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12月下旬。微博の私信で日本在住の中国人(友達)から連絡がきた。
刘:在吗? みどり:在。 刘:国内这几天天气好吗? みどり:好。怎么了? 刘:哦 这两天我要回去了 みどり:这几天不下雨,但是气温很低,注意保暖 年末で仕事も休みだから、北京に帰って来るんだなと思った。会話は結構いろいろあったが、抜粋する。 刘:我手机被国际漫游限制了现在联系不进国内 你在国内帮我打个电话可以嘛 北京行きのチケットをネットで予約したが、入金ができない状態。北京から東方航空の李経理に電話してほしいという用件。娘がいたので、電話させた。 みどり:他们说你要在今天北京时间三点前交费 (そのとき1時半だったけど、3時までに入金しないといけない) 刘:我试了2次都提示跨 境失败,你帮我问下他那边是怎么回事 怎么这边提示跨 境业务关闭啊 支付了几次都出现退 款了 ここでまた李経理に電話する。その内容を知らせる。 みどり:它们系统升级了国外不能支付 我帮你支付吧 代わりに払ってあげると書いてしまった。でも微信でつながっているから、先に微信で私に払ってからが前提。私もそこまでアホじゃない。 そのあと口座番号が来てここに振り込んでと。そこで娘が「この人、本当にママの友達なの?」 え? だって微博のアカウント名とトップ画が本人だよ。但し、フォロワーが1なのと、出身大学が北京大学なのが初めはチトひっかかった。別の友達(東京在住の中国人)は消されちゃうようなニュースを転送して、削除され、再登録。これを繰り返している。だから彼女も同じように「フォロワーが1」からやり直しているのかと思った。でも北京大学は明らかな嘘だし、え? ここで微信で連絡する。 みどり:你今天跟我联系了吗 刘:してないよ!え〜〜???また?你有截屏吗?帮我照下来 我要给大家警惕! 「また」というのは、以前もなりすましがいたからだ。私と彼女の間はどっちかというと日本語のほうが多いかな。まあ両方使うから、このたびずっと中国語だったのには疑問を感じなかった。ここで偽物とわかったわけが、微博で続けようかと思った。 私:「そういえば息子受験だよね?どこの大学受けるの?」って偽物に中国語で書こうかな。 娘:ママ、もう何も書かなくていい。時間の無駄 アナタ、私のおかあさん?正論が服着てるみたいな子なのよね。うちの娘。この子、ホント素晴らしい。親の顔が見たい。 ここで送金となると、銀行に行かなきゃいけないでしょう。寒いのに外に出るの?本気で躊躇。ネット銀行、私あるよ。やったことない。やり方わからない。だから本物だとしても、悪いけど、私が3時までに入金することは無理だった。いやあ、偽物もうまいよね。あと1時間以内って相手を急かす。あとよくよく見たら「跨 境」「退 款」。キーワードでひっかからないようにだろうね。半角開いている。 ちなみに、お金の会話になると、微博の方から「送金などで騙されないように注意してください」と表示される。 そしてその劉さん、そもそも中国人で、中国人の同級生が北京にいるのになんでアタシ?と思ったが、そこは中国人だから。日本人のほうが頼みやすいとか、仕事が速いとか、その点は私の頭が中国人化? 私と偽物のやりとりを全部「截屏」(スクリーンショット)して微信で送り、彼女は激怒して、微博に投稿。「これ私じゃないからみんな気をつけて!」って。アカウント名はよく見たら最後に「-」がついていた。老眼なんだから止めてよ!あ、だから老人は騙しやすいのか。納得(するな?)。 その後偽物とのやりとりを開かなかったけど、後日見たら「还在吗?时间来得及吗?」等と入っていた。金額は含税价9831。ええ?そんなに高かったんだ。私の口座にそんなに入ってないわい。騙すんだったらね。金持ちのところに行けっていうの! PR |
北京翠さま
この詐欺未遂事案そのものは、今から4ヶ月ほど前に発生した犯罪だったわけですね。 今頃の亀レスにて失礼します。 私は、今回の詐欺未遂の舞台となった「微博」や「私信」は使用の経験が皆無であり、その実態には全く暗いのですが、 この日の記事が興味深い内容であったので、投稿いたします。 この種の国際的な、人種や民族、国境を越える詐欺案件は、それを立案し、遂行する犯罪者の人種や民族、国籍や教育程度により多様化している模様ですね。 私が時々訪問するサイトに「ドイツ在住の日本人女性のブログ」があります。 確か同ブログに掲載された10年近く前の記事に、 「外国で盗難に遭い、あるいは航空券を失くし、国際空港から出発出来ずに窮地に陥って居ます。助けて下さい!」 と云う趣旨の英語による寸借詐欺メールが彼女の電子郵便箱(メール・アドレス)宛てに舞い込み、 それをすっかり信じ込んだ御人好しの彼女が、何ら一面識も無い困窮者のために、その文面通りに金を用立てようと四苦八苦しているうちに、 無為な時間の経過と共に、 頻りと旅行費用の振込みを督促する困窮者の主張に疑問を持ち、それで危うく詐欺被害の遭難から免れた---- と云う被害未遂の報告記事を読んだ記憶が蘇って来ました。 根本的な原因は、何ら面識も無い第三者の困窮者が、なにゆえに未知の、非特定の善意者宛に、救援資金の送金を哀願してきたのか---と云う援助依頼メールの発信経緯に疑問を抱かなかった、当該女性の迂闊さと、底抜けの御人好しに在るのでしょうが、 そのブログで紹介されていた 「英語で書かれた、救援を求める寸借詐欺メールの巧妙な、工夫を凝らした文面の修辞法」 には、私も感心しました。 英語で十分に文意闊達なメールを読み書き出来、英語を使った生活や仕事に何ら苦労しない人々----取り分け、非アングロ・サクソン系の紳士淑女の非・母語話者のエリート意識を、何気無くも巧みに擽る文面の構成や、言葉の効果的な選択に---- つまりは、犯罪者たちの狡猾な手口に----大いに驚嘆したものです。 今回も、貴女の親友の劉女史に成り澄ました手口にも、微博に於ける北京翠氏と劉女史との遣り取りを、何らかの手段により何処からか盗聴・窃視・傍受した上で、 (1) 現在の国際政治環境の下で、北京に在住する日本人女性が一般的に保持しているであろうと推測される 「中国人の友人に気遣いせざるを得ない、心理的な負い目」 に着目し、その心情面での弱みに付け込もうとする抜け目の無さ、 或いは、 (2) それとは逆に、日本に在住する中国人女性の様々な暮らし難さに着目し、その遣り難さの中で生活していかなければならない弱みに付け込もうとする狡猾さに、 詐欺発案者の執拗かつ俊敏なる奸智の発動を、第三者に過ぎないこの私も察知出来ました。 北京翠さん、中々、遣るじゃぁないですか、この偽・劉女史も。 それにしても、御人好しではあるものの愚鈍な第三者を騙そうとして飾り立てた詐欺の小道具 「北京大学卒業と云う学歴の披瀝」 が、詐欺事案が露見する発端となった、糸口となったとは、 北京翠さん、これぞ正に、現代中国の社会構造の根幹を雄弁に物語っておりますね。中国社会が内包する闇の、その隅っこの一端を紹介して頂き、有難う御座いました。 お子様の頼母しい成長、勇気付けられますね。お元気で。
【2019/04/15 19:31】| | Yozakura #986d56d098 [ 編集 ]
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>何らかの手段により何処からか盗聴・窃視・傍受
微博のコメント欄でやりとりを見れば、どのくらい親しいかわかりますよね?何かを特別駆使してではないでしょう。 なぜ「北京大学卒業」と書いてしまったのか不思議です。だって本物と甚だしく違えば、偽者であることが露呈されるのに。詰めが甘いというべきか? いずれにしても、私がいきなり送金するということはありません。ちゃんと受け取ってから、それをそのまま送金する。私もそんなお人良しではありません。 |
北京翠さま:拝復
ご多忙の中、返信有難う御座います。 私は、その微博や私信にはとんと不案内なのですが、解説に拠れば、参加者の対話ないし文通の詳細までが、サービス利用者に公開される仕組みになっておるのですね。 個人の秘密が存在する隙間さえ、制度面から無くそうとしているのです。げに、恐ろしい通信ツールですね。 > 私も、そんなお人良しでは > ありません。 それはそれは、御見それしました。 偽・劉女子が仕掛けた「本物のアカウントの直後に付けた半角表示のハイフォン (-) の罠」、これも如何にも中国人らしい「アナログ式の詐欺の小道具」ですね。 それも看破し危うく難を逃れたのですから、目出度し、目出度しですね。 後は、老眼の実態とご自身の現役意識との較差が齎し兼ねない微妙な見落としさえ考慮されれば、問題はなさそうですね。 こうした「アナログ式の詐欺の小道具の数々」は、私にも教訓の一端となりそうです。興味深い事例の紹介、有難う御座いました。 お元気で。
【2019/04/22 18:25】| | Yozakura #986d56d245 [ 編集 ]
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誤解のないようにこれだけは書いておきます。
「参加者の対話ないし文通の詳細」は公開、非公開が選べます。もちろん個人的なやりとりは「私信」という欄で行い、当事者同士しか見られません。ブログのコメントと同じで、第三者に見られる覚悟で、微博でもコメントのやりとりがあります。 劉さんとは「今度いつ帰ってくる?」「夏」のような過去のやりとりを見て、この二人は友達だなと判断したのだと勝手に思っています。 忍者ブログはいま通常は北京では開けません。そしてヤフーブログに引っ越しましたが、ヤフー自体が閉鎖になります。5月に入ってからアメーバで引き続き更新して行きますので、また何かありましたら、コメントいただけると幸いです。 |
北京翠さま
二回目の返信を拝見。この忍者ブログへは、未だ書きこみが出来るのでしょうか?試行してみます。 Yahoo Mail の住所を所持していない者は、確か、Yahoo Blog へは書き込めない筈です。よって、私はYahoo Blog へはコメント出来ない筈です。 それに、移転先の Ameba Blog については、その詳細な住所を知らないので、其処へも投稿出来ない筈です。 悪しからず、ご了解下さい。 で、肝心の「中国関係の方ですか?」と云う質問ですが、それに対しては、 「金銭的にも、政治的にも、また社会的見地から見ても、利害関係は皆無です。況してや、人間的な或いは、家族的な紐帯もほぼ、在りません。」 と回答しておきます。ただの、好奇心の旺盛な野次馬ですね。 それと、3年前でしたか、4年前に私が嘗て、このブログに於いて言及した 「中国の一般大学における軍事教練を、視察した日本の某大学教授が概括して論評した記事」 ですが、もちろん、疾うの昔に発掘済みです。 ただ、あの頃、貴女の息子さんが高校に入学早々の九月初旬に、何かやらかして高校の学級担任だったか、学年主任のような立場の学校管理者から、父兄面談に呼び出された経緯が縷々陳述してあり、 「ここで、この大学教授の意見を紹介しても、大きなお世話かな?」と思い直し、投稿は差し控えていたのです。 必要でしたら、こちらの忍者ブログにて回答して下さい。再度、探してみます。 それでは、お元気で。
【2019/05/14 22:13】| | Yozakura #986d56d245 [ 編集 ]
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いつもご丁寧に有難うございます。ヤフーは自社の都合で閉鎖するので、ブログ主が申し込みをすれば、5月にはアメーバ等、他社のブログへこれまでの記事すべてを引っ越してくれるはずでした。それが今は「未定」と変更され、準備ができていないようです。
それで、私も他社へ引っ越せずにいます。引っ越した後は、ヤフーの記事はなくなってしまいますが、引越し先のアドレスが明記されることになっています。 忍者ブログは私は記事を更新しませんが、コメントいただくことはできます。 さて、過去のことについては、探していただかなくて結構です。今後何かお気付きの点がありましたら、大きなお世話と思わず、コメントいただけたらと思います。 |
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