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ダンナが入院したのを病院からの「王強さんが病院から逃げました。帰宅していますか?」という電話で知ったという、仮面家族。病名は中耳炎。 手術当日、家族のサインが必要なので、朝8時に病室に来るよう言われ、娘と二人で向かう。病院に着くと、ダンナはナースステーションの前に立っていて、手術室行きのベッドに寝るところだった。え?サインは?「いいから、病室で待ってて」とダンナが言う。私はサインするのに後で呼ばれるんだと思ったのだが、それはなかった。 病室へ行く。ばあさんに電話。今日手術だと知らない。え?一緒に住んでいるのに?午前中は私がいて、午後はダンナの舎弟が来る。手術した日だけ夜も付き添いが必要で、その舎弟が寝具を持ってきて、泊まることになっていた。私はばあさんに「来なくていいですよ。明日以降来れば」と言ったが、ばあさんはすぐにアトリエを出た。「まったく言わないんだから!」って。いや、今回は私に言っただけマシか。 病室で待っているとき、娘に「私、サインしてないんだよね。知ってる?手術の前に家族が絶対サインするの。もし死んじゃっても病院は責任とりませんってことなんだけど。でもサインしないと手術はできないんじゃないかな」。娘「え?ママ、看護婦さんに聞いてきなよ。臓器が売られたら困る」。いやいや売られないから。たぶん。 3時間45分も経過して、ダンナが横たわりやってくる。手術室から運ばれてきたベッドから病室のベッドへ移るのだが、病室が狭くて、病室にある方のベッドを少し動かさないと、すぐ横につけられない。動かすのを私に指示する病院の人。今思えば「ベッドの端だけ動かして」とか言ったんだろうが、私には听不懂。娘の方が中国語できるから、娘を見ると、「え?何言ってるかわからない」。病院の人が怒っちゃって、「あなたは家族じゃないの?」って?私は「我听不懂」って怒鳴った。患者をベッドに移すのは病院の仕事でしょ!おまえがやれと私の心がささやく。そして私に点滴を渡し、「はい、掛けて」と。怒りマックス。こんなに長く北京に住んでいても、まだ中国式に慣れない私。 手術後の注意として、「2時間は何も飲んではいけない。4時間後から歩いていい」。ばあさんが「水にはちみつ入れて飲んでもいいですよね?」と看護婦に聞く。はちみつが体にいいと思っていて、わざわざ持ってきた。はちみつ信者もほどほどにしてほしい。 時間はお昼。ダンナは食べられないのに、間違えて病院の食事を頼んでしまった。ばあさんが食べる。ダンナは全身麻酔で手術したばかりだから、ちゃんとしゃべれないのに、「お前たちは李先生へ行け。李先生」。李先生というのは中国のファストフードだ。私は好きじゃないが、ダンナが弱々しい声で遺言のように李先生を繰り返し勧める。「はいはい、わかった」と口では言うが、「絶対行かないわ」と心で思う。 ばあさんに任せて、私と娘は去る。ばあさんは麺を打ってきてあって、娘に渡す。夜はうちに来るわけだ。そうか。麺か。そうか。ばあさんか。 <続く> PR |
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90年代に留学していた友人達へ、今の北京はこうだよという風景。 まず地下鉄。 先日会った15年来の友人が「できてるのに使ってない駅があるじゃない?双井とか。あれ早く使えるようにしてほしい」。双井という駅は10号線と7号線の交差する駅で、ここで乗り換える需要は多い。でも、数年たつけど、7号線は双井の駅で停車せず通過している。通過するとき、ホームがちゃんとできているのも暗く見える。私「なんで開けないかって、混乱するからだよね」。それほど利用者が多いなら、開けてあげてほしい。彼女が「死人が出るからだよ」。「死人」。なんという説得力のある理由なんだ。並ばない、押す。死人出る。恐ろしい国にいることを今更ながら実感する。 自動販売機はペットボトルはたいていあって、お菓子もたまにあるけど、お菓子の種類は少ない。 日本の地下鉄にあるかな?顔にするパック。ここで買うかぁ? これも地下鉄の構内。よくわからないが、ゲームができる。 こっちは郵便局。封をするノリがこのような形であるのは90年代から変わらない。 プロポーズのお知らせを新聞広告で。金持ち? omake: 根据北京地铁官方微博在2015年1月7日的反馈中显示,地铁7号线双井站目前处于暂缓开通状态,列车在该站通过不停车。原因为:10号线双井站客流压力极大(日均客流量10万人次以上),但该站站台却很狭窄(宽9米),且不具备扩建条件。7号线开通后预计带来的大客流与既有10号线客流叠加产生的风险很大,因此出于运营安全方面考虑暂缓开通。 |
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私はLINEはやってないけど、微信と同じような機能だと思っている。ただ、いくらなんでも日本ではないだろうと思うのが、私の携帯からお金の出し入れがあまりにも簡単にできること。 私の中で事の始まりは去年。中国人に買ってきたものがあって、「微信で支払いたい」と言われたとき。「いやいや、私、受け取れないでしょ」と思った。ダンナに「どうしたらいいの?」と聞くと、「使い方を知らないのか。教えてやる」と言い、自分の携帯の微信に入っているお金から私に200元を入金した。今、外で「微信支払い可」の店が増えたけど、私はこれで200元以内を支払える。私、これおかしいと思う。だって私の微信は私の銀行の口座にリンクしていない。こんなに自由にお金の出し入れができるのって危険すぎる。 ダンナが教えてくれたものの、みどり様は機械操作能力95歳相当なので、そうそう活用はしていない。初めて自力で支払いしたのは長春。映画博物館の入場料が120元。微信で前払いだと60元。120元なら行かないけど、60元なら行く。命懸けで操作。できた。フフフ、ちょろいな(←誰でもできるっつの!)。短信で「预订成功(予約成功)」と知らせが来る。これを見せて入館できるしくみだが、自分の携帯番号を入力するたびに、余計な広告が増える(個人情報が広まる)といううっとーしー事態は避けられないのがイヤだ。 先日も知人から「車代を微信でお支払いします」と言われ、「どうやってやるの」。「待ってればいいから」。来ターーーー、画像―――!!「これ触ればいいの?タッチ?」「タップ」。そしてこれを見ろと→スマホの操作方法 用語解説 私がタップ(覚えた!)したことで入金完了。すごい。はやい。こわい。 あ、あとこれ怖いなと思ったこと。日本に住む中国人と微信でつながろうと思って、日本の携帯番号を入れて検索して、探し当てた。電話番号を入れただけで、その人の画面が出てくる。プロフィール写真が自分の顔の人は多いけど、顔も明らかにされる。これ、何?適当に電話番号を入れただけで、該当者が出てきちゃうワケ? 昨日会った友人は子どもが現地校に行っているが、「担任が毎日子どもの写真を送ってくる。しかもクラスの子一人ずつを全員分。気が付くと、100件以上入っていて、やりすぎ!」。うちは小学生じゃないし、それはないけど、「先生が何かお知らせを書くと、父兄が谢谢の嵐。あと『今日は発熱で学校休ませます』は担任個人に送ればいいのに、グループに送る」。激しく同感。 |
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2月に「インプラントをやっちまった(誰が書いても同じような内容編)in北京」を書いた、その続き。 私は歯が痛くなって、1月に久しぶりに以前かかっていた歯医者へ行った。先生は20代だろうなあ。若く、その先生専属の看護婦さんはやることなすこと、オバちゃんだけど、それでも30代だろうなあ。 インプラントの説明を先生がするそばで、「絶対いいから!」。「ほかの選択肢はないわよ!」。私はこの看護婦がノルマのある必死なセールスマンに見えた。先生が一つ話すと、それを3倍にして話す。解説員か!危うく「私は先生としゃべているんです!」って言いそうになった。 インプラントは院長しかできないので、院長に電話するとき、その看護婦が受話器をとったものの、先生を見て「いや、私じゃなくて、先生が電話してよ」。先生、一瞬考えて「いや、あなたが」。どっちが偉いのか?そして、院長につながるとまず「あ、我是韩梅梅」と名乗る。え?「〇〇先生の看護婦」じゃなくて、直接名前?「ねえ、元気だった?」とか、そういうノリだ。院長は海外にも行くし忙しいので、まずは院長が病院にいる日。そして私の都合を聞かれた。パソコンにインプラント予約表があって、「ほら見て。こんなにいるのよ。こんなにたくさんの人がするのよ」って、自慢気に言う。個人情報をむやみに他人に見せるな、看護婦! 担当の先生が途中どこかに呼ばれて、いなくなったときも、看護婦がインプラントがどんなにいいかを私に滔々と語る。撮ったばかりの歯のレントゲン写真がパソコンに写っていて、「ほら、見てここ。親知らずも抜かなきゃ」と続く。おまえは医者か!そもそもしゃべらないの、できないんかい!とにかくやかましい。 この病院は何でも先に支払うんじゃなくて、診察が終わってから払う。看護婦がちゃんと1階の会計まで患者についてくる(払うか見届けなきゃね)。私が診察カードを出すと、それは古い版らしく、その看護婦が後ろに並んでいる看護婦に「これ、見たことある?古いのよ。老患者」。その後ろの看護婦にも「見たことある?」。もういいって!黙ってろ! 結局、インプラントすることに決めて、当日。 私は怖いの、痛いのが大っ嫌い。いや、普通嫌いなんだろうけど、人百倍嫌いだ。だから、手術することを考えただけで、卒倒しそうだった。これから怖いことをする。これから怖いことが起きる。私を包む空気はすべてグレーだった。 ここは先生も看護婦もとても丁寧で優しいんだけど、それでも私に施す内容が「なんだかんだ言って、麻酔かけたり、切ったり、植えたりするんでしょ!」だったので、恐る恐る死刑台という名の手術室へ。 私の担当の医者と看護婦はそばにいて、やかましい方が「準備に時間がかかるだけだから、その後は早いわよ。30分で終わるからね」等。私はドキドキして、手は強い握りこぶし。 麻酔して、それが効いたか確かめて……、確かに準備に時間がかかった。準備が終わっても、院長が来ない。手術室がいくつかある大きな入口から一番近い部屋にいたので、出入りが聞こえるが、ドアが開くたびに「え?まだ院長じゃないんかい!」とツッコんた。もしかしたら待ったのは5分だったかもしれない。だか、精神状態が尋常でないので、エラく長く感じたのかも。確かにそこからは30分くらいですべてが終わった。 春節で学校がまだ休みのときだったので、私の保護者として娘を連れて行った。手術室に行く時、廊下で宿題をやっている娘を見て、看護婦が「中に入りなさい。机もあるし」と。こういうところは本当に親切。 診察室に戻る。娘いる(当たり前か)。「思ったよりは大変じゃなかったよ」と告げる。まあ、私の想像が必要以上におどろおどろしいものであったので、思ったよりはかなり楽勝だった。フフ、ちょろかったな(←おいおい)。若い先生が私の口の中の施した部分を見て「挺好的」と。挺好じゃなきゃ困るけど。 当然のことながら、硬いものはしばらく食べられない。歯科を出て、SK大厦の北京日本文化センターへ本を借りに行って、昼ご飯。時間は1時半くらいだったけど、食べ物を見るのもいやだ。でも、娘に食べさせなきゃいけない。建外SOHOでお粥のある店を探して、注文したが、食欲なんてありゃしない、と思いきや、ちゃんと食べられる私。もちろん数日は硬いものが食べられなかったけど、食生活は結構すぐに戻った。 で、私の次の課題は親知らずを抜くこと。たまに痛くなる。3月は出張もあったし、断った。数日前に件の看護婦から電話がかかってきて、「4月のいつ抜く?」と。4月も無理だ。イベントでしゃべるから、歯を抜いてられない。「5月」と答えたら、「太热了」と言いやがった。おいおい、7.8月のほうが暑いよ。 インプラントは土台を埋めただけなので、3カ月後に歯冠を装着する。あの看護婦、親切なのはいいけど、しゃべりすぎには閉口だ。 <5月以降に続く> |
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死ぬかもしれない鉄の塊に乗る勇気を讃えてほしい。 第一航班楼はものすごく久しぶり。北京空港がまだ第一しかなかったとき、ここから日本に帰っていたんだなあと懐かしく思う。無駄にデカい第三航班楼に慣れると、ここは小さい。天井の高さ、うちのアトリエくらい? 安全検査が終わったところに、搭乗口までの距離が書いてある たぶん私以外全員水筒を持っていて、安全検査を越えると、水を得た魚のように意気揚々と熱湯を汲む。 次の記事へ。 |
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数年前に北京で歯を抜いて、そのとき先生は「インプラントにしましょう」と言った。でも、ビビってずっーーとそのままにしていた。この1月、歯が痛くて同じ口腔医院へ行ったが、その先生はもういなかった。予約もせずいきなり行って、空いている先生に診てもらった。先生は叩いたり、シュッてやったり、いろいろ試したが、そのときはまったく痛くなかった。虫歯等すぐに治療しなきゃいけないワケではないとわかって、それはそのままに。そしてこのぽっかり空いている部分は「インプラントにしましょう」と。先生はうら若く、インプラントできるのは院長だけ。でもやはりビビって、このブログでやったことある人のコメントを募集したりした。 抜歯したら、入れ歯か、ブリッジか、インプラント。入れ歯にした友人が「いつまで経っても慣れない。結局インプラントにする人も少なくない」と教えてくれた。 2月に帰国したので、医療が進んでいる日本の歯科医に話を聞きに行った。その先生は丁寧すぎるほど、丁寧だった。 北京ではインプラントのメリットしか言わないので(状態がよければ一生ものだ!等)、デメリットをいきなり聞いたら、入れ歯、ブリッジ、インプラントの方法をラミネートされた写真付きで説明してくれた(さすが日本!)。ブリッジは両脇の歯に繋げるという方法なので、両脇の健康な歯を削る。 インプラントについては「費用が高い。病院によっては初め高くないのに、後からどんどん請求されて、こんなはずではなかったという場合があるので、初めに全部確認したほうがいい」。私が「インプラントをすると、その後に脳のMRIが受けられないと聞いた」と言うと、「それは100%そうではないし、じゃあ何を取るかという話になる」(インプラント優先の人もいる)。 日本では1本30万-40万円はかかると言われていて、私が行っている北京の歯科ではインプラント体はすべて輸入モノで韓国の5800元から、ドイツ、アメリカ、スイス(だったかな?)一番高いのが13800元。それに被せる方の義歯が5000元と言われた。挂号は5元。初日はレントゲン等を合わせて、計900元払った。 メンテナンスにお金がかかると言われたと北京の医者に言ったら、「初めは半年に一回。そのあとは1年に一回状態がいいか診る」。そのときは「洗牙するならその費用がかかる」と言われた。もしかして毎回レントゲンを撮る?今週中に抜糸に行くので、具体的な額を聞いてくる。 <私の経験編に続く> |
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