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日曜日の朝、電話が鳴った。ばあさん1からだ。「今から行くよ。昨日の夜9時に電話したのにいなかった」。ええ?私の携帯番号ひかえてないの?「はい、わかりました。私たち家にいます」。そして1時間後にやってきた。ばあさん3を携えて。
1はこのうちに着くなり、台所でしばらくガソゴソやっていた。私が冷蔵庫を開くと、牛乳を置くべき場所がばあさん1によって占拠されていた。いたく見苦しい。 このプラスティックの入れ物はダンナが地方で買ってきたえらく塩辛い漬物で、冷蔵の必要はみじんもない。だからずっと台所の隅に置いてあった。ところが、ばあさんったら、アトリエで「姜不辣」(しょうがのようなもの)を切り、自分で漬けて、それをここに持ってきて、そのプラスティックに入れた。ばあさんの手作りは要冷蔵。おいおいおいおいおいおいおい!その下のものは冷蔵しなくてもいいのに、冷蔵するな、っていうか、混ぜるなよ! 私の呆然とする表情はおかまいなしに、ばあさんが「今度から、ここに自分でどんどん足すといいよ」。よくないわい!冷蔵庫で場所とりすぎなのよ!捨てちゃおうかな(おいおい)。次のクイズに当たった人への賞品にしようか(読者減るで)。 月曜日の朝、ばあさん1が言う。「昨日は夜中に何ども起きちゃった。暑くて暑くて。このうちは慣れないねえ」。「ええ?窓開けたらいいじゃないですか!」「風邪引くといけないし」。さすが東北人。暑いと寝られない。っつーか、窓はちょっと開ければいいんだよ! 私は自分が食べないのにわざわざお粥を作り、前日の残りを温めて、朝食として出した。「首都博物館へ行く」と言うから、「月曜日は休みですよ」と教えた。そしたら前門のあたりに行くと言う。 夕方帰ってきて、急に騒がしくなる。よくしゃべるし、何よりも声がデカい。 1が私に報告する。「今日はね。まず前門へ行ってブラブラして、天安門広場へ行って、それから軍事博物館へ行って、あ、でも中に入らなかったよ。外から見て、それで前門へ戻ってご飯。羊肉串が10元もしたわよ」。どんなコースやねん!軍事博物館なんてあんな西のほうまで行っちゃって、建物だけ見た?理解できない。 首都博物館にこだわっていて、月曜日行けなかったから、火曜日に行くと行っていたが、「もう疲れちゃったから、明日は休憩」。 夜、久しぶりに見たな。お約束。サランラップは一生使わない人種。 火曜日に続く。 PR |
ばあさん3(ばあさんの下の妹)が黒竜江省から北京にやってきた。3は元「高校の国語教師」。さすが姉妹っていうか、ばあさん1と2と3は顔も声も似ているんだけど、3だけ雰囲気がまったく異なる。「私は教養あります」臭がプンプン。話し方が教師。っていうか、ときどき北朝鮮のアナウンサー。生身の人間と話しているというより、ブラウン管(え?表現が昭和?)を通して、あちらが向こうにいる感じ。
8年ぶりに北京に来たというが、先々週私らがアトリエに夕方着いて、子ども達は初対面。まずは息子を独り占め。学校の様子を質問攻め。その間、私は娘に宿題をやらせていた。アトリエ行ったら私はやることがないから、久しぶりに娘の横に座り、娘の国語の教科書を読み、わからない単語を辞書で引き、と並んで勉強していた。 ばあさん3がわてら母娘のところにやってきて、「子どもには休憩も必要よ」。わかっとるわい!そんなの中国人の1万倍理解してるってんだよ。 そして「アナタの姿勢はとてもいいです。子どものすぐ横に座って、親が勉強を見てあげる」。それもわかっとるわい。っつーか、見てあげてないけど?見られないわ。中三は難しくて。 晩御飯を食べながら、私に「二人とも本当にいい子ね」。そしていきなり箸を置き、ポケットから100元札を二枚出し娘に、そしてまた二枚出し、息子に渡す。えええ?ご飯中ですけど?「初めて会ったでしょう。これは私からの気持ちよ」。気持ちは有難いが、食事中お金。ばっちいでしょ。 ばあさん1とじいさんが言う。「国語はプロなんだから、見てもらいなさい。何カ月か滞在するし」。そうか、長期滞在か。 私が言う。「観光にもいろいろ行ったほうがいいですよ。市内のうちにも泊まりに来てください。アトリエから博物館なんかに行ったら遠すぎますから」。親戚が来るたびに私は録音テープのように言う。明らかな社交辞令だ。今まで親戚がうちに泊まったことはない。 ところがよ。その私の親切はあろうことか真に受けられ、日曜日にやってきて、数日泊まることになったwithばあさん1。メモしないと忘れてしまうくらい数々のネタを提供してくれるばあさん1と3。 小出しにするからね。乞うご期待。 |
ばあさん(私の姑)1とばあさん3(姑の妹)がこのワタクシの家にやってきた。数日泊まると言う。読者としては楽しみでしょ?私には苦痛でしかないけど。
早速やらかしてくれたよ。 中華鍋を洗って、そこに置くかぁ? 人間的に、倫理的に、感情的に許せない。 こっちはその姑の息子がやらかした。彼は空気清浄機が大嫌い。彼曰く「消毒臭いから」。そして「窓を開けて通気しろ!」。 だから、彼のいる間はこの加湿器付き清浄機をつけない。そしたら「いらないタオルをよこせ」。そして、水を大いに含ませて、玄関に置いた。めっちゃ不好看。 あの親子、ろくなことしないんだから。 |
アトリエに行くと、市内に戻るとき、食品をしこたま持たされる。でも、じいさんばあさん、私に渡すのを忘れることがよくあって、私は敢えて黙っている。先週も黙っていて、しめしめと密かに思っていた。
日曜日、ダンナは忙しく、先にアトリエを去ってしまい、じいさんが車で送ってくれることになった。夕食前にアトリエを出たのだが、「外食しよう」と決めていた。「そうだ。静香のフリースを買おう」。一人で行ったときに目をつけていたフリースを娘に選ばせようと思って、じいさんに「燕沙アウトレット」で停めてもらった。「買い物するのか?車で待っていようか?」とまで言ってくれたが、外食するなんてそんな贅沢言い出せない。それで「いいです。バスがあるから自分達で帰ります」と言って、車を降りた。そしたらじいさん、トランク開けて、「ほら、米と野菜」。 えええええええええええぇぇえぇぇぇぇえええ! めっちゃ重い。やられたぜ。 娘が二着、私が一着服を買った。服は軽いけど嵩張る。買い物を終えてそこを去るときにはわてら、北京駅にいる人みたいに、ものすごい荷物になってしまった。ちくしょー。 帰宅して、台所で出してみたら、野菜がこんなにも。ありゃまー。 そして野菜の下に入っていた米はビニールに入っていなくて、じかに心もとなく収まっていた。 おいおい、端が破けて、米が漏れてるじゃないかよ。 外で無料で配っていたヤワな「购物袋」にこんなにもたくさんの食品が詰まっていたなんて。持つとこ切れなかったのが奇跡だ。 アトリエにはもうしばらく行くまい。 |
庭に雑草が茫々生えるのがイヤなのか知らんが、石を敷き詰めた。老夫婦が自らの手で。
これ9月の初めに「ちょっともらってくる」と言い、舅が自分のセダンを運転し、画家村は市内と同じで、長いこと建設ラッシュなんだけど、建設中のところへ複数行って、「要らない石材はないか」と尋ね、捨てるようなものを恵んでもらってきたの。 すごい労力よね。今時の言葉で言うと「ワイルドだろ?」。私に一言強調させて!!「素人のワリにきれいだろ?」 縦を敷き終り、横が今途中。 台所に行くと、不思議な物体が。よしゃーいいのに、テレビで見たらしい。ばあさんお得意の「体にいい飲み物」。梨と大根とレンコンを煮て、その汁を飲むというものだ。その濾過の仕方が異質。 ちょっと見える?蓋がちょっと開いていて、下の小さいポットで液体だけを受けている。 あのー、ザルありますけど? さらに、この汁は直接飲むだけじゃなくて、炒め物に入れる。ばあさん曰く「甘さがあるから、砂糖を足さなくて済む」。出ました。The most モッタイナイ! 家庭菜園。市内に戻るときにしこたま持たされるのがイヤなのよ。李子(スモモ)は出来過ぎ。虫がついているのがあって、子どもは虫を見たトラウマでもう食べたがらない。 でもばあさんは「虫がつくのは無農薬だから」と得意げな満面笑みで、虫をも正当化。 ばあさんの料理、モノによっては息子は大好き。ばあさんは麺を打ち、打卤というあんかけを作った。具は何でもいいんだけど、庭に不必要なまでにあまたある野菜のうち、茄子を選んだ。 息子が横で手順を見る。「肉を炒めて、醤油を入れて、それから茄子を入れるんだよ」と説明するばあさん。「なんで醤油なの?」という息子の問いに、ばあさん「茄子喜欢酱油」(茄子は醤油が好き)。なんでわかるのよ?前世は茄子に違いない。いや、今も茄子なのかもしれない。だってあのヒト、人間だとは到底思えないから。 |
日本の「面白い」を斬る!のコーナーがやってきました。『中国嫁日記』の第二弾。 日本でテレビをつけると、毎日スギちゃんというお笑い芸人が出ている。今一番売れている?でも私は面白いと思わないのよね。コンテストで優勝か何かした人でしょう?だから以前の漫談(?)が面白いのかと思って、わざわざyoukuとかで見たのね。 ここにコーラのペットボトルがあるぜぇ。買ってすぐキャップを捨ててやったぜぇ。 水中メガネが見にくいから、レンズの部分叩き割ってやったぜぇ。 ワイルドだろう? わが家(というか、じいさん&ばあさん)の場合。 中華鍋の蓋を絶対に洗わない。 ワイルドだろう? 台所の換気扇を絶対に使わない。 ワイルドだろう? 浄水器を買ったという。アトリエでは水道の水をそのまま電気ポットで沸かしていた。これからはここから水を汲むように言われた。息子が水を飲みたいと言って、ここから直でコップに水を入れようとすると、ばあさんが「この水はそのままじゃ飲めないよ」。 ええ?中水が上水になるレベル? ワイルドだろう? 冷蔵庫にむき出しのマントウあり。朝、ばあさんが「おとうさんは今マントウを買いに行っているよ」と言ったので、「冷蔵庫にありますよね」と言うと、ばあさんは「あれは犬用。私たちは食べちゃだめだよ」。 時は遡り、一週間前。じいさんが小麦粉の大きな袋を指して、「これは腐っているから、犬用だ。この粉でマントウを作る」。子どもが「ええ?腐ってるのにあげるの?」と言うと、じいさんは「いや、腐っているというほどではないな。ちょっと悪くなっているだけだ」とのたまった。 その、人間が口にしてはいけない小麦粉でマントウを作り、それをそのまま冷蔵庫に入れている。何にも包まずに。 ワイルドだろう? っつーか……。 迷惑だろう? |
ダンナが景徳鎮へ行って、湯呑みをたくさん買ってきた。
じいさん:多少钱一个?(一個いくらで買った?) ダンナ:二三十(二三十元) じいさん:太黑(ボリすぎ) おいおい!ボラれてないっつの。ダンナは店でなく工場で買ってきたらしい。見る目もあるし。 日本から友人が来て、ばあさんがヒマワリの種を出した。それはいい。だって彼女は北京留学していたような人だから。でも、EMSの封筒を皿代わりにするのは、すごぶる恥ずかしい。 アトリエの台所。床にそのまま野菜が置いてあるの、気持ち悪い。踏んじゃうよぉ。ビニールに入れておくと、蒸れて腐りやすいからだと思うけど。 洗面所の蛇口が壊れた。左がお湯、右が水。右だけバカになってしまい、水が止まらなくなっちゃったのね。ここですべてを取り替えるのは普通の人だ。じいさん、ばあさんはナント右だけを買ってきた。形が明らかに違うのもカッコ悪いが、これ実にひねりにくい。使いにくいのよ!そもそもこの部分だけ換えるほうがメンドくさいんじゃないの?メンドーかどうかじゃないからね。安いかどうかしか考えないから、あの人達。 そして石鹸置き。スポンジを使っている。黒いのはカビか? お化け屋敷にはしばらく行きたくないなあ。 |
アトリエの庭の「李子」(lǐ zi 。すもも)が迷惑なほど実っている。ばあさんが盛んに食べろと勧める。食べても食べても一向に減らない。
先日ここに書いた「巨大デキすぎキュウリ」を千切りにして食卓に出す。それはいい(いや、本当はよくないんだけど)。通常は、塩、砂糖、酢、ごま油で和える。 私が昨日見たとき、ばあさんがキュウリ(白いのは時間がたちすぎに因る)はスライサーで千切りにし、さらに李子もスライサーで千切りにして混ぜていた。ええ?中華サラダに「すもも」? ばあさんが切ったまま、他の炒め物なんぞを始めたので、「私が味をつければいいんですよね」と私が言うと、「ああ。李子入れたからね。塩とゴマ油だけでいいよ」。ばあさん曰く「李子は甘くて酸っぱいから、酢と砂糖を入れなくて良い」。出ました、倹約家。 今日の昼は餃子だった。餃子の具にも「李子」を入れた。「ビタミンCが豊富なのよ」って。餃子にビタミンC、要らないっつの。 |
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