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娘が小学校1年生のとき、日本大使館からもらった教科書を見てビックリした。娘も私も日本はこうなのかと呆れた。算数は中国でいうと「とっくに幼稚園でやってるレベル」だったし、国語だって絵が多くて、字がデカい。本も薄けりゃ、内容も薄い。 あれから10年。今、中二の国語を読んでいるのだが、遅々として進まない。娘、「疲れる」の一言。「長文が多い。面白くない」と。いやいや、教科書は面白いという物差しで作られていないから。娘はこの夏、実家近くの図書館で『麒麟の翼』を借りて読破。あんな厚い本をよくもまあ日本語で読んだと褒めてあげたい。逆で考えると私、嫌だよ。東野圭吾を中国語で読むの。 国語の教科書に長文や文法、敬語の説明以外に漢字等の問題が出してある。こういうの、私の頃はなかったんじゃないかあな。 <漢字の読み> [一網打尽] 私:これは読めるな。中国語にもあるじゃん。 [肝胆相照らす] 娘:読めない 私:かんたんあいてらす。gānでしょ。dǎnでしょ 娘:え?あ~あ。gān dǎn xiāng zhàoだ。知ってるよ 私:意味説明しなくて済むのがラクだな <ことわざ>上と下を結ぶ。 ・江戸の敵を・郷に入っては・災いを転じて・能あるたかは ・爪を隠す・福となす・長崎で討つ・郷に従え これはわからないだろうという前提で、説明に入る。「選ぶときね。郷で始まるんだから、下も郷で始まるんじゃないかって考えるのよ。郷に入っては郷に従えって、中国語にあるじゃん。ママは郷に入りてはで覚えたけどね」「入乡随俗でしょ」。 私「これ読みにくいけど、能ある鷹。老鹰[lǎo yīng]だよ。のうりょくがあるたか」。娘「福となす」。おいおいおいおい!能力あるたかは幸せ?有道理。でも、世の中はそう言わない。「東京は前江戸だったの知ってるね。江戸でイヤなことされて、遠い長崎でその仕返しをするんだよ」。「東京と長崎?遠いことを言いたいんだったら、北海道にすればいいじゃない。なんで東京と長崎なのよ」。娘のツッコみに答えられない元国語教師のアタシ。 夏休みの宿題が多いんだよなあ。それと同時に日本語の勉強。根気が問われるわ。 PR |
毎日のようにオープンキャンパスに行ってるんだけど、娘は学生としゃべりたい。スタッフの中でも道案内でヒマそうな学生に声をかける。 |
6月頃だったかな。日本語に興味を示さない息子が「日本語勉強したいな」と言ったときはうれしかった。しゃべる発音問題ないし、あとは読み書き。娘はひらがなも書けるし、日本の小説も多少読む。息子、ひらがなさえ全部書けないレベル。
7月14日 「あいうえおって書いてみて」と私が言ったら、「あ」を書くのに5秒かかった。え?そこから?どうにか思い出して「あいうえ」まで正確に書いたら「お」がわからない。 あいうえOって書いたよ。Oはローマ字じゃろが!わざとじゃないだろな! そこへダンナがやってきた。この人、大学入試は英語じゃなくて、日本語だったからね。基礎は学んだことあった。息子の「あいうえO」を見て、「おい!そんなのも書けないのか」と言い、書いたのが「おいうえお」。本人「あれ?おが二つ」。そして、はじめの一文字目が間違いだと気づき、見事「安」の草書みたいな字を書いた。 息子はこの日「かきくけこ」までテストして覚えたよ。夏休み中にどれだけ学習できるかな? <因みにこの記事書いたの、7/14だから> |
おととし、娘が中三で高校受験。中考(統一高校入試)に向けて、近所の塾へ行っていた。9月に高校に入ってからも、塾からセールスの電話。もう入学できたからいいよーと断るが、依然として電話はかかってきていた。娘が「ママじゃダメだな。私が言うよ」。きっぱり断る子なので、そのうち電話も来なくなった。 1年たって、去年夏休みに入ったとき、息子が化学だけ行きたいと言った。そして、私1人で申込みに。 ここの塾長(中国語は校长)、オバさんなんだけど、髪が盛り上がって、娘は「パイナップル」と陰で言っている。私が行ったとき、パイナップルと事務の先生がいた。私が入って行って、目が合ったら、「カモが来た」という輝かしい目をして、「久しぶりじゃない!」とニコニコ顔。手続きをする。帰宅する。 私;妈妈又年轻又漂亮(おかあさんは若くてきれいですね)って言われたよ 娘:あ、それ誰にでも言うの(ズルっ)。そーゆーときはね、你不要说这种可观的事实って言えばいいんだよ。洗脑されないでね 私;周吾の申し込みした後、静香は来ないんですかとか、しつこく言われなかったよ 娘:私に言ってもしょうがないってわかっているから
強い。偉い。
私の携帯番号は昨年換わっているので、ほぼかかってこなくなったが、それまではいろんなところの塾のセールス電話×2(二人の子ども分)がガンガンかかってきた。広告内容については明日。 |
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先週、この冷静が服を着ているようなアタシが息子に怒って、iPhone6ぷら~すを机に叩きつけ、画面にヒビが派手に入った。 「ママ、これがのび太だったらね。『ドラえも~ん、なんとかしてよ~』『ダメだよ』『お願い、ドラえも~ん』『しょうがないなあ』ってしょうがない顔して直してあげる。あれだから、のび太はダメなんだよ。ドラえもんはよくない!」 初めての日本旅行で東京へ行かないって……。娘が「バカにはもう教えてあげない」(おいおい)。 日本旅行なんてね、アタシが案内したいよ。でもうちの息子、6月24日から入試。それどころじゃない。高三は卒業するのが早いんだよね。 昨日は「ちょっと横になる」と言った。5分くらいして「ええ?宿題終わってないよね?寝るって言ってないよね」「寝てない」「寝てるじゃない!」「休んでるだけ」。寝ていることを否定する娘。「朝5時に目覚ましかけておくからね」。 今朝「また寝ちゃったよ」。昨日の会話を伝える。「ええ?全然覚えてない。それは寝言だ」。おいおい!寝言でしっかり受け答えするなーーー! 「ママ、カバン作るやつ見たことある?」「あるよ。ズボンを切って下縫って、紐つけて、カバン」「私が見たのと違うな。Tシャツの袖がないの、なんて言うの?」「ランニング」「それの下を縫って、カバンにするの」「で、持つところは……あっ」「もとからあるじゃん。あれ、重いもの入らないよ。硯とか無理」。さすが書家の娘。硯って……。 |
息子の周吾は6月下旬に高校入試がある。3年生だけ土曜日も通常どおり登校し(学校で受験勉強してくれるの有難い)、土曜日の夜と日曜日は塾へ行く。息をつく暇もないくらい(いや、なかったら死んじゃうから!)忙しい。 息子は今年に入って「活累了」(生きていることに疲れた)と言うようになった。ご飯と睡眠以外はほぼ勉強している感じ。そりゃあ、疲れるわ。そして最近なんで自分を産んだのかと私をなじるようになった。「ママは子どもが欲しかったかもしれないけど、周は望んで生まれてきたんじゃない」とまで言うようになった。私は相当疲れているんだなと思った。 先週のある夜、宿題をやっているとき、「書いても書いても間違える。あああああああ」といきなり床に横になった。「宿題やりたくない!」「やらなければいいじゃない」。私が思ってもないことを言う。やらないと親呼び出しだ。というか、宿題は死んでもやるものだから、やらないという選択は中国の子にはない。 「宿題できない」とイライラする様子を見て、私はこの子自殺するんじゃないかと思ったくらいだった。学校の勉強がタイトなのは今に始まったことじゃないけど、こんなに落ち着かない息子を見るのは初めてで、この慌てない私が心配になった。 翌日の夜からまたいつも周吾に戻り、あの日はなんだったんだと思うくらい、今は落ち着いている。 私はずっと「勉強勉強」とガミガミ言ってこなかった。子どもに甘い。「ママがもっと厳しかったら、ちゃんと勉強する習慣がついて……」と言い、私を批判する。確かにそうだなと納得する部分もあるけど、一部の中国人の親みたいに「勉強ができさえすればいい」という教育方針には同意できないよ。 我が家では夕食時、パソコンをつけて動画を見てきた。食事の時間くらい頭は休めて、楽しい時間にしたほうがいい。それが私の考えだ。「もう中考(高校入試)終わるまで视频(動画)見ない」と息子が言った。「いやいや、晩ご飯の時間だけいいよ」。「ダメだよ」。娘も「やっとやる気になったんだから、見ないほうがいいよ」と言ってんのに、「じゃあ、英語の勉強になる動画を探す」と、ユルユルの私。二人から「ダメダメ」って言われて、見ないことになった。すばらしい。これ一番理想的だよね。子どもが見たいのを親が阻止してるんじゃなくて、子どもが自制する。親がなくても子は育つとはこのことだと、苦笑いした。 息子は私が頭がよくないと思っている。中国語がわからないし、英語の質問にも答えられない。ハーフに育つことのメリットも全然わかっちゃいない。あと20年くらいしたら、このパパとママでよかったなと思ってくれる日がくると私は勝手に信じている。 一方、娘。数日前私を褒めてビックリした。「ママはね、あんまり怒らないでしょ。怒るときは子どものために怒ってる。感情で怒らないのがすごいよ。大人はね。『私がこうなのに』って、機嫌が悪い時とかにも怒る」。 二人とも私の子で、同じように育ててきたのに、全然違う。子ども二人の私に対する評価はどちらも否定できない。私の育て方で吉と出るか凶と出るか。いや、吉に決まっている。私の子なんだから。 |
去年から王思聪という人が何かと話題になっている。うちの息子が王思聪の名言を教えてくれた。「我交朋友不在乎他有钱没钱,反正都没我有钱」(友達にカネがあるかどうかなんてどうでもいい。だってどうせ俺のほうがあるんだから)。私の注目度も高まるわ。 何者かというと、「大连万达集团股份有限公司董事长王健林的独子」。万达という大手の不動産やってる社長の一人息子。この社長がどんどん息子にお金あげて、いろいろやらせるが、(王健林拿出5亿元,让儿子成立了一家PE基金普思投资)等、うまくいかない。ゴシップばっかりよ。誕生日会を開けば「美女如云」←おいおい。 「王思聪」で日本語検索しても出てくるから、見てみ。
うちの娘がある友達に(なんでそんなにケチってんの?)「私が買ってあげるよ」と言われて、憤っていた。お金は自分で稼いだものじゃないでしょ!親からもらったものでしょ!って。
王思聪<うちの娘
「王健林曾表示自己很后悔只生了一个儿子」。親は子どもが王思聪一人しかいないことを後悔している。いやいやいやいや、おかしいでしょ。ちゃんと育てればいいんだから、子ども多けりゃいいってもんじゃないわい。 |
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