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ダンナから電話がきて、「你写几个字吧」(ちょっと、字ぃ書いて)。書く内容は店名。私の書いた字が看板になるのでなく、額に入れて店内に飾ると。詩箋(便箋)に横書きという指示が。え?かなり小さくていいんだな。
私が書き終えたので、ダンナが取りに来たのだが、うちにきれいな紙がいろいろあると知ると「この紙もいいな」。え?それってもっと書けという意味?はいはい、ダンナの言いなりですよーだ。 これ言わずもがな、無償。そもそもダンナも私の許可を得ず、安請合いしてくるわけだ。 紙、筆を換えてずいぶんいろいろ書いた。ダンナが(写真上・左二枚は)「字が散らばっている。紧凑一点(詰めて)」と言い、一理あると納得し、(右下は)「縁だけ曲がっている」と自分で反省し、書き直して書き直して、これ(写真下)に決定。 ダンナ自身は字が上手ではないが、見る目はあるので、自分で選ぶ。その後、ダンナったら台所からステンレスの「たらい」を持ってきて、コンパス代わりにして、字が真ん中にくるべく紙を丸く切ろうとした。確かに私の書いた三字は中央に書けてない。これ故意じゃなくて、そうなっちゃったんだけど、これはこれでいいと思うと強く主張した。私の意見が受理され、「たらい」をしまう。 勝ったーーー!珍しく。 PR |
筆で三文字を書こうと思った、というより紙が三枚だからおのずと三文字。三文字でいい言葉はないかな。え?「没道理」?だまらっしゃい!!墨場必携からノートに書き出し、いろいろ書いたが、とりあえず3点。サイズは豆色紙7.5×7.5cm。現在練習段階で、もったいないので、普通の紙に書いて豆色紙は使っていない。裏打ちしてないので紙がしわくちゃ、ゴメン。
寛而栗……ゆるやかなると、きびしきと。 全其長……その長所を保ち全くする(晋書)。 直而和……正しくして温和(左伝) |
11月はじめに日本から「蘭亭展」を観るためにやってきた私の師匠と首都博物館へ行った。行ったことない人行ったほうがいいよ。中国を見事に紹介している「歴史博物館」って感じ。 |
蘭亭序がなぜこんなにも有名なのかというと、字が上手いほかに、2人の皇帝が重宝したからだ。こんなにも皇帝に大事にされた作品はほかにないと言える。
清の乾隆帝にいたっては蘭亭序(つまり序)と蘭亭の本文(詩)を7つ集め、自分の字1つを足して、8とし、蘭亭八柱という名で彫らせた。もともとは円明園にあったのを、1917年に中山公園に移している。 蘭亭八柱は以下のとおり。 第一柱,虞世南摹的兰亭序; 第二柱,褚遂良摹的兰亭序; 第三柱,冯承素摹的兰亭序; 第四柱,柳公权兰亭诗; 第五柱,戏鸿堂刻柳公权兰亭诗原本; 第六柱,于敏中补戏鸿堂刻柳公权书兰亭诗阙笔; 第七柱,董其昌仿柳公权书兰亭诗; 第八柱,乾隆皇帝临董其昌仿柳公权书兰亭诗。 私、中山公園へ見に行ったのよ。でも「永和九年……」が見えるわけでもないし(ガラスに覆われているし)、せいぜいこの程度(クリックして拡大可)。 故宮の午门で展示されているほうをちゃんと見るがよかろう。 午门を出て前方左に門があって、そこから入って前進すると、武英殿があり、そこが「书画馆」になっている。こっちの展示も見ごたえがある。以下は11月15日まで(2011年第三期の展示)。 晋 王献之 行书东山松帖页 隋 展子虔 游春图卷 唐 柳公权 行书蒙诏帖卷 宋 黄庭坚 草书杜甫寄贺兰銛诗页 宋 米芾 行书三札卷 宋 赵佶 听琴图轴 宋 马麟 层叠冰绡图轴 元 康里巎巎 草书谪龙说卷 明 宋广 行草书七言诗轴 明 沉度、沉粲 三体书卷 明 祝允明 饭苓赋轴 明 唐寅 观梅图轴 明 徐渭 梅花蕉叶图轴 明 董其昌 行书梁武帝书评卷 明 董其昌 佘山游境图轴 明 项圣谟 雨満山斋轴 清 王铎 草书临帖轴 など 先週日本から師匠が来て、朝から行ったが、何しろゆっくりご覧になるので、お昼を故宮で食べざるを得ず、初めて「故宫餐厅」を利用した。外だよ、外。屋根はあるけど。 ここ韓国系ベーカリーの「多乐之日」が入っていた。御飯におかずが乗っていて32元。私も師匠も味は普通だと思ったが、一緒に行ったダンナが「この店の人たちは美味く作ることをまったく考えてないし、高い」って。飲み物はお茶(红茶か绿茶)ってティーバックが入ってるだけで18元。計50元って、、、観光地じゃしょうがない。ないよりマシ。位置はここ。 蘭亭ネタまだあるんだよな。 |
・三希堂 板橋区徳丸2-4-19-105 TEL:3932-3942
http://www.e-shops.jp/local/nsh/7948784885.html ・清雅堂 千代田区神田須田町1-14 TEL:3256-3011 ・栄豊斎 千代田区神田司町2-8-4 TEL:3258-9088 ・三多軒 千代田区西神田2-2-3 TEL:3265-5493 http://www.santaken.com/ ・鳴鳳堂 練馬区北町2丁目29-12 TEL:3932-1738 ・清華堂 台東区上野3丁目17番6号 恒幸ビル3階 TEL:3832-5858 http://www.tokyo-seikado.co.jp ・キョー和(新大久保、横浜など) http://www.kywa.jp/ ・宝研堂 台東区寿4-1-11 TEL:3844-2976 http://www33.ocn.ne.jp/~houkendou/ ・吉村尚香堂 千代田区東神田3-1-12 TEL:3851-6818 ・協和貿易 千代田区神田須田町1-5 新須田ビル5F TEL:3251-9381 ・玉川堂 千代田区神田神保町3-3 TEL:3264-3741 ・四宝堂 中央区日本橋馬喰町1-14-9 TEL:3663-9931 ・ならや本舗 品川区西五反田7-22-17 TOCビル 3F TEL:3494-2905 ・弥栄商事 台東区上野3-18-2 中村ビル1F TEL:3834-2794 ・慶花堂(本店) 江東区東陽5-31-21 TEL:3647-4346 (上野店) 台東区上野7-4-8 藤川ビル 1F TEL:3843-8575 http://homepage2.nifty.com/keikadou/home.html ・精華堂 台東区根岸5-11-36 TEL:3875-0066←(追記)2012年に倒産。 ・光雲堂 台東区浅草橋1-30-11 TEL:3861-4943 http://kouundou.p-kit.com/ ・書道センター会館 豊島区南池袋1-9-9 TEL:3981-0523 http://www.shodocenter.co.jp/index.htm ・翠祥堂 渋谷区恵比寿西2-8-4 TEL:3464-1006 ・玉蘭堂 渋谷区渋谷1-12-11 TEL:3499-4886 http://www.gyokurandou.co.jp/ ・一照堂 葛飾区青戸3-40-7 TEL 03-3604-4745 http://www.fussis.com/isshodo/index.html ・山口文林堂 三鷹市下連雀3-32-17 TEL:0422-49-7770 ・祥雲堂 町田市中町2-11-12 TEL:042-725-4700 ・雅 立川市柴崎町3-5-11 TEL:042-548-1388 ・東京鳩居堂(銀座本店)中央区銀座5-7-4 TEL:3571-4429 ・ユザワヤ:書道用品http://www.yuzawaya.co.jp/goods/shodo.html ・廣悦堂 東京都杉並区荻窪5-30-12 グローリアビル3F TEL:3392-7799 http://www.kouetsu.jp/ ・龍枝堂 東京都千代田区飯田橋4-6-2 TEL:3239-0733 http://www.youtube.com/watch?v=dvGvLYXiJ3w ・世界堂http://www.sekaido.co.jp/画材と額縁 ・ユニカ 書道用品通販 http://www.e-unica.co.jp/index.html ほかにあったら誰か教えてください。 |
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普通さあ、好きな動物って言ったら、猫とか犬とかパンダあたりでしょ。でも「ガチョウが大好きな著名人」っていうのがいる。その名も王羲之。そのガチョウ好きの話は頤和園の長廊の絵にもなっている(って昨日知った)。
『人民中国』頤和園の長廊画(23)。おいおいとツッコみたくなるようなストーリーはここから読んでちょーだい。 紹興にある蘭亭にこんなぶっとい字の碑があり、「鹅字为王羲之所写,池字为王献之所写」(鵞は王羲之が、池は王献之が書いた)と言われている。「王羲之为“大王”,王献之为“小王”,史称“二王”」(王羲之を大王、王献之を小王と呼び、二人は二王と呼ばれている)。 王献之は王羲之の息子。 《羲之爱鹅图》↓今回の蘭亭展での展示品はこれ。下のほうのガチョウちゃん、きゃわゆい。 |
自らが能書家としても知られる唐の太宗は王羲之の書を愛し、そのほぼすべてを集めたが、蘭亭序だけは手に入らなかった。家臣の蕭翼(しょうよく)に命じて、所有者である弁才に近づかせた。その後親しくなり、まんまと騙し取って、自らの陵墓である昭陵に他の作品とともに副葬させたという話が唐の何延之の『蘭亭記』に記されている。この話を絵にした『萧翼赚兰亭图卷』が今回展示されている。
赚は赚钱(zhuàn qián)の赚。ただ「得る」という意味のほかに「诳骗;欺哄」(騙す)という意味もある。 宋人摹『萧翼赚兰亭图』は3つあって、今回展示されている故宮蔵はちょっとカンタンな感じらしい。 现存宋人摹《萧翼赚兰亭图》计有三本,除北京故宫藏卷外,另两卷分别藏辽宁省博物馆、台北故宫博物院,其中辽博和台北故宫藏本较为完整,北京故宫藏本相对较简略。 日本では中村不折が『賺蘭亭図』を描いている(と先ほど知った)。絵を見たい人はここへ→「国立美術館」←なんじゃ、この絵はぁ?めっちゃ違和感。 蘭亭ネタきりがない。 |
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