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【2025/02/05 20:59 】 |
第二回中日芸術家交流展。無事終了in北京
 7月1日から12日まで国際交流基金多目的ホールで「第二回中日芸術家交流展」が開催されていて、私も出品した。結構友達が来なかったな。そういう意味で、数回しか会ったことがないのに足を運んでくれた方々、老朋友、会場で初めて会った人たち、有難うございました。

 私は二点出して、一点はブログで披露したので、今日はもう一点「ハチドリのひとしずく」をアップ。この本みたいなパタパタできるやつを日本語で「折帖」(おりじょう)、中国語で「册页」(cè yè)という。大きく見たい人はクリックして。写真はいずれもロイヤルクイーン伊藤さん撮影。お世話になっとります。記事にまでしてくれて有難う。

ハチドリ1 ハチドリ2

中国語訳も真横に置いた。

《蜂鸟的一滴水》
森林着起了大火
林中的动物们争先恐后地逃跑着
但是只有一只叫克里金蒂的蜂鸟
一直来来回回地
用它的小嘴一口一口地含着水
一滴一滴地吐在火焰上
动物们看到了嘲笑它
“这样做到底能管什么用呀?”
克里金蒂是回答道
“我是在做我力所能及的事”


 この展覧会、もともと4月くらいに開催予定だった。大地震の直後で企画者からは「四川大地震のときに日本人が贈った詩があるからネットで探してそれを書いたらどうか」と提案されていた。でも私はそんなストレートな内容を書く気になれず、日本を間接的に応援するような、「微力ながら貢献している」という意味のこの詩を選んだ。


 作品の横に「みどりにメッセージを書いてください」と手帳を置いた。うちのダンナの額と私の額は同じだったんだけど、友人が「自宅で夫婦の作品が並んでいるのが容易に想像できる」というようなことを書いた。私、ぞっとしたわ。ダンナは現代アートのヒトだから、こういう伝統的な絵は少ない。私とコラボとか、ないから。

 最終日撤去時に夫婦(戸籍上)で会場へ行き、ダンナは忙しいので作品だけ持って、先に帰った。私は会場の後始末まで居て、遅く帰宅したら、リビングに夫婦(法律上)の作品がかけてあるじゃないの。ぞっとしたよ(おいおい)。

 今回書いた作品はあまり練らないで、なんとなく「これだ!」って自分で思い、突っ走って書いた。素人向けには「いかにもきれいな字」がいいのかなとも思っていた。でもメッセージに「心に響きました」とか「よい気をいただきました」なんて書いてあるのを読むと、見た人が何かを感じられる作品を書けたらいいんだと実感した。まぢ精進するわ。




 最後に会期中2回行ったお店、紹介。カフェバー『Shala』建外SOHO西区17楼地下1階
TEL:5743-8027 営業時間11:00~25:00 日曜定休。ピザおいしかった(小40元~)。日本人男性経営。

shala1 shala2

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【2011/07/17 07:14 】 | n書道 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
たてよこしぜんinぺきん
 今回の展覧会に出した一点。「縦横自然」。出典の『宣和書譜』は宋代(徽宗の宣和年間)に宮廷の書跡を書体別に記した目録(1120年編纂)。この本には具体的に……。
 
唐太宗……雅好王羲之字(王羲之の字を好んだ)
张芝……临池作字,池水尽黑(自分の家の池に臨んで字を書いていたので、池の水がいつも真っ黒だった)←池に墨入れるな!とツッコみたい。
<余談だけど、それで「学习书法谓“临池”」(書を学ぶことを「臨池」という)>

  ↑ こういうふうにそれぞれ項目別に説明があって、そのうちの一つ。 

 ▲皇象……吴皇象字休明,广陵人,官至侍中。工八分篆草……有纵横自然之妙。
 
 皇象(こうしょう)の書く字は縦横が自然で絶妙である。私はこの「縦横自然」を見たとき、自分の書く字が自然でありたいと思った。それで書いてみた。
 
DSCN5568.JPG  これプロが見たら首を傾げるかもしれないが、素人の皆さんに好評。私が使う筆は100%ヒツジで、細長く、とろとろの筆なので、線質は自ずとこんな感じになる。一番最後の一画、あまりよくないんだけど、ほかはすべて「ただのまっすぐ」になってしまい、変化を出せなかった。「『自然』を書いて自然にこうなっちゃったからいいか」と逃げるような姿勢で、妙に自分を納得させてしまい、提出。

 書いた字が不自然でないこと。これ課題。

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【2011/07/10 11:23 】 | n書道 | 有り難いご意見(2) | トラックバック()
楽しい書道教室5回目=最終回(隷書)in北京
 駐在員の奥さんが「もうすぐ本帰国。その前に書道を習ってみたい」ってことで、急遽臨時に書道教室を開き、全5回すべてが終わった。全部で何回できるかも当初はわからなかったので、私も試行錯誤しながら進めていった感じ。
 
 書体に5種類ありますと話し、隷書だけ残っていたので、隷書をカンタンに学んだ。「秦の時代が滅び漢の時代になると、篆書を読みやすく簡略化した隷書が、篆書に代わり正書体として一般に使用されるようになりました」ってちゃんと言わなかったな、アタシ。
 
 隷書と言われても具体的にどんな書体なのかわからないだろうから、『墨』という雑誌の別冊『隷書百科』を見せ、現在日本でも『文明堂』など看板に使われている場合もあり、『○○新聞』の題字によく使われていますと、プリントを渡した。
 
66a88ecb.jpg←1946年71日付から使用されている。書家印南渓龍(いんなみ・けいりゅう)の書。印南氏は3日間で100枚くらい書き、その中から今使われている1枚を選んだと言われている。「賣」の上の「士」が「十」になっている。同じつくりの「讀」と比べてみると違うのがわかる。これは間違いではなく、隷書体にこういう省略がよくある。
 
 
2b13308f.jpg←唐の書家である欧陽詢の『宗聖観記』の中の筆跡から作字したもので、1879年の創刊から使われている。題字の「新」の中の「木」の部分は「未」となっている。これは古い字体であり、この文字が書かれた当時は誤字ではなかった。また、その「新」の字が『宗聖観記』の中に無かったことから、「親」の偏と「柝」の旁から点を取り除いたものを組み合わせて「新」を作字している。
 
 これは今回教えるために調べた。誰の字であるのか、私は知らなかった。生徒さん達、毎回楷書の『九成宮禮泉銘』を臨書していたので、それを書いた唐代の欧陽詢の筆跡から、「朝日新聞」の題字が使われていたとは興味深い、よね?
 
 そしてこの題字を書いてもらう。私が新聞の「新」のお手本を書く。篆書と同じく蔵鋒です。波磔(はたく。ぴょろーんとはねるヤツ)がありますといい、それぞれ書いてもらう。うちにある隷書のお手本、曹全碑などから好きな字を書いてもらった。
 

 今回は隷書がどんな字であるかを理解してもらうのが目的。
 生徒さんには「楽しかったでーーす」と言ってもらえたので、めでたし、めでたし。

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【2011/07/09 11:24 】 | n書道 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
第二回中日芸術家交流展に来てくださーーいin北京
「第二回中日芸術家交流展」
会場:国際交流基金多目的ホール
建国門外大街甲6号 SK大厦3階
地図 http://map.baidu.com/?newmap=1&ie=utf-8&s=s%26wd%3DSK%E5%A4%A7%E5%8E%A6
会期:7月1日(金)-7月12日 日曜休館
月-金 11:00-17:00
土 13:00-17:00
12日(最終日)15:00終了


 現在私も出展している展覧会。明日は午後3時から席上揮毫があり、私も書くことになっているけど、どーしよー。今日は眠いから寝る。明日の午前中練ろう。

 先週土曜日も揮毫があった。何しろ企画者がアバウト中国人だから、本当にやるのか?と訝りながら、筆だけ用意したら、私以外の皆さんはちゃんとハンコまで(もちろん印泥も)用意していて、準備の悪い私は汗をかいた。
 
 『墨場必携』という字数別に作品の題材になるような文字だけが書いてある日本の本を私は持参していて、慌てて「夏類」から無理やり探して、急遽書いた。

揮毫


 人前で書くのは緊張しないんだけど、家で書くのと違って失敗できないでしょ?失敗したらエラい恥ずかしい。この時は書き終わって、見知らぬ中国人のオバサンから「什么意思(どういう意味ですか)?」と聞かれ、「えええ?知らんわ!」と心はとっさに答えたが、『墨場必携』を見ると、「落梅風……落梅の頃に吹く風」とあるので、「落梅的时候吹的风。就是夏天的词语」と回答した。


 日曜日は休みなので、月曜日、火曜日で終わり。是非来てください。




以下、「行って来ました」とブログに書いてくれた人の記事
(随時追加していく)
「第二回中日芸術家交流展」に行ってきた!(伊藤さん

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【2011/07/08 22:39 】 | n書道 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
第二回中日芸術家交流展。昨日にぎやかだったin北京
 おととい、昨日と、ご来場くださった方有難うございました(やっぱここは敬語でしょう)。

 予め書道組に「筆持参」が言いつけられていて、席上揮毫があった。書道組は4人で、日本人3人、中国人1人。その中国人とは北京師範大学で書道を教えている陈小林老师。普通字は紙の右から書くのに、筆がいきなり左端に落ち、「一」をいくつか書くので、何が始まるのかと思ったら、竹だった。字じゃなくて、絵だった。その後、紙を90度ずらして、葉や節を描いていった。

中日1

 和田さん、竹尹さん(通称LEMOちゃん)、私が書いた後、飛び入りの揮毫あり。尚丁さんという油絵が専門の画家は「我没练过」(書道はやったことない)と言いつつ、さらさら書き、携帯が鳴って電話に出ながらも、その筆は止まらなかった。書いたのは「心曠神怡 寵辱皆忘」。 
中日2
 あ、この図の不思議なところはなぜ左の耳で聞かなかったのかってことなのよ。


 展示はこんな感じ(次回もっとちゃんと写真撮ってくるわ)。

中日3

中日4

中日5

中日6

中日7

中日8

 私、自分の撮るの忘れた(おいおい)。展覧会記事まだまだ続く。

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【2011/07/03 09:58 】 | n書道 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
第二回中日芸術家交流展。どんどん宣伝してくださーーいin北京
 3年前に一回目を開催した「中日芸術家交流展」の二回目が今週金曜日から始まる。

「第二回中日芸術家交流展」
会場:国際交流基金多目的ホール
建国門外大街甲6号 SK大厦3階
地図 http://map.baidu.com/?newmap=1&ie=utf-8&s=s%26wd%3DSK%E5%A4%A7%E5%8E%A6
会期:7月1日(金)-7月12日(火)日曜休館
月-金 11:00-17:00
土 13:00-17:00


 日本人は版画家の丁未堂さん、書家の和田さん、文鳥カフェで個展を開催していた竹尹さん、私の4人。中国人はうちのダンナを含む6人。中国画、版画、油絵、書道の作品を展示する。

 各フリーペーパー7月号にも載るはず。ジャピオンには載っている。WEB版では
北京ニ-ハオ
Super City

 ブログ、mixi等で幅広く宣伝していただけると幸いです。土曜日は午後からだけど、私はずっと会場にいるので是非お越しください。あ、子ども預かってくれるか、ダンナに聞かなきゃ。


宣伝してくださった(久しぶりに敬語だわよ)方々
<以下、どんどん追加する>
北京で働く食生活アドバイザー伊藤の簡単・健康・美味しい~食育家庭料理教室@朝陽公園付近←ちょっと!ブログ名長すぎるんだけどっ!最新記事で「日本らーめん横丁・・・一時休止中!」だって。
jomma生活向上委員会→「宣伝よろしくの命を(勝手に)受けました」←威嚇の効果あり??
回回回 週刊中国的生活2 回回回→「御夫婦で芸術家交流展に出展って、素敵ですね☆」←この☆がアタシには痛いな。えっ?
ネコバカ北京日記 Ver.3→「書好きの方、必見ですよ!!」。そうそう、私以外の日本人書家二人がすごい。
割烹 桜心 一期一会 in 北京→「桜心にみどりさんの旦那さまの作品が飾ってあります!」←お世話になってます!そうなの、ダンナの絵を店内にかけてもらっている。近くまた見に行きます!
中国ガオガオブー→「爆笑ブログを綴る書家のみどりさん」←ちょっとぉ~!お嫁さんにしたい素人(え?しろーとって何の?)ナンバーワン!良妻賢母の綴る、地味ぃ~な北京日記。お笑い一切なしの神聖なブログに「爆笑」とはこれ如何に!
丁未堂画室二の丸←出品者忘れてた。

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【2011/06/29 10:25 】 | n書道 | 有り難いご意見(7) | トラックバック()
楽しい書道教室4回目(篆書)in北京
 家で練習してきた字を見る。次の四字のお手本を書く。練習してもらう(これは毎回同じで、これがメイン)。

 5つある書体を学ぶうち、前回「行草」(ぎょうそう。行書と草書をまとめてこういう)をやったから、今回は「篆隷」(てんれい)にしようと思ったけど、これを2回に分けることにした。そもそも「篆書」を「てんしょ」と読めない人もいるし、何が「篆書」なのか知らないのがフツーだと思ったから、説明からしないと。

 篆書は一番古い書体で、今でも「ハンコ」によく使われる字といったらわかりやすいかな。篆書の定義は、広義では秦代より前も含む。狭義では秦の始皇帝が紀元前246年に即位し、度量衡、貨幣、文字を統一したときの書体「小篆」を言う。漢字の書体には5つある(篆書、隷書、草書、行書、楷書)と言われているんだから、古代文字も含めて、ここでは広義の篆書で話を進める。

 甲骨文(こうこつぶん。亀の甲羅や獣骨に刻した文字。焼いて、占いに用いられた)、金文(きんぶん。青銅器等に鋳刻された銘文)という言葉も知ってほしい。
甲骨金文


 
 篆書を書くときの注意事項。
1. 線の太さが均一。
2. 蔵鋒。
3. 横画が水平。右上がりに書かない。
4. 左右が対称(な字は思いっきり対称)。


篆書1篆書2

 生徒さんに篆書のお手本を渡し、実際書いてもらう。篆書なんて生まれて初めて書くであろうから、お手本には画数の少ない字をわざわざ選んだ(牛、人、大、水)。でもいろいろな字があることを知ってもらうため、単語帳を渡して、好きな字を書いてもらう。皆さん、鳥とか魚とか難しいのを書いていたが、「絵みたーーい」と面白がってくれた。

 第4回目は、一番古い書体、篆書がどんな字であるかを理解してもらうのが目的。

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【2011/06/18 14:24 】 | n書道 | 有り難いご意見(7) | トラックバック()
大至急、勇気と元気をみんなにin北京
 「勇気のお手本を書いてください」とメールが来た。週末に書きたいというので、昨晩慌てて大至急書いた。

勇気


 これでいいかな。頼まれてもいないのに、これも書いた。


元気

 私、バテバテ。これを見ても元気になれない。でももしこれを見て元気になった人とがいたと知ったら、元気になるかも。

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【2011/06/18 02:08 】 | n書道 | 有り難いご意見(5) | トラックバック()
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