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アトリエの台所で朝、私がお粥作ってんのに、じいさんが牛乳の袋を出してきた。いや、水っぽいモノはもういらないから!と心で思い、でも出さなきゃいけないと思う。火にかけているお粥が吹き出るからと、じいさんは鍋におたまをぶっ刺して、蓋をする。おたまがあるから蓋はちょっとズレている。その上に牛乳をパックごと置いて温めようとする。蓋が丸みを帯びていて、乗っからない。っつーか、そこで温めるな! 暖房をまだ入れていない、新築の部屋(元車庫)の台所が野菜など食品の貯蔵庫になっている。そこから持ってきたから、牛乳はとても冷たい。息子にはそのままコップに入れて渡す。老人の分は電子レンジで温めようとしたのだが、じいさんが「お粥の中に入れるから温めなくていい!」と、持って行こうとする。いや、お粥+牛乳、気持ち悪いから!「私がやります!」って、ひったくるようにして、電子レンジに入れた。
中国人、なんでも中華鍋一つで作る。コンロも一つしか使わない。だから、白菜を茹でた中華鍋はすぐ洗って次の調理に使わなければならない。茹でたお湯を捨てようとすると、ばあさんが「ちょっと待って!雑巾洗うのに使うから」とステンレスのボールに入れる。えええ?雑巾洗う?そこへじいさんがやってきた。ばあさんはじいさんに「ほら、アンタ手が切れていたでしょ。水で手を洗うと良くないから、そこのお湯で洗って。その後雑巾洗って」。おいおいおい!ゆで汁の最大利用は止めてほしい。
私:レモン腐ってましたよ じいさん:进口的 私:カビが生えているのもあって じいさん:那是进口的 私:食べられませんから! じいさん:进口的 会話が成立しない。じいさん、进口(輸入物)は腐らないはずだ!と言いたいらしい。高いことを強調したいんだろうけど。冷蔵庫も毎回こまめにチェックしないと、恐ろしいアイテムだから。 PR |
1週間くらい前、ダンナから電話がかかってきて、「紅白はどこで見るんだ?」って。それで前年と同じく、「食屋そがい」へ行ってきた。昨晩7時に着いて、紅白が終わる10時45分までいたわ。途中、親しい妹妹が「紅白は风云直播で見られますよ」と短信をくれたが。 12時にアトリエに着いた。本日起床は9時。暗黙の了解で、朝ご飯はアタシの仕事。っていうか、ばあさん絶対に作らない。そうすると私が作るしかないじゃない。サンドウィッチでさえ野菜不足と認識されちゃうので、朝から野菜の炒め物を作ったよ。ばあさんが「お粥はあるからね」って。いやあ朝絶対作らないんだから、何日前のかわからない。におい嗅いで大丈夫そうだから、食卓に出した。どうせ昼たくさん作るんだから、朝は簡単でいいやと、炒め物一つと、ばあさんお手製の漬物を冷蔵庫から出した。 あ、ここ悪魔の館だから。台所が一番怖いデインジャラスゾーン。だって口に入れるものが置いてあるところなワケで。 野菜が干からびているのは、目をつぶるとしても、生の肉が細かく切って冷蔵庫に入れてないって!!しかも超少量。
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ばあさん3:(私に)模範作文の本を買ってきなさい。静香に聞いたら、一冊もないっていうじゃない。驚いたわよ。 私:わかりました。あ、(突然思いついて)模範作文ってネットで探して、私が印刷して、子ども達に見せてもいいんですよね ばあさん3:いや、パソコンは目に悪いから 私:いや、だから、印刷するんです。パソコンは見ません ばあさん1:そうね。そのほうが安いわね←来ターーーーー!! ばあさん3:いや、本になっていて、いつでも開けるようになっているのは便利よ。本なんて10元くらいだから (会話が成立していない。「本」と「印刷して綴じるの」と、別に変わらないだろう) 私:作文の本、結構厚いですよ。20元30元はすると思います ばあさん3:値切るのよ!絶対2割引! 私:いや、値切れません ばあさん3:あら。北京はダメなの?私は教員だから何でも2割引き。あと北京は「図書博覧会」っていうのがあるじゃない。そういうところだと安いわよね。とにかく高校生用と中学生用、2冊ずつ買いなさい!
笑いを堪えるの大変だったよ。ブックフェアなんて365日やっているわけじゃない。あと、本屋、値切れないから!私、教員じゃないし! で、私が買いに行った。デカい本屋がいいだろうと思って、「王府井书店」へ行った。種類の多いことと言ったら尋常じゃない。日本だったら模範作文の本なんてこんなに売ってないよ。あまりにも多すぎるから、店員に「どれがオススメですか」って聞いた。本の題名が「满分作文」(満点作文)とか、アタシに言わせりゃヘドが出そうなタイトルなんだけど、そういうの買ったわ(おいおい)。
翌週ばあさん3に見せた。「あら、こんなに厚いの?。まあいいわ。とにかくよく読みなさい。書き写してもいいわよね。いい作文がたくさん載っているんだから」。ヘド出るわ。まったくもー。
3が勉強を見ている間、1は台所でいろいろやらかしている。炊飯器の釜を開けると、小麦粉だった(川端康成シリーズきっとまだ続く)。いや、それは正常な人間である私の目から見た場合である。
ばあさんの目から見た場合、小麦粉こねた。かぶせる物ないかなあ。
近くにあったから炊飯器の釜使おう。 |
登場人物 ばあさん1……みどり様の姑 ばあさん3……ばあさん1の妹。黒竜江省に住んでいるが、退職して時間があるので、よく北京にやってくる。元高校の国語教師。 ばあさん2……ばあさん1の妹。娘夫婦とともに北京の市内に住んでいる
ばあさん1と3は通州区の画家村にいるが、ばあさん2が市内に住んでいるので、このところ、毎週土曜日に2の家に行き、泊まって、日曜日にここへ来て、また2のところに泊まり、月曜日に画家村へ帰る。
ここ数週間毎週日曜日の午前中やってきて、うちの子二人の国語を見て、昼は食べず、戻っていく。なぜゆっくりしないかというと、ばあさん3のダンナが2の家にいるからだ。「あの人を一人でほっておけない」。え??成人でしょ。言葉が通じないわけでもないし。2のダンナもいるだろうし。
それを1が私に言うのに、生まれて初めて(?)のヒソヒソ声で話した。「あのダンナさんはいろいろ面倒なのよ」と1は言う。ばあさん3の夫をじいさん3としよう。本当は2のところにも行きたくないみたい。不便だから。ばあさん1によると、じいさん3は「アトリエが一番いい。散歩もできるし」。いやいや、どこでも散歩なんてできますがな。
勉強を見てもらっているとき、息子がだらけていると、1が「私達どんなに苦労してここまで来てると思ってるの!」と怒る。初めて二人で来たとき「バスを間違えて、四環路へ出ちゃったわよ。バスに3回も乗り換えた」と。2の家から我が家に来るのに、交通はそんなに不便ではない。1回乗り換えれば着くはずだし、乗れる路線もたくさんある。 私:○○路で降りたら、986か925か976か35に乗ればいいんです ばあさん:私も知ってるよ。35に乗ればいいの 私:いや、他にもうちまで来るのありますから ばあさん:いや、35でいいの。9で始まるのは高いから 9で始まる三桁のバスは白と黄緑の車体で長距離。北京のバス、路線番号が二桁はどんだけ乗っても1元均一。長距離バスだと料金は異なり、長く乗るほど高い。でも、ばあさんたちが乗る距離は短いので最低の2元で来られる。しかも二人ともバスのカードを持っているから、6割引。つまり0.8元。0.4元か0.8元で0.8元は却下という思想に私はついていけない。35のバスにしか乗らないから、なかなかうちに着けないんだよ!自業自得という四字熟語をお贈りしたい。 |
忘れもしない11月の晴れた日のこと。あんなこと起きたら、忘れられないわ。じいさんが迎えに来てくれて、私と子ども二人、そして友人が一人、アトリエに行くことになっていた。じいさんが運転して、ちょうど4人乗れる。そういう計算だった。前日にそうダンナに連絡してあった。 約束は9時半。中国人は9時半といえば、10時に来るという民族なのに、じいさんは決まって早い。この日も9時すぎに、「あと10分で着くから、その頃下りてきなさい」と電話があった。「友達が9時半に来るんです。彼女が来るまで出られない」。「え?何人?」「一人です」。 9時半ちょうどに友人が来て、私たちも下りていった。じいさんが「途中でお母さんや叔母さんを迎えに行かないといけない」。え?ええ?よくよく聞くと、叔母さんのダンナもいて、あと3人乗ると言う。いや、それ、私の友達がいなかったとしても、無理でしょ!じいさんが「子どもは後ろに乗ればいい」って。それにしても、運転手を除いて大人は5人。 その老人3人との待ち合わせ場所が「石」。地下鉄「四惠」駅の近くで、「京通高速」に乗って、一つ目の出口を出たところに大きな「石」があるという。じいさんの車は「石」に無事到着。でも、老人達はいない。携帯にかけても、ばあさんは出ない。そこで待つこと10分。どうにか電話が通じて、じいさんが「もう一つ石があるみたいだ」。そして前進すると、本当にもう一つデカい石があり、やっと会うことができた。 じいさんの車っていうのがさ、こういうの。 乗れないでもないけど、狭いっつの。後ろの人選として、まずは娘。痩せていているから。そして普通に考えて、息子でしょ。でもばあさんが「孫にそんな大変な思いをさせたら可哀想」。おいおい!孫溺愛にも限度が。静香もアンタの孫でしょ!ばあさんね、「孫は一人だ」と先日きっぱり言い放った。私が数えると、孫は6人いるんだけど、眼中にあるのは長男の長男。「大孙子」っていう特別な愛称がある。 こうして、合計8人で出発。じいさんって、暴走族っていうか、運転のスピードがかなり速い。年寄りなのにやめときな!と私は心で思うが、ばあさんははっきり言った。「人数オーバーしてるんだから、ゆっくり運転して!」。 高速の料金所に近づく。ばあさんが「え?高速に乗ったの!ダメじゃない!カメラが付いてるんだから」。料金所の人は何も言わないが、カメラに捉えられると、罰金を科せられる。いやあ、でも高速乗らないと、ものすごく時間かかるし。 車内一番後ろのご苦労な二人は頭を隠した。後部座席に4人いるのだが、私の膝に息子が乗っていた。ばあさんが私に「周吾の後ろに上手く隠れて!」。とにかく狭くて、身動きがとれない。 料金所を無事通過。息子が窓を開ける。一同「寒いじゃない!」と叫ぶ。息子は私の足の上に乗っているから、頭が車の天井に付いて、というか、高さが足りないので、腰を曲げ続けていて、腰が痛くなった。窓を開けて顔を出すことで、上半身がまっすぐになって、少し楽になるという。 息子「おばあちゃん達は乗ってていいから、僕とママと静香はタクシーで行く」。ばあさん「何言ってるの!お父さんがどんなに苦労して稼いでいると思ってるのよ!」。
アトリエまで徒歩でも3分というところまで来たとき、ばあさんが「私降りる」。その不自然な姿勢に疲れたらしい。じいさんが「もうすぐそこじゃないか」と、車を停めない。アトリエ到着。ばあさんが「ああ、大変だった。でも孫にこんな思いさせられないからね」。 「滅茶苦茶」。そうとしか言い様がない家族模様。社会的にまずいことをしているので、この記事は数日後に非公開にしたい。 |
ばあさんがくれて3週間たつ。デカすぎるっちゅうねん。切ったら最後、私の人生も最後、そんな気にさせる憎い野菜。これどうするよ。欲しい読者は申し出るが良い。 こればあさんが作った料理。自分の妹がダンナ連れて北京に来てるもんだから、張り切った。豆腐をくり抜いてひき肉を入れるんなんて手の込んだ料理は、来客でもない限り作らない。写真上の黒いのはきくらげ。セロリと和えた凉菜。セロリの入った皿へ、水に戻したきくらげを加えて、塩などを入れ、最後にゴマ油を混ぜて出来上がり。 |
(昨日の記事より続く)弟が言った笑い話は絶対ネットに載っていると思って探した。一字一句同じじゃないけど、こういった内容。 李白因造谣夸大庐山瀑布的长度而被拘。柳宗元在狱中遇见李白,忙问因何到此,李白说:造谣了,我说庐山瀑布飞流直下三千尺,人家量了,根本没那么长。 柳宗元说:唉,彼此彼此啊,我说千山鸟飞绝,有人举报,说有一只鸟还在呢。 正感叹时,王之涣进来了,两人相视一笑道:哈哈,一片孤城万仞山! 杜牧走来大骂,我写了"停车坐爱枫林晚"。 弟:今さあ、ネットでデマを流したりして捕まるでしょう。警察が李白っていうのを捕まえたんだ。李白は『庐山瀑布飞流直下三千尺』と詠んだ。 じいさん:李白?同姓同名なんだ 子ども:いや、だから、李白だよ じいさん:じゃあ、警察は唐の時代の警察なんだ 一同無言で(もうそういうことにするか) 弟:ほかに捕まったのに杜牧がいて、『停车坐爱枫林晚』と詠んでいた。 一同「はいはいわかったよ」という顔に 弟:zuoai ちゃんと聞いてる?zuoaiだよ 娘:(私に小声、日本語で)じいさん、困った顔してる 私:(同じく小声で)あんなデカい声で言わなくてもね。飲みすぎだよ っつーか、子ども達どこまで理解しているのか?じいさんより子どもの方が心配だよ、アタシは。 理解できない読者が多いと察して、あまり説明したくないが、説明する。だって「いやーん」という内容だから。 上記の詩はいずれも子ども達の小学校の教科書に出てくる有名な唐詩。李白の『飛流直下三千尺』は滝の勢いがすごくてまっすぐに三千尺も流れ落ちていると言っているのだが、その三千尺が誇張。「白髪三千丈」みたいなもんだ。 杜牧《山行》:“远上寒山石径斜,白云生处有人家。停车坐爱枫林晚,霜叶红于二月花。”这首诗里的“坐”是“因为”的意思。但你写的这个“做”是暗示车震,你懂得,儿童不宜的。 笑い話における杜牧の詩について百度知道で聞いている人がいて、これ↑はその回答。読んでもわからない人はわからないだろう。『停车坐爱枫林晚』の坐爱の発音はzuoaiで、違う漢字も当てられる。zuo=make、ai=love。ここまで書くのが私の限度だ。 義弟、酒もほどほどに!って話よ。 |
私、初めて月餅をもらったのよ。毎年食べているのはダンナへの進物。今年は私を先生と呼ぶ中国人の大学生から贈られた。手書きのメッセージ付き。うれぴい。溢れる涙を禁じ得ないアタシ(誇張だよ)。 中秋節は三連休なんだけど、宿題がいっぱい出ちゃって、往復の時間ももったいないから、アトリエには行きたくなかった。でも、義弟夫婦がわざわざ広州からやってきたから、しぶしぶ行ってきた。 弟はバーベキューやろうって言ってんのに、ばあさんが餃子と言い張り、餃子になってしもうた。春節じゃないんだから!っつか、事あるごとに、ばあさんは「餃子」攻撃だ。晩ご飯もとっくに終わって、夜9時くらいかな。「月を見よう」と庭に特別会場がセッティングされた。暗いから、じいさんがわざわざ電気を引いたんだよ。スゴイでしょ。木の棒に電球をくくりつけるという代物。 弟、果物持ってきすぎなんだよ。出さざるを得ない。ダンナは病み上がりだから、お酒が飲めなくて、じじばば、特に弟がワインをガンガン飲む。酔っ払っちゃって、「出し物は誰がする?子ども達から!え?しないの?じゃあ俺が」って、やかましい。 「笑い話をする」と言ったその内容が宜しくなかった。
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