× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
嘉徳オークションの展覧会が北京駅近くの国際飯店で開催されている(入場無料)。1階「古籍善本」の『散氏盘』(拓)を見ただけで、行ってよかったと思った。北京美大時代ずいぶん臨書した。2万元だったかなあ。ダンナ、車なんか買わないで、こういうの買ってほしいわ。書画は1階と3階に展示してあるが、「古籍善本」コーナーは写真撮影ダメ。3階で「可以拍照吗?」と聞いたら、「有的人拍」(撮っている人もいる)という返事。会話が成立していない。嘉徳の職員に尋ねているのに! 故宮なんかで極上品を見ているから、ああ、著名人とはいえ状態(出来)がすごくいいわけではないのもあるな等と思いつつ、でもこういうのを沢山見ると、自分も書かなきゃなと意欲を掻き立てられる。
林散之。最後の二字「散耳」という落款の、特に「散」の形にいつも惚れ惚れする。 3月19日至20日(星期三至星期四) 上午9:30至晚上9:00 3月21日(星期五) 上午9:30至下午3:00 古籍善本 3月19日至20日(星期三至星期四) 上午9:30至晚上9:00 3月21日(星期五) 上午9:30至下午6:00 家具 3月19日至20日(星期三至星期四) 上午9:30至晚上9:00 3月21日(星期五) 上午9:30至下午6:00 瓷器 工艺品选粹 玉器 工艺品 3月19日至20日(星期三至星期四) 上午9:30至晚上9:00 3月21日至23日(星期五至星期日) 上午9:30至下午6:00 タダで見られて、お茶もあって、トイレもきれいで(そこか)、目の保養にいいかなと。 PR |
私が会うのを非常に楽しみにしている若い男がいる。名前はりょうた。御年5歳。去年初めて会ったとき5歳だったから、「6歳になった?」と聞いたら、「今は5歳。4月に6歳になる」と小学校の面接の模範解答のようにハキハキ言う。そこでおかあさんが笑いながら「りょうた。誕生日は5月でしょ」とツッコむ。チミ、おもろいな。ボケることを知っている。アタシとコンビ組まへん? 字が上手になるようにと、ひらがなの指導をした。「ん」の書き方がよくない。大人でも下手な人が多すぎる。これを読んでいるアナタ、今すぐ「ん」と書いてみて。書かないとこの先は読んではいけない。 私の教え方はこうだ。「ん」は斜め下に線を引っ張る。そこから角度をずらして斜め上に途中まで戻る。そこから小さい「し」を書く。 というわけで、「ん」だけでも今日から上手に書いて欲しい←読者に言ってんだけど。 |
① 中央財経大学文化与伝媒学院 書法学専業書法展 北京市朝陽区建外SOHO西区15号楼1階1501室 2月18日(火曜)~2月26日(水曜) 10時~18時。期間中は土日も開いております。 昨日見てきた。中国人大学生(書道専攻)が日本の仮名に挑戦。日本語を勉強してきたわけでもないので(たぶん)、初めて書く仮名なのにこれだけ書けたらレベルは高い。でもまあ、漢字の草書を書いてきた人なら馴染みやすいはずだけど。詳しくは指導者のブログへ。 ② 张全摄影展于2014年2月20日至3月31日 地点:北京朝阳区东三环中路39号建外SOHO西区17号楼底商8816 こっちは中国人カメラマンの写真展。私が毎年書道展をやらせてもらっているshalaにて本日開幕したばかり。昨日久しぶりに食べに行ったら、メニューが増えていた。カツサンドしか撮らなかったけど、明太子クリームスパゲティ美味しかった。 以上二つの会場は徒歩で数分で行ける距離なので、一緒にどうぞ。 |
展覧名称:人生若寄——斉白石的手札情思展
展覧時間:2014年1月10日至3月18日 展覧地点:北京画院美術館 地図はここ 展示品の写真はHPからも。 中国人で斉白石を知らない人はいないだろう。中国に居る日本人だって、たいていは知っているはず。生誕150周年を記念した個展がこの金曜日に開幕した。 中国画に「工笔」と「写意」という分類方法がある。「工笔」は細かく描いて、「写意」は一筆でガガガーって。え?わからない?今回の展示で説明すると……。
あーら、不思議。虫眼鏡で見るより、肉眼のほうがはっきり見える(のはカメラの技術?アタシの腕??なのか不明)。
|
娘。これ一枚しか書いてない。数枚練習すればもっと上手い(言い訳)。 ダンナ。去年大手術したからね。 |
泊まったホテル、朝ごはんを部屋に届けてくれる。それもすごい量。オナゴ2人、食べきれないっつの。花卷、ゆで卵、持って帰ったわ。 9時にロビー集合。大連は空気いいね。娘がわてらを撮ってくれた。 そして、1時間以上かけて、大連市内へ。夕方発の飛行機だから、どっかへ行ける。大連に行くまで私はずっと忙しくて、大連の予習をしていなかった。私は着いてから、娘のiPhoneで大連観光情報を知ればいいと思ったが、接続が遅すぎて全くつながらない。大連外国語大学の学生に聞くと、「10年後の自分に手紙を書けるところがある」と。かるたの先生達は「星海广场というアジア最大の広場か、あとは水族館とか」。全然決まらない。まずはお昼を食べにピザ屋へ。大連人お勧めらしい。 外国人料金、忌まわしくて懐かしい。 |
「和文化倶楽部」で毎回講師は着物を着る。私は自分で着付けができないので、大連で着付けができる人を頼んでおいたが、その人が来られなくなった。洋服にしてしまうか迷ったが、参加者が日本語を勉強している、日本文化に興味がある中国人であることを考えたら、そりゃー、着物のほうが喜ばれる。私はチャレンジすることにした。 着付けを助けてもらうため、朝7時10分に折り紙の先生(ご本人は袴)に来てもらった。私ったら帯締めを忘れたのよねえ。まあいいや。中国人、気がつかないだろう(おいおい)。どうにか形にはなった。 会場到着。イベント開始。参加者は30人弱。まずは全員でかるたの遊び方を教わる。私が筆で書かせる句は決まっていて、意味など書いた資料はかるたの先生が用意してくれていた。考えてみたら、45分の書道の時間、具体的にどうやって教えるか決めていなかった(おいおい)。お手本も書いてあって、配布できるようにコピーまでしてあった。5行あるから、1行ずつ注意点を言えばいいや。こうして私の教材研究は5秒で終わった(おいおい)。 かるたが終わり、参加者が書道と折り紙の二組に分かれる。中国人は書道が学校で必修じゃないので、筆をまったく持ったことがない人がいる。やったことがあっても、小学生のとき1年間だけとか。日本人のほうがずっと筆は扱えると言ってよい。 このイベントは北京ではすでに5回やっているが、毎回筆の持ち方から話し、字の書き方、特にひらがなの書き方(日本人では書かないような変なひらがなを書くので、その注意)を説明する。北京ではたいてい学生と社会人が半々で、日本語専攻の子が少ない。だからほぼ中国語で講義してきた。 今回は日本語学科の子が多いので、できるだけ日本語でしゃべろうと思った。そして初めて自己紹介を取り入れた。以下、如実に再現。以下黄緑は日本語で、緑は中国語で私が言った部分。 おはようございます。みどりです。(おはようございますと返事が返ってくる) 日本語できますか?(うなづく子とそうでない子と) 私がしゃべっていることが聞き取れる人は手を挙げてください。(一人も手を挙げない。私は参加者の日本語レベルが知りたくて、わざと「みどりスピード」で話した。「聞き取れる」という動詞は難しいと思われる。ゆっくりしゃべろうと思った。私しゃべるの速いから) 自己紹介をします。私は日本の大学で日本文学を勉強しました。わかりますか?(一同うなづく) 大学を卒業して、東京の高校で国語と書道を教えました。しょどう、わかりますか?(首を横に振る子と「书法」と中国語で言う子と)しょどうは「书法」です。我在东京的高中教了语文和书法。 1991年、わかりますか?北京に留学に来ました。中国語と書道を勉強しました。中央美術学院、わかりますか?(首をかしげる子あり)。我在中央美术学院学书法学了2年。 「中央美术学院」という中国語を聞くと、一番前の子が日本語で「すごい」と言った。私はすかさず「留学生的考试简单」と言った。 1995年、私は中国人と結婚しました。(うおーーーと盛り上がる。拍手する子までいた)。始終首をかしげていた一番前の子が目を輝かせて日本語で「おめでとうございます」と言う。私、思わず笑って、「你们怎么听得懂这些」(なんでそこは聞き取れんのよ?)。 (隣に立っている娘を指して)1998年にこの子を産みました。今天的助手是我女儿。(再びうおーーーと盛り上がる)。2000年に男の子を産みました。今日は来ていません。子どもは二人です。自己紹介、終わり。
9人で食べて150元くらい。どれも美味しかった。 食後、みんなで校内を散歩。もうホント、ありえないくらい敷地がデカい。これ、池というよりは湖。
午後の部も滞りなく終了し、ホテルへ。かるたの先生達が夜また大学へ戻って、かるた同好会と交流するというので、ホテルの近くでみんな急いで一人一つずつ一人鍋(?)を食べた。これ一人10元よ。安い! ネットがつながらないし、部屋にいてテレビを見るしかない(って、見なくてもいいのか)。土曜日は「快乐大本营」だ。私は「天天向上」のほうが好きだ。9時には爆睡。年には勝てなかった。 |
忍者ブログ [PR] |