展覧名称:人生若寄——斉白石的手札情思展
展覧時間:2014年1月10日至3月18日
展覧地点:北京画院美術館
地図はここ
展示品の写真はHPからも。
中国人で斉白石を知らない人はいないだろう。中国に居る日本人だって、たいていは知っているはず。生誕150周年を記念した個展がこの金曜日に開幕した。
中国画に「工笔」と「写意」という分類方法がある。「工笔」は細かく描いて、「写意」は一筆でガガガーって。え?わからない?今回の展示で説明すると……。
これ「工笔」。
こっちは「写意」。晩年の作品はみな「写意」。
今回の展示で一角、虫眼鏡がぶらさがっているところがあって、それで見ると……。
あーら、不思議。虫眼鏡で見るより、肉眼のほうがはっきり見える(のはカメラの技術?アタシの腕??なのか不明)。
私はニッポン女子3人と楽しく鑑賞したが、皆さん観終わって「観てよかった!」。書、篆刻より絵の作品が多いし、何しろ94歳まで生きた作家なので、若い頃と晩年はタッチが違うし、で、結構楽しめる。
身分証(わてらはパスポート)を見せて入場無料。というか、身分証がないと入れてもらえない。私はこれまで何度ものこの美術館に行っているが、荷物はいつも預けなかった。でも今回は「展示内容が特殊なので」とはっきり言われ、カバンは預けなきゃいけない(なぜかエコバッグはOK)。
朝陽区に美術館は少ないが、日本人が行きやすい場所にあると思う(『割烹桜心』より東へ200m)。
おまけ:齐白石94岁去世97岁仍在作画?←クリックすると原文を読める
斉白石は作品の中に九十六歳とか年齢を書いているのだが、ずいぶん長生きだなと思った。ところがプロフィールを見ると「齐白石生于1863年,死于1957年,去世时94岁」。つまり94歳で亡くなっている。これについて書いてある記事を見つけた。「齐白石生前相信相士替他算的命,怕75岁有大灾难,为了逃过劫难,从75岁那年的所有画作均自署77岁,并且从此,所有作品上的款识均比实际年龄多写两岁」。占い師に「75のとき災いが来る」と言われて、それを逃れるために、75歳のとき77歳と書き、それ以降はすべて実際の年齢より2歳多く書いた。
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