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私、受験生ですか?レベル。すごく勉強している。講演会の内容をここに記録。
殷代(紀元前16世紀〜11世紀)、王が祭祀、軍事、天候などについて、天(神)の意思を占った結果を記録していた。その方法は亀の甲羅や獣の肩甲骨にを炙ると、ひび割れが生じる。事前に占うことを刻んでおき、割れ目の形で占い、判断を甲骨に刻んだ。その文字を甲骨文という。 干支。 数字。 <発見の過程、研究者> 1899年、孔子を祭る北京の国子監で祭酒を勤めていた王懿栄が、竜骨を北京の漢方薬店に買いに行ったときに、竜骨の上に文字らしきものが刻まれているのを見つけた。その後王懿栄は自殺したが、引き継いだ劉鶚によって、1903年に甲骨文字の図録「鉄雲蔵亀」が出版され、甲骨文字が知られるようになった。(劉鶚が見つけたという説あり) 甲骨が出土したのは殷墟(河南省安陽市の近郊)で、かなり前から農民により発掘されていたという 羅振玉、王国維、郭沫若も甲骨学の研究者。 現時点で解読されている甲骨文字は発見された史料の20%程度であるといわれている。 <文字の特徴> ・硬い物に刀で刻むため、直線的で単純な形が多いが、絵のような文字もあり、古代人の世界観が象徴的に表現されている。 ・天と地、左右対称が意識されており、均等の美が当時すでに成立していたことがわかる。 <参考資料> 甲骨文解读之痛 千年沉睡一醒惊天:发现甲骨文動画(25分)→黄简讲书法:五级课程篆书03甲骨文1修订版 认识一个字,奖励10万元:安阳甲骨文的百年命运 甲骨文记忆虚拟展厅 国家典籍博物館の動画 河南省安陽市・殷墟 世界四大古代文字の一つ 甲骨文字の里 伝説から歴史へ ―甲骨文字の発見と殷墟― 河南省安陽市殷墟 甲骨文字(甲骨文) 田宮文平 国家典籍博物馆(甲骨文记忆展)の展覧会の内容は私の中国語のブログへ 翠midori的博客 このときは数カ月開催の特別展だったが、のちに常設展になった。 PR |
<上>より続く。
受講者に「福」を書いてもらう。「福」の右側は横線が6本あるが、たいてい無意識に等間隔に書いている。でもそれではパーツとパーツの間が開きすぎる。一と口、口と田の間を狭くするように話す。 練習開始。家で私が書いてきたのを置く。 さらに目の前で書いて見せた。しばらく静かに練習が続く。一人ずつまわって、私が筆で赤を入れる。 あ、赤い墨汁を買っておいてくださいと頼んであったんだけど、「間に合いませんでした」。注文はしたんだって。そんなこともあるだろうと、持参した私。 1時間ってあっという間だと思ったけど、静か〜な空気が流れること10分。今回は書道初めてですの人が多くて、このまま楷書だけ書いててもなーと思って、行書について説明する。「普段、一画一画字を書いていませんよね?ちょっと続けて書いてみましょう」。 40分くらい経ったところで、一人が「帰ります」。そうだよね。始まったの遅いもんね。私も帰りたかったわ(おいおい)。 45分経って、赤い紙を配る。「一人二、三枚あるので、練習だと思って書いてください」。私は隷書、篆書のお手本も書いて置いたが、書道をやったことのない、でも好奇心旺盛な女性が「私、隷書書きます!」。こうであってほしい。たった一回の体験イベントなんだから。 ある人は「赤い紙は書きません。先生が書いてください」。正しくは「先生が書いて、ください」。私が書いてのを持って帰りたいという。 中国人のイベントで絶対ある。自分は書かないで、私のが欲しい。これは体験だから、下手でもいいから書いて欲しいのに。 「あなたが一枚書いたら、私が一枚書きます」。条件を出す。毎回毎回毎回毎回そう言う。しぶしぶ書かせた。そして私も一枚書いた。 それを見た人は全員「私にも書いてください。持って帰りたい」。「はいはい。でもまずは先に自分で書いてね」。 書き上がって終わり。どんどん席を立って、私に「再见」とか「谢谢」とか言って、部屋を出て行くのだが、赤い紙しか持っていかない。練習で書いたほうはすべてそのまま置いて行く。これ、日本人なら絶対すべて持って帰る。これまでのイベントでも「持ち帰ってください。要らないのはこのゴミ袋へ」と言わないと、片付けるのが大変になってしまう。 ある人:先生は硬筆の先生ですか? 私:毛筆も硬筆も教えます ある人:小楷、書けますか? 私:書けます 自分で書いた「福」の横に今日の年月日を私に書いて欲しいという。ここで「書けません」と言えば、書かないで済んだのか??書いてあげたけどね。 人がどんどん減っていくのに、一生懸命篆書の福を書いている人あり。え?見たことないけど、え?今来た?え?っつーか、異常に上手い。え?何?書道の先生来た?え?どゆこと? ゆっくりゆっくり篆書の「福」を書き上げる。職員が私に紹介する。「ここの職員です」。この日の参加者じゃないけど、書道をやっていると聞きつけてやってきた。まぢ上手(うま)し。私がエセじゃないのか試されているのかとドキドキした。 その人が私に请老师指点と言った。近寄る。よく見る。 私:形はとてもよくとれています。篆書って誰にでも書けるわけでないので。 その人:私は篆書が好きです。邓石如を練習していました。でも楷書を練習したことがありません。私の字はどうですか? 私:形はいいんだけど、力が足りない。たとえると、フって吹くと字が飛びそう。 ちょっと失礼かなと思ったけど、弱々しいのが気になったので、正直に言った。 私:力というのは太いということじゃないです その人:わかります。じゃあ、どう勉強したらいいですか? 私:楷書からやったほうがいいです その人:1日どのくらい練習したらいいですか? この質問すごく困る。「◯◯を書きたいけど、どのくらい時間が必要ですか?」。人によって完成までの時間は違うから、本当に困る。ピアノと同じで毎日練習したほうがいい。ただ、やみくもな独学は危険。一枚目と百枚目が同じだったら意味がない。長けりゃいいってもんじゃない。 あとでわかったのだが、二人、本来出席すべき受講者じゃなくて、この会社の人が紛れ込んでいた。うち一人が「先生は具体的に指摘してくれるのがいいです。自分の字のどこが悪いかよくわかった」。これを繰り返した。中国人の先生だとピンポイントで丁寧に言ってくれない。 12月の一つ目の大きなイベントが終わった。中国人に日本と関係ない書道を教える。初めての体験だ。準備はしたようなしてないような。どうにかなるとは思ったけど。無事終わった。イライラしたけど。 今は次の準備をしている。 |
私が北京で書道関係のイベントで呼ばれるときの参加者は、日本語を学ぶ人が対象だ。ひらがなの歴史について話し、俳句や和歌を書いてもらう。受講者の日本語レベルが高ければ、私がすべて日本語で話すこともある。中国語で話す場合でも、講師が日本人であることが前提で、かなを書いたり、日本語があまりしゃべれなくても、少なくとも日本文化に興味ある人に対して講義してきた。
ところが今日は日本語はできない。日本語は書かない。「それじゃ中国人の先生でよくね?」状態。 14時から1時間という話だったので、私は13時15分に着いた。机に書道用具が並んでいない。一緒に準備する。 参加者は25人だというのに、大きな下敷きが四枚。どう並べても足りない。「切りますか?」と私が聞く。日本の半紙大に切れば間に合う。新聞を周りに敷けばいいかなと思った。担当者「全員が書かなくてもいい」と言い、後ろに椅子だけを並べる。え?「前に水墨画の講座があって、描かないと言って見ている人もいました」。え? 14時過ぎた頃に一人やってきて、勝手に書き始めたが、それは参加者じゃなくて、担当者の友達だった。度胸あってどんどん書くわりに「筆の持ち方がわからない。習ったことないから」。 日本では小学校で必修で毛筆の授業がある。だから私は日本人は基本はできていると思う。でも、中国は必修でなく、筆を持つ機会は普通はないので、やったことない人が多い。 今回は単発で1時間で赤い紙に「福」を書くというもので、筆の持ち方だけに時間をとっていられない。受講者の様子を見て臨機応変にしようと思った。 約束の時間を過ぎても全然始まる気配がなく、担当者含む職員二人とその友達とおしゃべりをする。会社が福利で、講師を招いて財務の講義を会議室で行い、そのあとは今回は書道講座ということだという。その私の前の授業が全然終わらないから、受講者がやってこない。気がつくと14時20分だった。え?14時からだよね?それを職員に言うと、「あの先生は遅れて来て、遅く終わる。アッハッハ」。おいおい、そこ笑うところじゃないよ。 あとでわかったのだが、財務の授業はとなりの会議室でやっていた。そっちが終わり、書道の部屋にバラバラやってくる。25人と聞いていたが、15人くらいだった。 さあ、やっと始った。まず「和」を書いてもらう。この活字を見てよ。のぎへんに対して口が大きすぎるのわかる?活字は見えない四角い枠にいっぱいいっぱい書いているので、口が大きい。私たちは普段パソコン、携帯、本で「和」を見たときに形が悪いことに気がつかない。でもこれを人が書いたら、明らかにおかしい。 実際書いてもらった「和」を見ると、勿論活字のように大きく口を書いてはいないが、それでもやはり大きすぎる。 テレビの前の、あ、違うわ。パソコン/携帯の前の輩は「和」と書いてみて。オンライン楷書字典と比べて欲しい。ここ。←日本で開けるかな? 口は小さくていい。 <続く> |
一週間帰国して、北京に戻ってもやること多すぎて、猫の手はいらないけど、人の手を借りたい。ニュース見る時間なし。保存してあったのをここに記録する。
1. 超凶降温来了… 随手画了一个全国抗寒地图,你们看看行不行 昨日の北京電視台のニュースで「沖縄が29度」と言っていた。私が東京にいた間も20度以上あったけど、北京に戻ったら、いきなり最高気温がマイナス。家の中が暖かいのが幸い。 この地図にある抗冻は寒さに強いという意味。だって北は外は寒いけど、室内暖かいから。北方の人が寒さに強いわけでじゃない。 2. 卧底实拍未成年人女德班 動画4分。 子どもの合宿。「女とはこうあるべき」等が古い。 未成年女德班:做甩手操能治癌,吃鱼眼近视 強制的にベジタリアンを育てたいのかな。「魚を食べたら近視になります」と講義。豚の屠殺現場をビデオで見せて、子どもが「もう肉は食べません」。 3. 清华回应情侣被取消相关资格 ここに詳しい↑私は読んでないよ。長いから。 清華大学の中でも成績優秀なカップルが3Pを友人に強要し……。顔、本名まで出ちゃって、大変なことに。 4. 香港学生被取名“禤靐龘” 崩溃 禤靐龘(xuān bìng dá)なんて読めないでしょ、普通。从小学起,同学就取笑他的名字,叫他“雷雷雷龙龙龙”。そりゃいじめられるわ。 5. 女孩名叫Abcde登机遭嘲笑 アメリカはカリフォルニア。5歳の娘の名前がAbcde。空港で笑われたことに母親がクレーム。私なら娘に笑われるおそれのある名前をつけないけど。 6. 生产过程令人作呕,日销40万份 出前が発達しすぎの中国。このニュースだと「1年前の肉を使っている」など、恐ろしい。 7.英国女艺人节目上唱中文歌 出ました、テレサテン。 8. 冠军1分钟吞20个辣椒 写真みてよ。浸かっているだけで目が痛くなりそうだ。江西で唐辛子大会。 以上。 |
毎年一回の展覧会を今年に限って二回開催したわけだが、会期はあと一週間。是非観に行っていただきたい。
第八回翠林会書展 会期:2018年11月24日〜12月14日 火曜定休 10時〜21時 会場:布司蛋糕 Booth’s cake(工体店) TEL:64621022 http://www.dianping.com/shop/75099883 一階の入口から入って、すぐ左にクリスマスツリーがあり、その後ろにジャピオン等のフリーペーパーが置いてあるところに、私らの作品解説ファイルと芳名録が置いてある。 ファイルは一字を書いた人のそれぞれの思いが書かれているので、読んでほしいし、芳名録は一行でいいから感想を書いてほしい。 いつもケーキだから、今日はプリンにした。 さて、「この字はなんて読む?」と複数に聞かれた。あ、私が書いたのではないよ。 白川静(故人)という有名な漢字専門の学者がいて、生誕地(福井)に記念碑がある。そこに好きだった「遊」という字の古代文字が刻されている。 そう。この字は「遊」と読む。解説はここへ→「遊」 神様が自由に行動する 元の字がそうなのか、彫ったとき真面目じゃなかったのか。画像で見る限り、筆で書いた字を彫ったとは思えず、グレーのフェルト切りましたにしか見えず、筆意がよろしくないと私は思う。 白川静については賛否両論あるが、ネットで調べたらいろいろあるので、興味のある人はどうぞ。 <参考> ・白川静 漢字の世界 ・白川静名誉教授 没後10年 ・漢字の起源(白川静氏を買わない理由) |
家にいることが多くて、歌番組をずっと流している。ネットで見つけた歌番組。100人に囲まれて毎回一人(か二人か三人)のプロの歌手が出て来る。選ばれた3人がそれぞれその歌手とデュエットできる。
全12回のうちの8回を挙げておく。一回70分。名前をクリックしたら全部見られる。 嗨!唱起来 1. 孙楠 孙楠は歌、上手い。今回は髪型と服装が普通でよかった。一時期妙に派手だったから。 《夜夜夜夜》 名曲! 2. 羽泉 3. 大张伟 こういう楽しい人、大好き。 《温柔》 (原唱:五月天) 五月天のこういう売れセンの歌好き。 4. 邓紫棋 《听海》(原唱:张惠妹) 名曲! 5. 李荣浩 6. 萧敬腾 7. 薛之谦 8. 曹格、周笔畅、毛不易 《背叛》 名曲! また見つけた次の歌番組。追いつかない。多すぎるでしょ。中国の音楽番組! |
コメント欄に質問がきた。
今日本では女優の中谷美紀さんが結婚されて話題になっています。 その際にマスコミあてに直筆のメッセージを送られたんですが、これが達筆だと いう人が多数、一部の人は「大して上手くない」と言っています。 みどり師匠からみてどうですか? 「申し上げます」、「ました」の字の続け方を見ると、ペン習字をやったことがある人だとは思う。 単字で見ると、「お」と「み」が上手。私が普段ペン字を指導するときに、この二つは本当に形が悪い人が多くて、なかなか直らない。 「皆」は「白」の横幅が「比」と同じくらいの人が多く、私はいつも「白」を細長く書くように話す。そして「重」は二画目の横が一番長く書くといいが、上手くない人は二画目と一番下の横が同じ長さ(活字がそう)。この二つの形がちゃんと取れている。 但し、ちゃんと仮名書道までやった人ではないのはわかる。「す」の結び(丸い部分)が大きすぎる(小さいほうが上品)。「申し上げます」、「ました」の「し」が短すぎる。もっと気持ちよく伸ばす方がいい。 漢字は一字の中で一本だけ長いところがあればよい。ここには出てこないけど「書」を書く場合、上から二番目の横が一番長い。「幸」も上から二番目の横が一番長いといいのに、この人の場合、一番下が一番長い。書道を学んだ人からすると、ありえない形のとり方だ。 「ら」は縦が長めで、「つ」の部分が小さいほうがいい。 で、結論は「私の方がうまい」←おいおい。でも、これだけ書けたら達筆と言っていい。だって、ペン字の本出している書家でも下手な人は結構いるよ。こんな感じの回答でいいんでしょうか。質問者の方。 私はこのコメントをもらった後、「達筆で読めない」というニュースを見た。これ読めないのか一般ピープルに尋ねたい。 おまけ 【平民情怀——平山郁夫藏丝路文物展】 展览由中国国家博物馆和平山郁夫丝绸之路美术馆联合主办,展出平山郁夫丝绸之路美术馆收藏的200件(套)藏品和1件中国国家博物馆藏品。展期:2018/11/27 - 2019/2/14,地点:国家博物馆 南6展厅,票价:30元。 |
年一回の展覧会なんだけど、今年は二回開催。なぜなら「このまま一回も出せずに本帰国になってしまう」という一言で、「では間に合わせましょう」と私。今回はちょっと書道に興味ある人も巻き込んで「はいはい、出しましょう!」と急かしておだてて(?)、ハンコも彫らせて、24人になった。それぞれ個性が出て、指導していて楽しかった(のは毎回のことだけど)。
会場は、古巣のshalaが閉店してしまったので、新しいところで。 第八回翠林会書展 会期:2018年11月24日〜12月14日 火曜定休 10時〜21時 会場:布司蛋糕 Booth’s cake(工体店) TEL:64621022 http://www.dianping.com/shop/75099883 ロールケーキで有名なBooth’s cake。望京に一号店ができて、そのあと亮馬橋にもできて、そして今は三里屯にも店がある。 ロールケーキ28元(抹茶31元)、コーヒー(アメリカーノ)23元。 一階と二階があって、両方座れる。一階に私も含めて4点。 二階、とても広い。計20点。営業は21時までだが、二階は20時以降は電気を消して閉まってしまう。 一階に作品についてのファイルと芳名録を置いているので、感想などを書き込んでほしい。 表具屋からアトリエに持ってきて、写真を一枚ずつ私が撮ったんだけど、まぶしくてよく見えなかった。そしてややもすると、木陰になってしまう。 みんなが頑張って練習した成果を見に行って欲しい。 20時怒りの追記:微信の朋友圏に宣伝を載せたら、中国人が「在哪里展的?」と。ちゃんと書いているのになんで聞くんだろう?以前も同じように聞かれたことがあったんだよね。 どこに目ぇ、つけとんじゃ! |
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