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ダンナが入院していた病院、食事を頼むことはできるけど、みんな外から買って運んでいた。ダンナも朝のお粥を頼んだことはあったが、基本的に「若いの」に外で買ってきてもらっていた。でも、病院のまわりにはロクなレストランがなく、油っこくて、ダンナ飽きてきた。
ばあさんがうちに泊まり、作って届けたことがあった。手術数日後、お粥から進んでちょっと食べられるようになったとき、ばあさん、まずは麺を打って、持って行った。家で茹でてから持って行くから、病院に着いた時には柔らかくなってしまい、美味しくない。
二回目に麺を持って行こうとしたとき、ばあさんが「炊飯器を持って行って、病室で茹でよう」と恐ろしいことをのたまった。
私:いや、でも同室の人がいますから ばあさん:だってうちで茹でて行ったら美味しくないよ 私:いやいやでも、それはよくないでしょう
その日はダンナの友人が差し入れしてくれるという情報を得て、事なきを得た。 病室で麺茹でてるばあさんを想像したら……暑い夏にはもってこいの怪談話だ。 PR |
中国の病院って完全看護じゃない。本人が歩けないような状態だったら、24時間付き添いが必要。両親は高齢だし、私は子どもを見なきゃいけないしってことで、ダンナには画家村から日替わりで「若いの」が派遣された。
全身麻酔で手術して、その後すぐは食事できないでしょう?翌朝、ばあさんから電話がかかってきた。
ばあさん:果物とおかゆは摂ったほうがいいから、アンタ作って持って行きなさい 私:いや、昨日手術したばかりですから ばあさん:でもお粥は大丈夫だよ。果物はそのまま食べられないけど、つぶしてお湯で薄めて。特にスイカがいいらしい 私:いや、点滴してますし ばあさん:何にも食べないのは体によくないからね。そうそうハチミツを買って病院に持って行って、薄めて飲ませなさい 私:わかりました。持っていきますけど、先生にちゃんと聞いてからにしますね
電話切って「絶対食べられないっつの!」と心は言い、手には握りこぶし。ダンナの弟と妹、計3人全員広州にいるのだが、電話がかかってくる。ばあさんにも電話して、「いろいろ調べたけど、スイカがいいらしい」と言ったと。
病院へ行く時はちみつだけ持って行った。だって、後でばあさんが来たとき「何で持って来なかったの?」って責められるのがイヤだから。病室に入ってダンナに言った。「今何も食べらないよね?おかあさんがスイカとはちみつを持って行きなさいって言ったけど」。横から「若いの」が「今は何も食べられませんよ」。そりゃーそうだ。
ばあさんの言うことを聞いてしまうと、体は悪化するに違いない。 |
ダンナが二回目の手術のとき、手術室に運ばれた後、私とばあさんが病室にいたら、看護婦さんがシーツを取り替えに来た。
やめてください。お義母様。 |
昨晩の残りモノで、私が作った吉野家風牛丼(byクックパッド)と、ばあさんの作った中華スープがあった。朝、台所でばあさんはそれを一緒にした。ひどい。ひどすぎる。いくらなんでも許せなくて、条件反射的に抗議した。私:这两个不能放一起ばあさん:没事儿腹立つーー!!仏のみどり、久しぶりに頭にきた。結果、誰も食べなかった。それ見たことか!私、怒ってんだからね。心で。 |
トイレに入ったら、あ~らビックリ。
最近、私、ばあさんに対して文句を言わなくなった。だって外国人で年寄り。言ったところで改善されるわきゃーない(by長年の経験)。でも、これは「やめてください」と言うべきか。昨日、ハナが出て苦しく、久しぶりに日本で買った鼻炎の薬を飲んだ。もう眠くて眠くて、10時間くらい寝た。昨晩の洗い物も全部ばあさんがやってくれた。 朝、台所へ行くと。
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私の関与する展覧会の搬入、陳列、搬出、いっつもダンナにやってもらう。でもヤツは現在ありえないくらい忙しい。先週末、MANZOからshalaへ、私とsome of みどり軍団で作品を移動させた。そして一緒に晩ご飯も食べることにしていた。私が家を空けるのは午後6時間くらい。うちの子達もう中学生だし、ご飯は作って置いときゃーいいんだけど、息子!私がいないとゲームばかりする。それがイヤで見張り番として、ばあさんを呼んだ。コメント欄に「ばあさんネタがない」って書いてあったから、一石二鳥(おいおい)。 1.電気ポットを買った。今までは美的(国産)の安いやつ。ボタンを押せばお湯が出る。今回アマゾンで松下のを買った。「锁定解除」を押してから「出水」を押さないとお湯は出ない。ばあさんにそれを言ったら、「那么麻烦」(そんなに面倒なの)。私が「小学校のときですけど、家に来た人が、電気ポットに寄りかかってお湯が出ちゃって火傷したことがあるんです」と言っても、「怪不得那么贵」(どうりで高いわけだ)と。いや、日本は普通このレベルのポットですがな。 |
中国の大晦日は「年夜饭」といって、一家団欒で食事をする。例年、義弟一家も来ていたし、それはそれは張り切って、ばあさんがご馳走を作っていた。今回は手抜きというか、写真に収めるほどじゃなかった。魚は炒め煮だけど生臭いし、肉は黒竜江省から買ってきたというんだけど、冷凍しすぎなんだよ。 あ、うちの冷凍庫にあった、ばあさん手打ちの麺。処分したよ。全部茹でたけど、食べてみたら冷凍庫の霜の味のみ。これなら飢え死にしたほうがマシ。 アトリエの冷凍庫に肉がたくさんあるんだけど、ビニールやラップにちゃんと包まれてなくて、一部むき出し。まずいことこの上なし。冷凍という悪習を是非とも改めてほしい。 前日の夜に食べた炒め物二種を昼に温めて出した。じいさんが一番先に食べ終わり、立ち上がって、その二種をその場で一緒にして(気持ち悪い行為だ)、「これはもう食べないな」と台所へ持っていく。それで捨てるのが普通の人だ。じいさん、普通の人じゃないからさあ。 食後に私が監督に行ったよ。台所にドッグフードの大きな入れ物があって、その横にそのお皿が直に置いてあった。「これ犬にあげるんですか」って聞いたら、「そうだ」と言った。息子が「おじいちゃん、犬にネギをあげちゃだめなんだよ」。私「ネギ、しょうが、ニンニク、絶対ダメです」。 そこでばあさん「咱们家狗笨,没事儿」(うちの犬はバカだから、大丈夫)。 娘「ダメダメ。絶対あげちゃダメ」。私「病気になります!絶対ダメです」。 夜、ばあさんがレンコンのはさみあげを作るのを手伝った。中国人の習慣なんだけど、コンロで二つ火が使えるのに、絶対同時に使わない。レンコンは私が揚がったものを皿に取り出していたが、最後の3個を取り出す前にばあさんが火からはずした。「あとは余熱でいいよ。ここでスープを温める」と、スープの鍋を火にかけた。おまえは揚げ物できないんかい!!そんなにガス代がもったいないんかい!! 私は諦めている。「揚げ物は温度が急に下がったら、まずくなりますよ」って新婚だったら言ったかもなあ。 春節だから、对联を書いた。赤い紙ちゃんと売ってるのよね。私がネットで「对联大全」を調べて、語句はダンナに選ばせて、私が筆を執る。じいさんが貼ったんだけど、左右逆なのよ。3箇所貼ったんだけど、見事に全部逆。おいおい、それは故意なのか。ダンナに「反対だよ」といったら、「赤けりゃいい」。今年アンタに幸福は訪れないよ! |
じいさん、ばあさんが燕郊(河北省)へ買い物に行くというので、子ども達と付いていった。まずは爆竹と対聯。一地方都市の商店街をちょっと入った横丁ってな感じ。
その後、瓜子(ひまわりの種)を買おうとする。どんどん試食するばあさん。本領発揮で値切るが、「1斤くらいじゃ安くできないよ」と言われる。ばあさんのすぐ前に買おうとしている男性がいて、ばあさんが「この人も買うんだから、安くして」。いやいや、その人、赤の他人だがね。 次は野菜。4.5元と言われ……。 じいさん:4元でいい 野菜売り:だめだめ、4.5元 じいさん:5毛钱就算了(5角はいらないだろう) そう言って去る。おいおい!でも、結局4元のまま。ここで「人間、強気に生きるのが大事」ということを多少学ぶ。
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