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変色している、臭いがヘンだ。それでもばあさんは食べる。そういうものを食べてきた人生、免疫のある人種はいいけどね。おジャパンから来た私はダメなのよ!!その手の危ないものを食卓に出すとき、ばあさん1が決まって言うのが「微波炉多热一会儿」(電子レンジで長めに温めて)。おいおい!電子レンジの中に入っている時間の問題じゃないのよ!それが食品としてこの世に存在する時間の問題なのよ!!!
このところ、友人に会うたび「ばあさんが3人もいて大変だったね」と同情される。ばあさん2がうちに泊まったのは一日だけだよ。2は北京に住んでいるから自分の生活もあるし。はるばる黒龍江省から来ていたほうの、ばあさん3は先日親戚を訪ねて深圳へと旅立った。 ばあさん3、結局3カ月は北京にいたかな。毎週末ここに来て、子どもの国語を見てくれた。まあ宿題多すぎて、ゆっくり見てもらえはしなかったけど、私じゃついていけないようなレベルを教えてくれた。 次の数量詞を答えなさい。 一(尾)鱼 一(口)猪、一(眼)井、一(匹)布 大学入試レベルですかい! 11月頃から3はあまりここに来たくないと言い出した。理由は「不方便」。よくよく聞いてみると、バスに片道2時間半も揺られることに辟易のご様子。そりゃー疲れるわい。野菜なんかの荷物も多いし。 ばあさん3とは元旦に会ったのが最後となった。アトリエで食卓を囲み、この日なんだかダンナが機嫌悪かった。息子がご飯とスープのおわんを一人で二つ使っただけで、ダンナが怒った。「一つでいい!」。いや、別にいいでしょ。私とダンナでいい悪いの押し問答。ダンナが「置く場所がないだろ」。ある!っつの。口げんかみたいになったから、ばあさん3が気を遣っちゃって、優しく私に「王強はね、ストレスがたまっているのよ。昼間もずっと座って考え事をしていた。仕事が大変なのよ」って。それはわかりますよ。そのうちダンナが「中国人は一つでいい。日本人は人権がどうだとかうるさすぎる」とまで言い出したから、私は引いた。これじゃあ、埒が明かない。私はいい嫁だから(心からそう思う)、引く。これ以上言及しても意味がない。 ダンナは最近は絵を描かないで、展覧会の企画ばかりやっていて、精神面でご苦労がおありだろうと改めて認識した。その点、私は「仕事のストレス」がまったくないからね。慈しむような気持ちよ。 あ、このときばあさん1もプリプリしてた。元旦に孫が来るからって朝から「涮羊肉」の用意をしていた。息子は朝から出かけて、映画を見てきたんだけど、アトリエに着いたのが夕方6時。「朝からおばあちゃんに会いに来ないで、友達と映画を見ていた」ことに1は腹を立てた。 ばあさん1:こんなに美味しいものを用意していたのに! ばあさん3:そうよ、1週間前から肉は買ってあったんだから おいおい!いつの肉やねん!とにかく1が怒っているから、3が「子ども達もやっと休みになってよかったね。普段大変だからねえ」となだめてくれた。どうにかその場の雰囲気を和やかにしようと懸命で、いい人だなと思った。義母を1と取り替えてもらおうかな。いや、また私の頬をなでられても不快だしなあ。 あの広い敷地の一番広い部屋は暖房が入らない。寒いから、野菜置き場になっているのだが、「卸売りですかい?」ってなくらいの量が置いてある。 ダンボールに興味を注がれ、開いてみたら、血がついていて、人肉バラバラ事件かと思って焦った、焦った。人肉じゃなくて豚肉だと自分に言い聞かせ、慌てて蓋を閉じた。 それでなくてもお化け屋敷みたいなんだから、誤解のないようにしてほしい。
一連のばあさんネタ<完>
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12月のいつだったか、ばあさん1と3がうちに泊まり、翌日博物館へ行くと二人で出た。出て25秒でばあさん1が戻ってきて、「バスのカードを忘れた」。私が「あ、手袋も忘れてますよ」と気づき、「ああ、そうそう」とばあさんは手袋をはめた。私はばあさん3が手袋を持っていないような気がした。「おばさん、手袋ありませんよね?私のを貸します」って言ったら、「不要。她的衣服袖子长」。えええええ?
私の息子、手袋を頻繁に学校に忘れてくる。日中もマイナスの北京。寒いじゃないか!翌日私のを貸す。それも忘れてくる。それをまた忘れてきて、別のを貸したことがあって、ある日息子が帰宅したら3つの手袋が並んだときは笑った、笑った(ってそこ笑うところなのか?)。 たまにダンナがこのうちに来る。そうすると翌日子どもを車で学校まで送り届ける。朝、出るとき息子に「手袋しなよ」と言うと、ダンナが「不要。袖子长」。ダメダメ!ダンナは手袋をしない。だってどこへ行くのも自分の車でドアーツードア。アンタの妻子はね、バス停まで歩いて、バス停でバスを待ち(なかなか来ないこと多々あり)、降りたらまた歩く。手袋がないと凍死するんだよ!! ばあさんは「もったいない精神」にあふれていて、ゴミまで拾ってくるようなヒトだが、ダンナは長らく使っていないものは壊れていなくても邪魔だと言って捨ててしまうようなヒト。この二人、本当に親子なのか甚だ疑問だった。結婚以来初めて、ばあさんとダンナが同じことを言ったという意味で実に感慨深い。 |
ばあさん1(私の姑)はよく動く。朝食後座っていることはない。すぐに掃除にとりかかる。床を掃いたり、机や棚を拭いたり。一方ばあさん3(姑の妹)はずーーーーーーーっとソファーに座って本や新聞を読んでいる。目が悪くなるんじゃないかと思うくらい活字を読み続ける。
1がご飯を作り始めると必ず3は台所へ行って「手伝おうか」と言う。1は3に「子ども達の勉強を見てて」と言う。3、引き下がる。1が千切りにしたニンジンを見て3が「これ自分で切ったの?すごーーーい」って。私もできますがな。3ってご飯作れないのかなと思っていた。 あるときアトリエから包子(肉まん)を持ってきた。是非子ども達に食べさせたいと残しておいたと言う。それは3の手作り。へえ、炊事できないのかと思っていたが、やればできるんじゃんか。晩御飯の用意を私がして、その包子を中華鍋で温めようとすると、1が「そのままでいいわよ」。私「いや、温めます」。ガス代節約を丁重に拒否。その後、1がその蒸している鍋に干豆腐(写真右上)を入れた。「过期了」と言って。えええぇぇぇぇぇえええ?「時間たちすぎてる」と「腐っている」がイコールで結ばれると困るな。干豆腐は味噌をつけて食べるんだけど、子ども達に日本語で「時間たちすぎてるらしいから食べなくてよい」と諭した。 3が静香に服を買ったという。写真ではよく見えないかもしれないけど、襟や袖にニセ真珠みたいなのがゴロゴロついている。プレスリーか尾崎紀世彦の再来ここにって感じよ。私、あからさまに「白は汚れが目立つんですよね~。あと、これ洗濯機に入れられませんね。クリーニング屋かな」。1がクリーニング屋なんてとんでもないという顔をし、慌てちゃって「自分で洗えばいいよ」。 静香に日本語で「この服好き?」と聞くと、「うーん、まあいいよ。だっておばあちゃんせっかく買ってくれたんだし」。やがて1が「この服要らないよね?白い服は汚れやすい。洗濯も大変だ」と言い始める。えええぇぇぇぇぇえええ?くれたんじゃないの?結局1が持って行っちゃった。あの服の行き先はいったい何処に? |
ばあさん×2昨日来たよ。毎週末来ているから、ネタはたまっているが、昨日の新鮮なヤツを。 <ばあさん1編> 娘の頭にかさぶたのようなものができていて、痛くも痒くもないが気になるから、夜宿題やりながら常にそこを触っている。これは病院に行ったほうがいいと話していると……。 ばあさん:有王强的药吧 (うちのダンナ、皮膚が弱いから、いろいろ薬あるんだけど、それを使えと) ばあさん:皮肤的药都是杀菌的 (皮膚の薬はみんな殺菌作用があるから、どれでもいいと) ばあさん:不红就可以,红的话去医院。 (赤くなっていないから、病院に行く必要がないと) 病院に行く=お金がかかる。私たちを何としても行かせないようにするための強引な理屈。 ばあさんはリビングにいて、私と娘は寝室へ。ダンナの薬があった。ばあさんが大きな声で「私が塗ってあげるよ~」。娘怒っちゃって小さい声で「塗らない!」。私が「ママが塗ってあげようか」。娘もっと怒っちゃって、「塗らないよ!」。私も私だ。 <ばあさん3(ばあさんの妹)編> ばあさん:(息子の問題集を手にとって)これいくらで買ったの? 私:図書批発市場で買ったので2割引です。でも普通はわざわざそういうところ行きませんけど ばあさん:で、いくらで買ったの? 私:(おい、私今ハッキリ言っただろうがっ!)2割引でした。 ばあさん:私は教員だから半額。生徒だって3、4割引きよ。アナタの発音を聞いて、きっと……。 私:(めっちゃ腹立つな。私が外国人だからボラれたとでも?)。誰が行っても図書批発市場は2割引なんです。小売は。 ばあさん1が言う。「冷蔵庫の麺は食べた?」。開けてビックリ。知らなかったよ。 先週(え?先々週?まさかもっと前じゃないだろうな?)、麺を作りすぎて、冷凍庫に入れていた。冷凍庫は中が2段になっていて、上の段に勝手にお菓子のカンの蓋を皿にして(おいおい)、麺の皆さんが横たわっていた。サランラップという洋服も着せてもらえず。 (つづく。つづきたくないのに) |
ばあさんネタを心待ちにしている、私の敵のような皆さん、おはようございます。あんまり頻繁に更新すると、価値が薄れる。私がコメント欄に「ばあさんネタ書いても反応がないので、書かないことにした」と書いても、反応ないし。私はちやほやされてナンボの女なのよ!(ちやほやという日本語が適切なのかは甚だ不明)。
毎週末来てるよ。ばあさん1と3。昨日も来た、昨日もまた台所直行。台所はやめてほしいのよね。だってそこは「口に入れるもの」がたくさんある場所だ。命に関わるわい!到着して、10分以内に「はい」と渡されたのがコレ。 ばあさん、それお盆ですがな。皿使えっての!お盆は食器と置く場所が違うから、これがお盆だとは絶対わかっている。指摘したら「だって洗ってあるでしょう」とか言いそうだ。また会話が成立しなくなるわい。無言を貫く良き嫁。 私がお茶を淹れる。自分のお茶を持ってきていて、冷えたからと言って、そこに足した。おいおいおいおいおいおいおいおいおい!違う味のお茶を一緒にするなよ。 今日はここまでだ。ネタあるんだけど、渇望する人はその渇望の気持ちをコメントしといてちょーだい。場合によってはガンガン更新してやってもいい。 |
先週火曜日の夜、娘が言った。「ママ~。あの青い靴小さくなっちゃった。もう今日は足痛かったよ~」。いくら成長期とは言え、よく履く靴が急に小さくなることなんてありえない。「あっ」。私が気づく。「おばあちゃんがね、静香の靴を借りたんだよ。たくさん歩くから運動靴を貸してって言われたの。ママ運動靴ないのよね。それでおばあちゃんが静香のを履いたんだけど、おばあちゃん、足小さいじゃない!それで鞋垫(xié diàn。中敷)を2枚も入れた。1枚は厚いヤツだよ」。
静香「おばあちゃん、ひどーーーい!使い終わったら取ってくれればいいのに」。そんなことするわけがない。とんだ災難だったな。 ばあさんが3人もいたでしょう。姦しいったらありゃしない。女三つじゃなくて、婆三つって漢字はないのか。あったら臨場感出るのに。 晩御飯。料理の腕が「4姉妹ナンバーワン」と自他共に認めるばあさん2がメインシェフとなった。なんだかいろいろ作っているなあと思ったわりに、メニューは、東北凉菜(サラダ)、買ってきた熟肉(味のついた鶏肉とレバー、肉皮冻)、洗っただけのレタス、カブ(味噌つけて食べる)。これに白いご飯。炒めた料理がないってどうよ。東北凉菜にはきくらげ、ゆでたほうれん草も入っていたから。一応火は使ったんだな。 とにかく味のついた鶏肉がしょっぱいしょっぱい。塩食べてるのかと思ったけど、ばあさん×3、さすが東北人。「美味しいねえ」って、うまかないわい!40分並んで買ったっていうんだよ。まったくもってヒマ人だ。外で40分は寒いでしょーが!私知ってるよ、行列のできる加工肉屋。あんまり並ぶから美味いんだろうなと思って、買ったことあるけど、塩分多くて一生買うまいと思った、あの店でしょ。 食後洗い物して、冷蔵庫を開けたら、そのお肉さんたちが鎮座していらっしゃるじゃないか。どんだけ買ったのよ。明日アトリエに戻るって言ってたな。置いていかれたら困るな。「おとうさんにあげてください」「いや、年寄りはそんなに食べないよ。周吾はお肉好きだよね」という会話を想像して、ぞっとした。 ばあさん×3の共通点。トイレに入って電気をつけない。うちのトイレは窓がない。だからドアを閉めたら真っ暗なの。でも電気代もったいないんだよね。で、真っ暗はイヤだから、1cmくらいドアを開けて入ってる。それは怖いっての。ホントやめてほしい。まあ、私も伊達にあの人たちの親戚じゃないから、気配でいるかいないかはわかるんだけどね(そういうふうに馴染んでいる自分が一番怖いってんだよ)。 夜、ばあさん3がシャワーを浴びるという(つまりほかは浴びない)。シャンプーなどがわからないというので、一緒に洗面所へ行く。「これがシャンプーで……」。「私は日本語読めないよ」。「いや、中国製です。あと、体洗うのはこれを使ってください」。ばあさん3、ニコニコしちゃって「あなたは親切ね~」と自分の両手を私の両頬へ置く。許さん!若い男にも触らせてないのに!私は小さい子どもでもなければ、犬でもないし。 翌日子どもたちが登校した後、ばあさん1~3が起きてきて、8時すぎには出て行った。水曜日のことだ。「また金曜日か土曜日に来るね」と余計な言葉を残して。 1~3が去った後、静けさの中、冷蔵庫を開ける。ない。肉が鎮座してない。私が胸をなでおろしたのは言うまでもない。 |
前回「火曜日に続く」と書いて終わったが、月曜日の話が終わってなかった。ネタ提供しすぎなんだよ、あの二人。
日曜日の夜からテレビが砂の嵐になった。テレビと外をつなぐ線は二本しかなく、絶対どちらかの問題だ。1本抜いてみると、中の金具部分がぶちっと切れている。 ばあさん3:买新的就可以了(これ新しいの買えばいいのよ) ばあさん1:不!焊一下(いや、ハンダ付けすればいい) えええぇぇえええ?どんだけケチなんだい。どこでハンダ付けすんのよ?月曜日奴らは前門方向へ行き、夕方帰宅したときには、「新しいのを買ったよ」。ああよかった。そして「2元だった。5元だったけど」。さすが値切りの女王。っつか、安すぎるな。使えるのか? 私がはめてみると、やはりテレビは見られない。その夜「歌华」に電話して、翌日修理の人が来て、かちゃかちゃやって見られるようになった。タダ。歌华に電話するとは思いつかなかった。歌华是唯一一家负责北京地区有线广播电视网络建设开发、经营、管理和维护的网络运营商。 家の鍵が一つしかない。火曜日のことだ。昼前に私が「友人とのランチに出かける」と告げた。ばあさん1が「今日は近所にしか行かないよ」。絶対私のほうが帰りが遅い。それで鍵を渡した。4時くらいに帰宅すると不在。おいおい!どこまで行ってんの。1の携帯を鳴らすも出る気配なし。3の携帯番号を知りたく、舅に電話する。「三姨の携帯番号を教えてください」。「どうした?」「鍵を持って行っちゃって、私、家に入れないんです。おかあさんに電話しても出ないから」「わかった。俺から電話する(ガチャ)」。 いやいやそうじゃなくて!ばあさん×2がいつ帰るのか知りたいのに、直接聞けないじゃないか!5分くらいして、1に電話するとやっと出てくれた。「もうすぐ着くよ(ガチャ)」。だーかーらーーー、具体的にどこにいるか聞きたいのにぃ!中国人の言う「もうすぐ」は1分後かもしれないし、20分後かもしれない。いつまでこんな何もないところ(ドアの外)で待たなきゃいけないの。 5分後には不愉快かつにぎやかな声が聞こえてきた。ばあさん2が加勢されてるじゃんか。四姉妹なんだけど、3/4そろうと強大。私にのしかかる大きな負担を静かに受け止める覚悟をする。 <続く> 追記:私、ブログの記事は先にwordに打っているんだけど、今日のこの原稿、書いて台所へ行った。パソコンのところに戻ってきたら、ばあさん3が読んでるじゃんかー。いくら日本語とはいえ、冷や汗どころか、心臓が止まりそうになったわ。「我、我、我、、、写、日记」ってビビりまくるプチハートな私。あからさまにwordを閉じる。焦ることこの上なし。この数秒の出来事で確実に寿命が2年縮まったわい。 |
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