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7月のことだった。アトリエに行ったら、自給自足を自慢する姑あり。
キュウリ、デカい。必要性がないくらいデカい。失敗作だろ、それ。 中国版モッタイナイのばあさんがキュウリの皮をむいて、食卓に出している。でも仕事が丁寧じゃないから、皮が少し残っていて、それが異常に硬い。ちょっとなのに硬い。種も硬い。噛み切れないくらい硬い。 魚から小骨を出す要領で両者を私のお口ちゃんから出させてもらったわ。 これアトリエの台所にあった。普通捨てる部分だよね。夜着いたら、置いてあって、翌昼には数が半分になっていた。ええ?いったい用途は?これクイズじゃないよ。答え知りたくないから、聞いてないし。 おそろしかー。 PR |
すばらしすぎる写真なので、48時間くらいで記事ごと削除させてもらう。
・赤 ばあさん1 ・黄色 ばあさん2 なんでか知らんが、こんな北京の片田舎できれいな格好をする年配者二人。ばあさん2は50すぎのはず。娘が30だからな。 追記:48時間で消そうかと思っていたのだが、好評につき、延長する。バレたら怖いから。 8月28日追記:削除したよ。 |
昨日北京の西のほうの公園にいたら、ダンナから電話で「アトリエに行くぞ。迎えに行く」。母子家庭三人ブーイング。でもこれを逃すと、息子の中学登校日が始まり、なかなかアトリエに行けない。それでやってきた。北京は通州区、画家村。
今朝ばあさんが「摘豆角」(zhāi dòujiǎo。いんげんを採りに行くよ)。そこで娘、小声で「偷(tōu。盗む)じゃないでしょうね」。ぷっ。 で、今、子ども連れて行ってるよ。盗んだ帰りに(いやだから盗むとは決まってない?)、ばあさんが「妹を迎えに行ってくる」と言った。ばあさん2がやってくるのか。 現在、嵐の前の静けさ。 (つづく) |
入試に合格したら息子の周にiphone買ってやるとダンナは言った。周がなんで欲しいかというと、ゲームをしたいから。静香が「だったら、DS買ったほうが安いんじゃないの?池袋のブックオフで9000円で売ってたよね。二手(èr shǒu。中古)でいいじゃない!」。よく覚えてんな。 合格してうれしかったのは息子本人だけじゃない。ダンナもものすごい喜び様。合格がわかってすぐ電話で「オレが今からiphoneを買う」。私は「本人がiphone欲しいのか、ゲーム機欲しいのか、確認してから買おう」と言った。 その週末ダンナはこの市内のうちにやってきて、周に「今から買いに行こう!」。私は「中学に入るのは9月なんだから8月末に買えばいいじゃない!」。「でも約束した」。「6月に買うとは約束してないでしょーがっ!」。 で、買った。だってあのダンナだから。有言実行。携帯くらいならいいけどね。この調子で「土地買った」なんていう過去がある。ホント止めてほしい。有言即実行。 iphoneなんて買ってもらったら、遊んじゃって遊んじゃって、よろしくない。タッチパネルが楽しく、写真を撮っては遊び、ゲームをしては遊び。 ダンナ不在時に(っていつも不在だけど)、アタシ怒り爆発。 私:ママ、怒ってんだけど。だいたい今買わなくてよかったのよ。パパはバカだ! 娘:奶奶(おばあちゃん)もバカだよ。奶奶、晩御飯終わったら散歩するでしょう?周の友達から夜電話かかってきて、今から遊ぼうって言ったんだけど、「遅いからダメ!」って奶奶は言ったの。そしたら周が「友達と散歩する」って言ったら、「じゃあいいよ」って。ねえ?バカでしょう? 朝三暮四という成語を思い出すな。 私が一人で帰国中、前半はダンナが、後半はばあさんが子ども達の面倒を見た。 娘:パパは朝はいっつもお粥と咸菜(xián cài。漬物)。毎日だよ。パンを買っても、お粥と咸菜なの。おばあちゃんはさあ。朝から炒菜(chǎo cài。炒め物)。一回、朝「西红柿鸡蛋」で、学校の給食も西红柿鸡蛋、夜も西红柿鸡蛋だった。静香、悲しかった。 北京不在の代償は大きかった。ごめんよ、子ども達。 |
父が骨折で入院したと弟からメールが来る。すぐに電話する。母「あら、帰ってこなくていいわよ。お母さんだって仕事もあるし、毎日病院に行っているわけじゃない。アナタが帰ってきたってやることないわよ。だいいち静ちゃんたちはどうするの?」。
ダンナは忙しすぎてアテにならないが、じいさんばあさんに孫を頼めばいい。すぐにダンナに電話したら「こっちはどうにでもなるから、すぐ帰国しろ」。 私が夏休みに入る前に一人で帰るならせいぜい1週間から10日。退院する頃に帰りたいとダンナに言った。 ダンナ:その帰国、延ばせないか?だってもうすぐ夏休みだろう?子どもと一緒に帰れ。おとうさん達、山東省へ行くんだ 私:ええ?山東省って親戚に会いに行くんでしょう?そっちを延ばしてもらってもいいじゃない? ダンナ:とにかくいい。子どもはオレが見ることになるから。ほら、もうすぐ夏休みだろう? なんで親に遠慮してんの? 中国人は親孝行。マザコンってよく言う。ダンナが中国人の日本人女性が。でもうちのダンナは違う。親を奴隷のように使う。アトリエでは、ダンナが車で外出から戻るたび、外に停めた車を敷地内に入れるのはお父さんの仕事。犬が逃げないように囲いに入れて、重い門を開け、車を中に入れて、また門を閉め、犬を庭に放す。 でも何でこういう非常事態に親に頼まないんだろう。私、直接じいさんに電話した。 私:私の父が骨折したって言いましたよね?私だけ帰るのも話しましたよね?でも王強がお父さん達は山東省へ行くって言うんですけど、それはいつですか? じいさん:二週間後。でもいいよ、いいよ 私:いや、二週間後だったら…… じいさん:いいよ。気にしないで帰りなさい。こっちはどうにでもなるから 電話を切って、涙が出た。持つべきものは義父母。心強い。有難い。 今度は東京から電話。母が「お父さんとも話したけど、アナタは帰ってこなくていい」。もー!! 帰国の予定がまだ立たない。 |
義弟ってすごい。うちはダンナ以外みんな黒龍江省の戸籍で、北京に住むには北京戸籍がないといろいろ不便。だって義弟や嫁、娘がパスポートとりたかったら、黒龍江省へ行かなきゃいけないし、大学も現地人優遇政策がとられているんだから。黒龍江省の大学へ行くならいいけど、もう田舎に帰るつもりもないらしい。それで河北省の戸籍をもらえるという条件の河北省のマンションを購入した。マンションから車で数分で北京市に到着可なロケーション。
しかし、長いことやってきた北京の商売がうまくいかず、「もう北京はダメだ!これからは広州だーーー!」と、マンションを売り払い、広州に引っ越し、家も買った。娘は1年間広州の中学に通ったが、「レベルが低い。高校は北京だ」と、受験のため今北京へ来ている。寄宿で土日も学校にいるような郊外の高校へ進み、両親は広州にいる予定らしい。 それで昨日、じいさん、ばあさんもわざわざ市内まで出てきてもらって、晩御飯。場所は「金宝街」。じじばばにおよそ似つかわしくない大都会。嫁が「ここの老板は北京大学を出ていて、日本に留学していたこともあるのよ」と言うし、どんなすんごいところで食べるのかと思ったら、北京ダックの『大董』だった。義弟一家は何度か来たことがあるようで(たぶん接待)、娘(14歳)が私に「ねえ、きれいでしょう?こんなとこ来たことある?」なんて聞く。おいおい、アタシ日本人だよ。きれいなところなんてたくさん行っとるわい。 ろうそくがあって、嫁が服務員につけさせる。ばあさんが「蜡烛晚餐」(キャンドルディナー)とのたまう。ばあさんの口から聞きたくなかったな。似つかわしくないことこの上ない。 義弟が食事っていうと、なぜか絶対北京ダック。これまでは方庄の全聚德だった。料理がすべて脂っこい。肉料理をたくさん頼む。昨日はメニュー見て選んでいるときから、嫁が服務員に「鴨スープ今もってきて」。スープはタダらしい。こいつら頼む、頼む。みんなが一杯飲み終わったら、嫁が服務員に「鴨スープ全員にもう一杯」。私「私は要らない」。ダンナも「要らない」。ほかはみんな3杯くらい飲んでたな。 料理がテーブルに並ぶと中国人のみなさん、ハイエナのごとく箸をつけるから、写真を撮れなかったが、鸭肝(フォアグラ)が美味しかった。ほかもみんな美味しかったけど、3カ月分の油を摂った気がする。 最後、大食いのうちの子たちも「お腹いっぱい」と言ったとき、嫁が服務員に「今日の甜品は?」と聞くと、「小米粥か芝麻糊があります」。ばあさんが「もう要らないよ」。嫁「免费的」(無料ですよ)。ばあさんが「那,芝麻糊」。しかもお代わりまでしようとして、ダンナが手をつけないのも食していた。 ばあさん別に粗相はなかったよ。 大董金宝汇店(董氏烧海参店) 东城区金宝街88号金宝汇购物中心5楼 TEL:85221111,85221234 |
昨日ロイヤルクイーンでうちの姑(以下ばあさん)の料理教室があった。ある友人からは「話題の人ついに公に顔を出す!みたいで楽しそうなのだけど、都合がつかず」とメールが来た。彼女のように料理がというより、ばあさんに興味のある人が多いはずだ。
はっきり言って中華は「炒めて終わり」。ただ油の量(きゃー多い!)や手際を見せて、普通の中国人がどうやって中華を作るのか、日本人の皆さんが見る機会というふうに考えていた。でもばあさんはもっと奥深いことをやってのけた。 昨日のポイントはズバリ野菜の切り方だった。これ口で説明できないし、文字にも打てない。白菜といえば、日本人は鍋に入れてと煮たりするし、あの芯の厚さをそのまま使う。でもばあさんもじいさんもダンナも通常炒めるから、あの厚さは許せないらしく、削ぐっていうか、斜めに薄く切っていくの。私はそれを知っているから、炒めるときは芯にあの厚さを残さないように斜めに薄く切っていた。でもその切り方が誤っていたことを昨日知らされる。 いや、だから、ここでは説明できないんだって。参加者はみな感動してた。野菜炒め用に切った、細切りの白菜は両端がいずれも尖がっていたんだから。すごい。あと、ほかにもいろいろワザがあってビックリしたよ(おまえ、嫁何年やってんのってねえ)。あんなにもアバウトな中国人がこんな細かいこと考えてるんだと感慨深かった。 昨日の詳しい様子は伊藤さんがもうブログにアップしているので、参照のこと。 作り終わって、みんなで食べているとき、「次の料理教室はいつですか?」、「餃子作りましょうよ」、「涼皮の料理を知りたい」と意欲的な意見続出。私がばあさんに「また開きたいとみんな言ってますが」と言うと、ばあさん「私は7日に広州に行っちゃうから、それまでに」なんて言った(これ私、訳さなかったけど)。1カ月滞在して、また北京に戻ってくるから、また開催しましょう。伊藤さんがよければ。 ばあさんこのブログ見てないけど(いや、見たら困るって!)、心から感謝の意を述べたい。謝謝。 |
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