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息子の周吾は6月下旬に高校入試がある。3年生だけ土曜日も通常どおり登校し(学校で受験勉強してくれるの有難い)、土曜日の夜と日曜日は塾へ行く。息をつく暇もないくらい(いや、なかったら死んじゃうから!)忙しい。 息子は今年に入って「活累了」(生きていることに疲れた)と言うようになった。ご飯と睡眠以外はほぼ勉強している感じ。そりゃあ、疲れるわ。そして最近なんで自分を産んだのかと私をなじるようになった。「ママは子どもが欲しかったかもしれないけど、周は望んで生まれてきたんじゃない」とまで言うようになった。私は相当疲れているんだなと思った。 先週のある夜、宿題をやっているとき、「書いても書いても間違える。あああああああ」といきなり床に横になった。「宿題やりたくない!」「やらなければいいじゃない」。私が思ってもないことを言う。やらないと親呼び出しだ。というか、宿題は死んでもやるものだから、やらないという選択は中国の子にはない。 「宿題できない」とイライラする様子を見て、私はこの子自殺するんじゃないかと思ったくらいだった。学校の勉強がタイトなのは今に始まったことじゃないけど、こんなに落ち着かない息子を見るのは初めてで、この慌てない私が心配になった。 翌日の夜からまたいつも周吾に戻り、あの日はなんだったんだと思うくらい、今は落ち着いている。 私はずっと「勉強勉強」とガミガミ言ってこなかった。子どもに甘い。「ママがもっと厳しかったら、ちゃんと勉強する習慣がついて……」と言い、私を批判する。確かにそうだなと納得する部分もあるけど、一部の中国人の親みたいに「勉強ができさえすればいい」という教育方針には同意できないよ。 我が家では夕食時、パソコンをつけて動画を見てきた。食事の時間くらい頭は休めて、楽しい時間にしたほうがいい。それが私の考えだ。「もう中考(高校入試)終わるまで视频(動画)見ない」と息子が言った。「いやいや、晩ご飯の時間だけいいよ」。「ダメだよ」。娘も「やっとやる気になったんだから、見ないほうがいいよ」と言ってんのに、「じゃあ、英語の勉強になる動画を探す」と、ユルユルの私。二人から「ダメダメ」って言われて、見ないことになった。すばらしい。これ一番理想的だよね。子どもが見たいのを親が阻止してるんじゃなくて、子どもが自制する。親がなくても子は育つとはこのことだと、苦笑いした。 息子は私が頭がよくないと思っている。中国語がわからないし、英語の質問にも答えられない。ハーフに育つことのメリットも全然わかっちゃいない。あと20年くらいしたら、このパパとママでよかったなと思ってくれる日がくると私は勝手に信じている。 一方、娘。数日前私を褒めてビックリした。「ママはね、あんまり怒らないでしょ。怒るときは子どものために怒ってる。感情で怒らないのがすごいよ。大人はね。『私がこうなのに』って、機嫌が悪い時とかにも怒る」。 二人とも私の子で、同じように育ててきたのに、全然違う。子ども二人の私に対する評価はどちらも否定できない。私の育て方で吉と出るか凶と出るか。いや、吉に決まっている。私の子なんだから。 PR |
間違ってないですよ。
【2015/04/02 16:45】| | 功夫man #5830301345 [ 編集 ]
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みどりさんはいいお母さんですね。周吾くんも静香さんも立派なご両親だと思ってることでしょう。
以前見たテレビで東大に入った子のお母さんが、子供が勉強をしすぎて本当に心配だから、もう勉強なんかやめなさいばっかり言ってました。 高校受験が終わったら次は大学受験でしょうか。 まだまだ続くのですね。
【2015/04/03 23:05】| | caomeidangao #50731cd9d2 [ 編集 ]
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功夫man氏のコメント見て、うれしかった。
caomeidangaoさん、中国では「签约」と言って、中学で優秀な一部の子はもう高校入学が確約されています。息子のところも上から3割くらいは上の高校に進めると決まったようです。友人に同じく子どもが中3の人がいて、やはり発表があったようですが、私が「そういう子達、勉強しなくなるよね?」と言ったら、「高校に入っていいクラスに入りたいから、そのクラス分けテストのためにまだ勉強するのよ」って。エンドレスやん!6月に卒業ですが、4月には卒業テスト(中学最後の期末テスト)があり、入試本番前に「一模」「二模」という模擬テストが二回あります。これもかなり大事。気が抜けません。
【2015/04/06 08:32】| | みどり亚久里(あぐり) #55ff3df8ac [ 編集 ]
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勉強しなさいって言う親より、早く寝ろって言う親の子の方が優秀だって話聞きましたよ。
話変わって、昨日米国在住の友人と久し振りに会って聞いた話。 ご近所に大学で学生のインターンの面倒見てる仕事の人がいて、中国からの国費留学生、頭はすごくいいけど、グループ研究ができないんだそうです。共同作業ができないというか。で、そういう科目は判定が可か不可なので、大学側もあんまり面倒見たくないから軒並み可をつけてとっとと卒業して国に帰ってもらうんですと。 中国の学校ではそう言ったグループ共同作業とか研究とか学校でやらないんでしょうか? うちの子たちはイースターの3連休、毎日グループ研究で家にいないか友達が来るかしててお休みどころじゃなかったです。夜もPCでチャットならぬネット会議してああだこうだ相談してるし。 仕事しないやつとか非協力的なのとか美味しいとこ取りな子が必ず出てくるんで、当人たちは文句垂れまくりですが、親は「世間に出たら試験はなくて、毎日がグループ研究みたいなもんだよ。よほど人生の役に立つよ。」って言ってます。
【2015/04/07 18:02】| | wanko #2957d64235 [ 編集 ]
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現実問題としては宿題多すぎて、「早く寝ろ」は中国と韓国では無理かなと思う。そちらの国は?
「グループ研究ができない」はそうでしょうね。でも、子どもが北京で大学生の人に聞いたけど、座って講義を聞くばかりじゃないよって。学部によって違うだろうけど。 ほかの国は知らないけど、日本は小学校で社会科見学があったり、授業以外のことが充実している。それがこの国には欠けている。うちの子ども達が小学生のとき、授業参観に行って、音楽の授業が素晴らしくて(日本ならみなそうなのかもしれないけど)、役割分担をグループに分けて、合唱させたり、工夫されいているなと思った。国語も、日本で言うと、給食のときみたいに、4人で机を向かい合わせて、グループで考えさせたりしていた。でも、上に上がるほどそういうのはないだろうな。中学ではあんまりやらないと思う。「授業は座って、話を聞くだけ」はちゃんと反省されていて、見直す動きはあるんだけど、如何せん、学校は上のいい学校へ進むのが何よりも大事(テストの点数をとるのが何よりも大事)なので、それこそ大学受験にAO入試なんかが始まったら、変わってくるのかなとも思うけど。
【2015/04/10 08:49】| | みどり化妆和口哨(化粧と口笛) #55ffc3d183 [ 編集 ]
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