。別居で良かった。こんな人と毎日ご飯を食べると、気が滅入る。でも、何か美味しいと思わせる日本食はないか模索もしている。

 ついでに言うと、我が家にはもう一人面倒な食通がいる。こっちは同居しているから、課題は景山公園(の山)のごとく高い(その実、高くない?)。めったに言わないママ、これ美味しいよ」を口にすると、甚だ嬉しい。毎晩メニューを考えるとき、どうしたら美味しいと思ってもらえるか真剣に考える。男を掴みたければ胃袋を掴めと女子の読む雑誌に書いてあるじゃないか。彼氏にごはんを作るトキメキ20代みたいだ。そう、私の心は青く、若い。




食後、丑桔を出す。これが北京で出回るようになったのは去年だ。日本語だとデコポン(不知火)。果物をあまり食べないダンナに食べさせる。

私:見た目は悪いけど、味はいいよ。私みたいでしょ?
ダンナ:そうだな。
 おいおい、否定しろよ。そして、子ども達に向かって
ダンナ:ママみたいだな
 強調するな!

 娘はいい子だ。味覚が私と同じだ。「ママこれ美味しいよ。どうやって作ったの」と頻繁に言う。美味しいものが同じだ。さすが私のお腹から出てきた子だ。娘は味方で、オトコ二人は敵だ。息子はダンナから出てきた子なのか?ダンナは、あっ、あの人のお腹から出てきたのか。そうか。諦めるしかないな(おいおい)。


私、頑張るよ。人には向上心が必要だ。困難を克服したときの達成感が好きだ。いつか、オトコ二人にも美味しいって言ってもらうため、腕を磨く前向きな自分にうっとりだ(結局そっちか)。




本日の中国語学習:丑桔。醜いミカン。北京では「不知火」とか「不知火桔」とも書いてある。
 因みに「デコポンは熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標であり、全国の柑橘関係農協県連合会を通じて出荷された不知火のうち、高品質を保つ一定の基準(糖度13度以上、酸度1度以下)をクリアしたものだけがその名を使用する」(wiki)。


あと、「一個10元もする」と言った輩へ。私はだいたい1個4元くらいで買っている(京客隆)。

拍手[3回]

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【2016/05/28 08:44 】 | nダンナ、アート、アトリエ | 有り難いご意見(6)
<<ニュース:5月9日―5月25日in中国 | ホーム | 行きたいレストランが多すぎじゃ>>
有り難いご意見
我が家では
僕は嫁さんの作る料理に意見など言ったことはありません。美味しくない、なんて絶対に言わない。
何でも黙々と食べる。
嫁さんが、僕に、今日の料理には◯◯が入っていたよ、気付いた?と聞いてきます。毎回僕は、え?入ってた?と答え、嫁さんに、もう、お父さんは何も考えずに食べるんだから!と叱られてしまいます。
僕は、相当不味いものでない限り美味しくないと感じず、パクパク食べてしまうのです。
僕みたいに黙って何でも食べてしまうのも、作る人にとっては、嬉しくないんでしょうね。
味覚音痴です。
【2016/05/28 10:39】| | 功夫man #7f4d1023fe [ 編集 ]


それは普通でしょうねえ
いやいや、奥さんに言ってください。みどりのダンナは「まずい」とはっきり言い、食べない。私はこのダンナさんで良かったと思えるはずです。日本人は夫婦間でも遠慮がある。あと、奥さん側に「作ってやってんだから文句言うな」という空気もありますよね。だから、ダンナさんは普通文句言わない。うちのダンナ、本能のままに言葉を出してしまう人だから。

そもそも味覚というのはどこで形成され、培われるものなんでしょうね。うちの息子は外食して「これは麻酱が多い」なんて、山岡さんみたいなことを言う。私は言われるまで気づかなかったりする。パパが作る料理は手際もいいし、味もいいけど、レパートリーが少ないこともよくわかっている。あ、私、红烧带鱼を作るようになりました。中華も覚えていきます。
【2016/05/28 14:56】| | みどり和别人相比(他人と比較して) #4fce0ed5fc [ 編集 ]


丑桔とは
すごい名前ですね。結構可愛いと思うんですけど。
みどりさんのお話を読んで、最初は大笑いして最後はなぜだか悲しくなってしまった。
先日夫に「君みたいな明日のことも考えないような単純ななんちゃらなんちゃら(略)僕は30年先まで考えている」と言われ、久々に相当怒って最後は悲しくなってしまいました。(全然関係ない話)
うちも料理は褒めてくれないなぁ。そして夫の料理はワンパターン。
【2016/05/29 06:24】| | caomeidangao #574fbdf274 [ 編集 ]


日本のデコポンのほうが形がよい
ペン字教室のお知らせで私のメールアドレスが載りますので、そこに住所を書いていただけたら、いつか郵送します。いつもコメント有難うございます(と改めて)。
「悲しい」と思うなら、読解力があるということです。今回は「あ~あ」という気持ちだったので。

中国人って一般的には「今のことしか考えない。先のことは知らない」だから、ご主人みたいなヒト珍しい。うちのダンナなんて「明日死ぬかもしれないのに」という思想です。私も影響されてそうなった。先日、外でめまいがしたときは「私、今死ぬかも。惜しまれて」と本気で思ったし。30年先は世の中がどう変わっているか予測できないから、なるようになる。向上心だけ持っていればいいと思っている。
【2016/05/30 14:00】| | みどり但是(しかし) #4fce0ed5fc [ 編集 ]


私中国人
だったんでしょうか?
確かに夫は相当変わってます。
先ほどみどりさんへメールを送信しました。こちらこそ時に大爆笑、時にしんみりの楽しいブログをありがとうございます。
【2016/05/31 12:31】| | caomeidangao #2ac05967bf [ 編集 ]


一日勉強してた=太った
日本人で30年後を考えているヒトって、どのくらいいるんでしょうね。私の場合、30年後は死んでると思うけど。ちょっと前、結構なお年の、ある程度の地位の日本人に会って、「将来の夢はありますか」ってなことを聞かれました。「あるけど、言えねえよ」と心で思い、「今はやるべきことがあって、それを毎日こなし」みたいな答え方をしました。その人は「どうだ。オレはいいところに目をつけているだろう」感プンプン。つまり、そこで「5年後、10年後のビジョンがしっかりあります」と言えるヒトかどうかを見極めてるって顔をしてた。ほかは、詳しく書きませんが、初対面なのに、私はあなたをこう思いますという、私としては見当違いなことを言われました。あ、これは単なる愚痴です。

メール届きました。返事お待ちください。
【2016/05/31 21:28】| | みどり如果今年的自己(今年の自分が) #4fce0ed5fc [ 編集 ]


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