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若い男に誘われた。「酒仙公寓の和食を食べようぜ」。初めて行った『井戸端 信』。いやもうずっーーーーと行きたかった。だって看板、アタシが書いたんだから。
店長さんもいらっしゃって(敬語)、挨拶できてよかった。 入口の看板、横5メートルくらい?(誇張だよ、誇張)。予想よりずっと大きかった。自分の字がこういう形になるのはうれしい。 メニューにも「ガーン」と、みどり様の字。ここは和食屋なんだけど、中華(日本式)もある。この日は中国人ギャル達とご飯を食べたのだが(with若い男)、写真を見て「福神チャーハンはおいしいですか?」って聞かれて、「食べたことない」と答えた。 私はさば塩焼き定食(今年の目標は「魚」だから)60元。 次!! 1月から2月までの丸二カ月、書初めを龍頭クリニックで展示する(ボスから命令が下ったため)。みどり軍団頑張ってるよ。まだ作品増えるし(表装中)、2月で展示替えをする。病院にかからなくても、見るだけでも足を運んでくださーい。 龍頭クリニックHP PR |
師走というだけにアタシは忙しいよ。ボヤボヤしてたら、清水寺の和尚がいつのまにかデカい一字を発表していたじゃないか!あ、なんで「金」なの?誰か教えてください。
さあ、今年ももうすぐ終わるから、振り返ってみよう。そして漢字一字を無理やり決めよう。私の場合、ブログ名も「果敢」なだけに、常に「戦」!って感じなんだけど、今年に始まったことじゃない(結婚したあの日から、、、トホホ)。いろいろ思いつくけど、どれも今年だからこそという決定的な漢字じゃない。 「豪」。「豪快」でいたいなと思う。 創作意欲はあった。意欲だけか? ネットから拾ってきた安倍さんの字。「夢」はまあいいとして(書家じゃないわけだし)、「女」だな。指導すべきは。 なんとなく「穏」にするわ。今年は特に悲しいこともなく、特別「突出」したわけでもなく、安定していたかな。 来年の抱負みたいなものは年明けにまた筆で表すことにして、皆さんの一字をコメント欄に書いてちょーだい。それを私が筆で書いて、一番上手く書けた字を選んで、そのご本人に差し上げます(一人だよ)。 |
北京にいる友人が日本で買ってきたという『石川九楊の書道入門―石川メソッドで30日基本完全マスター』を借りた。30日で完全マスター。面白いじゃないの。
習字じゃなくて、書道だったら、古典を臨書するものだけど、この本では褚遂良(ちょすいりょう)の楷書に沿って、漢字の書き方を説明している。 初唐の三大家に欧阳询、虞世南、褚遂良がいるが、入門ということは初心者対象でしょう?よく「書道をやるのは何から始めたらいいですか?」って聞かれるけど、欧阳询、虞世南は薦めても、褚遂良は薦めないよ。だって難度が高すぎる。 この本に一、二、三の書き方があったので、ここで紹介したい。「アナタの苦手な漢字は?」(過去記事)に一、二、三も挙げられていたんだよなあ(←みんな忘れてるでしょ!)。 筆で書くなら、100%直線ではない。ちょっと反る(この写真の字、あとで書き直すわ。あまり反ってない)。 あ、この本にはね。「墨汁は基本的に使ってはいけません。墨をするのが面倒とか、時間がないという人は書をやめたほうがいいでしょう」と。石川センセー、厳しいな。そんなこと言ってたら、書道人口激減するわ!中国人なんてプロの書家でも展覧会出品作、墨汁使ってますがな。墨磨り機ないだろうし。 「紙はにじむ紙とにじまない紙、二種類求めましょう。よい紙の上に筆先がふれる感触になじまなければ書の上達は望めません」。あー。私、初心者に聞かれて、スーパーなんかで売ってる半紙(約30枚で5元)薦めてるわ。楷書を半紙に練習している段階で、墨の潤渇に変化が必要ない場合、にじまない紙でいいかなと思っている。でも確かににじむ紙にも将来は慣れたほうがいい。 私、自分自身もいろいろアイディアを持っているが、私以上に突拍子もない課題をくれちゃう友人がいて、その人からの課題に私、そしてみどり軍団、現在取り組み中。 「今見たテレビで柿沼康二さんのファンになりました」とメールが来る。私に火がついた。 自分では気がつかない方向に私の目を向けさせる。自分が関心のなかった分野に私を向かわせる。私自身、ささやかに成長中。そしてみどり軍団、にわかに増殖中。 |
春に展覧会を開催していたが、10月からその作品の一部を龍頭クリニックで展示している。最低気温マイナスなのに「芸術の秋」はまずいな。そもそも「芸術の秋」、「癒し」って言葉きらいなのよね。それでも書く商業系みどり。
今後も展示替えをしていく予定で、次回からは子どもも加わる。うちに来て練習してみたんだけど、一文字だったら何がいい?と聞いたら、すぐに動物の名前を挙げた。6歳と7歳で、筆を持ったことがないので、画数の少ない字にしてもらった。そして、消しゴムハンコで自分の名前一字(ひらがな)も彫って、とりあえずサマになった。実際の展示はもっともっと大きい紙を予定している。 外野がどんどんどんどんアイディアを出すんだけど、私はいいとして、軍団の皆さんがどこまでそれに応えられるか。指導、頑張りまーーす。 おまけ:日曜日のイベント前、one of みどり軍団が言った。「みどりさんの字を壁に貼っておいたらいいですよ」。本当は漢字一字も書いて、唐の楷書の臨書も半紙に書いて、かなも書いて……と考えていたんだけど、ギリギリまで何もせず、前日の夜9時から「ハガキ大に一字」を書き始め、2時間で以下のみ。そして眠くなって寝た。準備万全じゃなかったが、ま、いっか。どの字がいいかな。 |
先週日曜日、友人家族2組がアトリエに来ることになっていた。それで私が看板を書いた店で食べることにした。看板できてから、見に行ってなかったし。
私らは土曜日から農村入りしていたのだが、日曜日の朝、ばあさんにこう告げた。「今日、お昼は老院子で食べます」(=私たちの分は要らないので、お義母さん達は自分で食べてください)。ところがよ、「そう、わかった」。今、ばあさんの下の妹(初登場、ばあさん3)が黒龍江省から出てきて、アトリエに滞在しているのだが、ばあさん1が3に「昼は外で食べるよ」って。嫁の意を1ナノメートルも汲めない義母。 だって粗相があったら、嫁としてすこぶる恥ずかしいじゃんか。「ぐぇ~っ」って高らかにげっぷしませんように。神に祈るあちき。 で、看板のほうだけどね。「えええ?」というのが第一感想。私はもっと大きくて、字と字の間がつまっているイメージだったのに(ジャピオンに載っている『そがい』のような)、これはこぢんまりって感じ。形そのものも好くない。ひとえにアタシの責任だ。今日から猛烈に字を書こうと反省する次第。 室内は石炭を炊いて、暖を取るのだが、暖房器具はチベット製。北京では売っていなくて、あちらから取り寄せたという。火力が強く、ここでお湯沸かしたり、焼き芋作っていた。 料理は「北」の料理なんだけど、わざわざ写真を撮ったのは、手作り豆腐。 あと餃子が蒸し餃子だった。 全然気取らない「农家菜」みたいな感じなんだけど、味は見事にどれもよかった。住所、電話番号は今度聞いて、ここに足しておくわ。 あ、ばあさんね、粗相はなかったよ(たぶん)。え?ばあさんネタ?ないでもない。 |
確かな充実感を伴うその余韻に私はいつまでも浸っている。
北京日本文化センターで開催された「和文化体験倶楽部」に書道の講師として呼ばれた。そのイベント内容を主催者側の立場から説明すると……。 1. かるたの遊び方を教える。かるた独特の詠み方で「花の色は~」と吟じ、意味も教える。 2. 筆で色紙に「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」を書いてもらう。 3. 和紙人形を折り、色紙に貼ってもらう。 参加費無料。日本って太っ腹。あんなことされても寛大。国際交流基金のHPに書いてある。「文化芸術交流、海外における日本語教育および日本研究・知的交流の3つを主要活動分野としています」。今回のイベントは明らかな知的交流だ。心のきれいな人たちによって行われた交流。 このところ中国にいる日本人は自分が日本人であることを明らかにしたくない。乗車拒否されるのが嫌だからタクシーに乗りたくない。普通は歩かない距離を歩いた。自転車を買った。みな私のまわりの友人の話である。 日本のことを本当に嫌いな中国人はいったいどのくらいいるのだろうとまじめに考えた、そんな時期に企画されたにもかかわらず、定員をはるかに越えた応募で、当日会場にやってきたのは日本語が少なからずできる、日本文化に興味を持つ中国人ばかりだった。 私の担当部分は小筆で色紙に「花の色は……」を書かせることだった。普通にひらがなを並べるだけなら、自分でも書けるので、お手本をコピーして渡し、連綿のある「仮名」(変体仮名なし)を書いてもらった。 現在中国の小中学校で毛筆書道は必修ではない。よって、筆で字を書いたことのない若者が漢字を書くのも大変であろうに、それがひらがな、しかも平安調の仮名に挑戦したことになる。でも初めてにしては上出来で、立派な作品を完成させ、お土産として持ち帰ることができた。 多少の指導はしたものの、ひたすら書かせたので、皆さんとゆっくり話せなかった。それでも「日本へ旅行に行ったばかり」。「ドラマで日本語を覚えました」。「日本に留学したい!」というナマの声を聞けて、安堵するような気持ちになった。 約3時間のイベントが終わり、会場を去る参加者たちを一瞥もせず、「まだ書きたい」と一人の男子が席に着いた。自分の書いた字が気に入らなかったらしい。私が見て、誤字や形が特に悪い字を実際横で書いて指摘し、彼は懸命に取り組んだ。書き終わり、立ち上がって、その場で何度もおじぎし「有難うございます」を繰り返した。そしてリュックを背負い、帰るのかと思えば、わざわざ私の半径50cmまでやってきて、深々と頭を下げ、「有難うございます」と言った。そのときのおじぎが深すぎて、リュックが頭から落ちそうになった。 うれしかったんだろうなあ。私も同じくらいうれしくなれた。 イベント終了後アンケートをしているのだが、そこには「日本語学習者にとってとても役に立つイベントだと思う」。「日本の伝統文化が体験できて、とてもうれしい」。そういったプラス面ばかりの感想を読む私の目は潤んだ。 大好評につき、同じ内容で2回目以降も実施される運びとなった。再び中国人と至福のときを共有したいと思う。 |
忍者アクセス解析というのは優秀で、いろいろなことが分析できる。私のところにどんなキーワードで来たかを見られるのだが(ブログ主だけ)、「みどりの果敢な北京生活」というフレーズで検索してくる人が多い。長いっつーねん。「みどり 北京」で見つかるのでよろしく!
書道関係は多いな。「○(←漢字一字)篆書」とか。私のところに来るより、オンライン字典へいかないと。「书法字典」の右に字を入れて、その右から書体を選ぶ。 私は手元に本屋で買った字典があるけど、ない人のためにこの「书法字典」はとても便利。 私はまず「胃」のいろいろな書体を調べてみた。だって「胃を胃みたいな字に書けますか」と私に挑戦状をたたきつけた輩がいるから。これ、one of みどり軍団に振ったら「書いてみます。今度見てください。みどりさんの字も見たい」と。おいおい、これまた挑戦状だな。 あと若い男がかつて私に教えてくれた京都大学の「CHISE IDS 漢字検索」。私はよく使えてないので、重宝しているという人、使い方教えてください。 おまけ 最近書道をやっているという人がコメントくれているが、拍手ボタンを押した後の欄に投稿すると、私しか読めません。書道ネタ(展覧会がある等)共有しましょう。記事の下に投稿してください。 |
4月から6月まで書のグループ展を開催したが、その一部を龍頭公寓内に昨日飾ってまいった。私の手元にあった作品だけ掛けたので、来週以降まだ増えるけど、今のところこんな感じ。
え?よく見えない?実物見に行ってちょーだい。クリニック内だが、見に行くだけでも可。説明のファイルも芳名録も置いてある。是非感想をお書きください。期間は未定。かなり長く展示しておく。展示替えもする。北京天衛診所(龍頭公寓南棟1階 TEL:87359922 9時~22時。無休)。 次の話題。蒼井そらの字。 ここに書いてあるのは中国語(しかも簡体字)だし、中国に来たときに書いたんだろうけど、これまで発表してきた字に日本人らしくないものが多い。なぜわかるかというと「蚕頭燕尾」だから(意味がわからない人は過去記事へ)。「们」のハネを見ると、燕の尾のようになっているでしょ。中国では基礎(楷書)から学び始めると、先生が必ずこの「蚕頭燕尾」が特徴の顔真卿(唐代の書家)から臨書させる。日本人の先生なら選ばないな。 蒼井そら、字うまくないよ。この写真だと楷書はいいけど(日頃の字が信じられないくらいこの人にしては上出来)、行書がひどい。特に名前!!現代人は携帯、パソコンを駆使して、ペンで字を書く機会が激減しているが、名前を書く機会は一生ある。ほかはともかく名前だけは「人に見せられる」くらいに書かないとね。あ、今思いついた。1回ぽっきり「名前だけ練習講座」を北京で開いてみるか。 |
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