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ぶ、げっ。 なるべく近い擬音語を以てしても、あの気味の悪さは表現できない。何の音かというと、ばあさんのゲップ。「いやあ、慣れましたわ」なんて言えない!そんな悟り、開く必要、ないし。 なんで食後に絶対絶対絶対ゲップするんだろう。エラく派手に。そして自慢気に。とにかく気持ち悪いから!! ばあさんは昨日の午前中ここにやってきた。ダンボールとか、小麦粉関係のものをしこたま抱えて、じいさんとともに。じいさんは届けるだけ届けて、アトリエに戻った。ばあさんの用件は、「物业」(団地の管理事務所)に「この雨漏りどうしてくれるの?」と文句を言うことだ。早速ばあさん、「物业」へ自ら出向くも、担当者がこの日は出勤していない。ということは、一泊決定!読者の笑顔が容易に想像できる。 晩ご飯は言わずもがな「お手製の麺」。水と小麦粉を混ぜた塊を薄くのばして、包丁で切る。塊を切って細長くするときに麺同士がくっつかないように、予めまな板に小麦粉(通常は「玉米面」)が振ってある。包丁にそれが付く。小麦粉付きまくりの包丁を水で洗うことは決してしない。食器を洗った後置いておく水切りの場所があるじゃない。粉付き包丁がそこに置かれてたのよね。めっちゃ、腹立つわ。 朝、子ども達が学校へ行く頃に、ばあさんが起きてきた。朝ご飯、私は食べてないんだけど、一緒に食べたくないから、「食べました」と言う。ばあさんの今回の任務は「物业」へ行くこと。そっちに行ってる間に私は子どもの残りを食べようと思っていた。そしたらばあさんご飯が終わって、「物业」に電話をかけ、「早く来て。私は昨日からここで待ってるんだから」と言った。えええ?出かけないのかい!冷蔵庫に隠してあったサンドイッチを寝室でこっそり食べる、コソ泥のようなアタシ。 「物业」の人がうちを見に来て、去って、私は書道の資料作りでパソコンに向かっていた。 ガシガシガシガシ 雑巾で床を拭いていたら、音は出ないはずなのに、ゲップのごとく音が派手なばあさん。私はここ数日また大掃除をして、ゴミをたくさん出した。子ども達が小学生のとき、私自身が国語の教科書で勉強したノートを捨てた。シャーペンで書いてあった。ほかにも、字の練習をして要らない半紙も一緒に大きな紙袋に入れておいた。そしたら、それらの紙で床を拭くんだよ。ガシガシガシガシって音、うるさいうるさい!!それでは床が鉛と墨で汚染されてしまうではないか! 毎日息子、帰宅して、水を飲む。昨日は氷を入れていた。朝、咳をしていた。 朝、子ども達が去って、私に「周吾は元々鼻炎で調子悪いんだから、絶対冷たいものは飲ませちゃダメだよ。もう秋なんだし」。 ばあさん:昨日、周吾は食べる量がずいぶん少なかったし、学校から帰ってくるのも遅かったでしょう?外で食べてきてるんじゃないの? 私:それはありえません ばあさん:いやあ、おかしいわよ 私:周吾はウソはつきません。先週、数学の塾へ行って、帰りが9時半だったんですけど、「友達とちょっと食べていい」って電話してきました。いつもちゃんと電話して私に断るんですよ ばあさん:まわりの友達もね、「小心眼」だろうから。静香は心配ないけど、周吾は男の子だし「别大意」 孫の友達なんて会ったことないだろうが!それに、息子のことはアンタよりわかっておるわい。 我が家は春に壁のペンキを塗り直したのに、窓側の天井、壁は防水が甘いらしく、もうペンキが禿げている。おいおい、早すぎるだろう。「物业」のおじさんが来て、ばあさんが訴える。「うちは内装したばかりだよ。その内装のため、外に家借りて、その家賃だってかかったんだし、大変だったよ。前一回修理しに来たでしょう。誠意は認めるけど、またこんなになっちゃって、やった意味がないでしょう。これすぐ直してくれなかったら、告你们(告訴する)」。 「物业」の人が去って、「強く言わないと、あの人達、動かないから」。中国人への対応は中国人じゃないと。私には絶対できない仕業だ。 PR |
台所に鍋があるだけなら私も気に留めない。でも、おたまがぶっささっていた。ネタの匂いがする。そして蓋を開けると……。 ええええええ?これいつのお粥?私はその日アトリエに昼前に着いて、お昼を食べ、午後2時半にこれに気づいた。お粥があるなら、出せばいいのに。犬行き?ゴミ箱行き?その夜もそれは食卓に出なかった。見なかったことにしよう。 翌朝。ばあさんがそれを温めている。「王強はお粥好きだからね」。聞かなかったことにしよう。どうせ私、食べないし。
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写真見てわかるかなあ?鍋の蓋がたらい。鍋の本来の蓋は健在なんだけど、中に入れすぎて、もっと高さのある蓋の代わりを探したら、たらいだった。私はそう察する。でも沸騰してくると、たらいはちょっとズレる。それでナスの入った皿が「重し」になる。 台所に無駄な食器が見える。たとえば野菜を入れてあったお椀は「ナマの肉が入っていたわけではない」という理由で、それがカラになっても洗わないでそのままそこに放置される。私は見つけると片っ端から洗う。 電子レンジ、炊飯器、常に開けっぱなし。そして中に何かが入っている。それは温めるために入れられているのではない。ただそこに収められているだけ。 炊飯器にカラのお茶碗があったので、取り上げると……。 下は小豆だった。なんでやねん! |
アトリエに数日いた。私はブロッコリーを洗っていた。たらいに水をためて暫く漬け、水を取り替える。それを二回やった。最後水に浸かったブロッコリーをザルに上げていた。そこへばあさんが突如やってきて、冷凍室にあった袋入りナマコを取り出し、たらいに入れた。私、握りこぶし。だって、冷蔵庫に入っていたものって、雑菌がたくさん付いているから。私が丹精込めて野菜を洗っても報われない。でも、黙っていた。今日のところは握りこぶしだけにしてやったわい。文句言っても今後に反映されないんだから。
いかにして被害を避けるか。万全を期し、私も賢くならなきゃいけない。 |
アトリエにいたら、「未確認飛行物体」じゃなくて、「可確認走行物体」が突如としてみどり様の視界に!こりゃネタだと思い、カメラを持って庭に出た。今アトリエは大建設中につき、建材を運んだりしていて、門が30cmくらい開いていた。その隙間から見知らぬオバちゃんが遠慮がちにこちらを覗いている。物体の主人に違いない。私が「进来吧」(入っていいですよ)と言い、オバちゃんが入ってきた。 物体、逃げる。オバちゃん、追う。なかなか外に向かわない。門の外にもうひとり遠慮がちな若い女性あり。オバちゃんの娘っぽい。私が再び「进来吧」と言うと、入ってきた。
マネモネ?いやマネというよりモネ。印象派を手軽にアナタへって感じ。物体に対しては「可愛いからずっとていいよ」とも思ったけど、世話するのメンドーだしなあ。っていうか、他人の所有物だし。 10分くらいでオバちゃん、どうにか外へ追いやった。お疲れ様ンサ。 |
ダンナが入院している6月のある日、私にラジオ局の取材があった。夕方だったけど、金曜日(翌日登校しないので、夜ゆっくりできる)なので、子ども達と外食する予定だった。
午後、私の携帯に電話がかかってきた。 ばあさん:今病院にいるけど、夜そっちに行くよ 私:私、今日は展覧会の仕事があるんです。帰宅は6時か7時です ばあさん:食べてくるの? 私:家に帰ってから食べます
ということは、外食できないなあ。ばあさん、絶対外で食べない。理由はお金がもったいないから。不衛生だから(←いやいや、アンタの料理のほうが不衛生だよ!)
ご飯を全部作ってもらうつもりだったけど、ばあさんも病院に行って疲れている。私が野菜を買って帰ることになってしもうた。金曜日の夕方はタクシーがつかまらない。仕方なくバスでのろのろ帰った。
ばあさん:あるもので作っているけど、何買った?これから病院に届けなきゃいけないのよ 私:ええ?今7時ですよ。これから作って届ける?
家にキャベツとにんじんしかなくて、ばあさんはそれぞれ炒めていた。ほかにお粥が作ってあって、「時間がないからこれを届けなさい」。手術して数日でお粥しか食べられないはずなのに、油ギトギトの炒め物???それに、あろうことかダンナに付き添っている「若いの」のご飯も届けると約束したらしい。少しの時間なら居なくても大丈夫だから、「若いの」のご飯はもっと早い時間に自分で買いに行ってもらえばよかったのに!
7時に帰宅して、私お腹ペコペコだったが、それどころじゃない。お粥とキャベツとにんじんを私が病院に届けることに。「若いの」にこのメニューは絶対気の毒。外でしっかり中華のどんぶり物(盖饭)を二つをお持ち帰りして、ダッシュでタクシーに乗った。
私がもし食事してきたとか、もっと遅く帰っていたら、悲惨だった。ばあさんはタクシーに乗らないから、食事を届けるのが9時にはなっていただろう。
私が8時に着いて、「おかあさんがにんじんは体にいいって炒めたんだけど」とダンナに言うと、「お粥しか要らない。そこに漬物があるから取って」。えええ?そんな塩分多いもの、いいのか?「若いの」は脇目も振らず食べていた。そりゃお腹すくわ!「ごめんなさい。義母があんな人で」。心で謝った。
お粥だけだから、ダンナはすぐ食べ終わって、「これをここで洗って、おまえはすぐ帰れ」。「いや、子ども達学校明日ないから、私別に早く帰らなくても」と言っても、「帰れ」。はいはい、帰りゃいいんでしょう?私も相当お腹すいてたしな。
ばあさんの対応にも疲れる入院生活だった。
(入院系列、完) |
①前日から食べているというマントウ(鍋に入りっぱなし。冷蔵庫という高級エリアに入れてもらえたためしなし)を温めようとした。この水は古いから、取り替えようと思ったら、水が黒かった。おーまいがっ兼うぉだてぃえんな。 私、初め見たとき「ごきぶり」かと思ったよ。冗談抜きで。だって普通に考えて、ロクなもん入ってないに決まっておるわい。でもでも、よく見たら「龙虾」様ではございませんか。 |
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