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中国は全国的に三連休。でもそれは高三を除いての話だ。うちの息子、明日学校あるよ。だから、アトリエに一泊して市内に帰って来た。
ばあさんにはいつもご飯を作ってもらっているから、「次回こそ、アタシの作った洋食フルコース!」なんて毎回毎回健気に思うのだが、実行できず。で、ばあさん主導の台所でひたすら手伝う。 昨日の夜はダンナの友人が1人来ることになっていて、私も子どもも久しぶりに行ったから、ばあさんは魚とか張り切って用意していた。ダンナが「6時半には食べられるようにして」と言ってあったけど、効率はすこぶる悪い。一つ終わって、その次を作って、、、と、コンロを二つ同時に使うことを絶対にしないし、「このままだと何時に食べれらるんだろう」と思った。それで、「こっちにフライパン置きます。火をつけます」と私はどんどん促した。 昼に残った焼き餃子を蒸した。蒸し終わって餃子を空けたら、下にお湯があるでしょう?それでばあさんは葉物を茹で始めた。それはいい。そのとき私が菜箸を床に落としてしまった。 いやいや、野菜茹でてるお湯で洗わないわ!我が家の健康のために、激しく拒否し、水道水で洗った。 昨日初めて見た料理は、しらすのような小魚、ネギ、大根をみじん切りにして、小麦粉、片栗粉、卵を混ぜて、団子にして揚げる、テレビで見たというレシピ。 もういいなと思う団子をお皿に私が置いていくのだが、ばあさんが横につきっきり。私、それくらいできますけど! 団子からできるだけ油を切って、取り出せと言う。私が一つ箸で取っては、ばあさんが「空油!」(油を切って!)。一つ取る。空油!一つ取る。 一滴でも大事な油。命よりも大事な油。 揚げ終わって、次は炒め物なので、油を陶器のお碗に空ける。私が中華鍋からそのままお碗に空けようとしたら、 と作業を奪われた。鍋から空けると、油が少し中華鍋の外(底)にまわって、ガス台に置いたら危ないというのだ。そんなわけないでしょ!そしておたまで少しずつ油を取るばあさん。 その一つ一つの動作が憎らしい。 卵を割ったら、殻は捨てないで、殻の内側の膜を美容だと言い、ばあさんは顔に貼る。ずいぶん前に日本人から聞いたことある。この膜を貼ることでシミが薄くなると言われ、本当に薄くなった。でも、めんどくさいんだよね。ばあさんはシミ対策ではなく、 そして膜を取った後の殻も捨てない。その殻の内側をステンレスの流しに当てて、ガジガジガジと擦り、 確かにピカピカになっている。よーし、いいこと聞いた!じゃなくて、何で擦ってもきれいになるんじゃないの?何よりもそのガジガジ音が非常に嫌だ。 二回しか食事してないから、こんなところ。 PR |
ばあさんは微信の依存者。だってアメリカにいる娘と毎日やりとりしている。タダより有難いものはない。そして、私にはたびたびニュースを送ってくる。この1カ月で来たのはこれら。全部開けるから、覗いてみて。
1. 美国正式宣布了 : 基因改造食物含有严重的毒素,终于爆了 2. 炒菜喜欢放大蒜的注意了! 私のにんにく嫌いはところによって有名だ。この動画では、にんにくを茹でたその水を飲む、にんにくをおろしてお湯に入れると、咳が止まると豪語している。野菜炒めに私はにんにくを使うけど、それを食すことはしない。だって臭いじゃないか。ばあさんは私が食べないのを知っていて、「でも体にいいんだよ」と知らせたいんだろう。はいはい、わかりました。でも実行しません!4分の動画も気持ち悪いから、1分しか見てないよ。「にんにく食べますか。人間やめますか」の二者択一なら、「人間やめる」わ。 3. 母亲是一种岁月(献给三八节) 私、読まないよ。最後のなんて「母は偉大だ」的なヤツでしょ。知ってるわい!ちなみに同じようなのを娘にも送っている。体にいい!は孫にも薦めたいらしい。 ほかに何回も送って来たのは、もう一人の息子(うちのダンナの弟)が売っている靴の宣伝。どういうこと?私に買えと? このサイト 春節のときに1ヵ月くらいアトリエにいた義弟、着く前に北京在住親族全員に靴を郵送してきた。私へはムートン。色はキャメル。形はシンプルで問題ない。ムートンは色気がないから自分では買わないけど(どこ目指してんの?みどり様)、もらったし、あったかいから、アトリエで履いてた。そしたらね。段ボール履いてるみたいな履き心地なのよ。 そして娘にはこれ。 娘も「足が痛くなった」と言い発狂した。消費者の立場に立って作ることができないんだろうか? |
アトリエに来たよ。私が来ないと、ダンナは市内の家に戻ってこない。なぜなら子どもが学校の寮にいて、うちにいないから。どっちかが「夫婦は何が正常なのか」に気づかないと、冗談抜きで離婚に至るわ。
私が来たのを見て、ばあさんが「晚上涮羊肉」と言った。それは有難い。私は普段一人だし、週末子どもが帰ってきたところで、鍋はしないから。 じいさん、ばあさん、ダンナ、みんな食べる量が多い。これだけいろいろな種類を一回に食べられるのはうれしい。 ばあさん、香菜の根も捨てない。私なら切って捨てちゃう。これを今、微博に書いたら、中国人の若い子が「香菜根比叶子香。香菜叶子撕下来,根洗干净一起做菜,midori桑下回试试」とコメントが入った。なぜ若い子とわかるかというと、アカウント名に「吉泽明步」と入っているから。 ニラもそうなんだけど、土が多いと、洗うのが面倒で、ぶった切ってしまう。日本人で根まで食べる人はいないと察する。 鍋はどんどん水分が飛ぶから、水を足す。ばあさんが外から(外だよ。室内じゃなくて)ボウルを持ってきて、水を足そうとした。水は赤い。ダンナ「什么水?」。ばあさん「水」。何の水か答えない。ダンナ「别放了」。 一応流し台に置いたが、しばらくしてやはり水が必要だから、ばあさんはいきなりその水を足した。じいさんが「什么水?」。ばあさん「就是水。干净的」。何の水か絶対言わない。固くなに言わないので、みな聞くのを諦める。言えない水ってなんだろう?? 私は心で大爆笑。 私が死ぬときはこういう出所不明の食品が原因に違いない。後悔するなら、この国際結婚を後悔しなと自分に言い聞かせる。 一夜明けて今日。ダンナは毎朝起きてすぐ白湯だけ飲んで、すぐ散歩(一部ジョギング)。私も付いていった。すぐ数軒先に美大の先輩が住んでいる。前回偶然外に出てきた。遠くから「どこの女だ?」と聞く。近くにきて「ああ」。私だと分かる。私、これまでアトリエにあまり来なかったので、愛人を連れて散歩しているんだと本気で思われた。画家は愛人いる人多いから。 そのときは、先輩がいいとも言っていないのに、ズカズカ入っていて、ダンナが「お茶淹れて」って。本当に仲いいんだよね。そのあと客人が来ても、しゃべっていて、先輩が客人に「王強はね。親が尽くしてくれてるのに全然感謝してない。朝起きたら、リンゴを剥いて、しかも食べやすいように一口大に切って、テーブルに載せてくれてるんだよ」。 今日も散歩から帰ってきたら、そうだった。 私ら朝起きるのが老人ほど早くないし、散歩は1時間くらいだし、散歩後帰宅すると朝ご飯ができている。除了感恩还是感恩。 私が「ここは加湿器要らないの?」と言うと、ダンナが水を撒いた。相変わらず豪快だ。 ばあさんは「犬の餌買ってくる。昼ご飯は作りなさい」と言い残し、去った。じいさんばあさんは帰宅してから食べるという。 えええぇぇぇええええ。 しぶしぶ作るよ。 |
娘と燕莎奥特莱斯(14号線「北工大西門」近くのアウトレット)へ服を買いに行った。ESPRITに行ったら、「3件3折」と書いてある。3着買えば7割引だ。安いのに弱い、世間の人並みのアタシ。娘と二人で3着あるなら買おうと二人で物色。
私が1着見つけたが、他はない。そしたら、30すぎくらいの夫婦のうち、奥さんの方が私に「一緒に買いませんか」と言う。彼女はもうすでに2着買おうとしていて、ちょうどいい。 娘:良かったね。おばあちゃんみたい 私:おばあちゃん、何買った? 娘:みかん 私:え? 娘:みかん買うとき、横に知らない人がいて、「この人と買うんだから安くして」って言ったよ いやいや、みかんは違うだろ!ましてや知らない人。 週末アトリエに行った。私が着いたとき、餃子の肉だけ用意ができていた。野菜を切るところから私がやる。餃子の具は二種で、肉+大根&にんじん、肉+白菜だった。大根とにんじんが元々少なくて、何かを足すことになったとき、「心里美を入れよう」とばあさんは言った。 心里美って知ってる?カブの一種。続けてばあさんが言う。「肉喜欢萝卜」。 出ターーーーーーー! たべもの喜欢たべものシリーズ。肉の気持ちがわかる、「いなせ」な(のか?)ばあさん。というか、前世が肉だっただけの話だ。 夜、外に食べに行こうと私が提案した。ばあさんは昼の残りがあるから行かないという。ちなみにじいさんは河北省の、もう一人の息子の家にいるという。またまた夫婦喧嘩でもしたのか。時々行って一人で過ごしているという(家は持ってるが、義弟は広州在住)。 ダンナは应酬があるから、夜も頻繁に外食しているが、私は夜、村で外食なんて何年ぶりか?宋庄镇小铺村(画家村の中心)へ。 1993年にダンナが宋庄に引っ越してきたときは、食堂もなく、数年したらやっと一軒できた。今回行ったのは、懐かしくもそのあたりなんだが、こんな感じの↓おしゃれなレストランやカフェが何軒もできていた。 私が「へえ。何もなかったのにねえ」と言うと、ダンナが「快变成后海了」。おいおいおいおいおいおいおいおいおい!そんなに明るくないわ! 「小堡で海鮮を食べるならここだ!」と連れて行ったくれたのが、「醉鲜小海鲜」。 中に入ると农家院に来たような気分に。 村の海鮮とは思えないような小ぎれいな店内。 18時前だったので、私らが一番だったが、ダンナが老板に「一緒に来てくれ」と水槽のところへわざわざ呼ぶ。実物を見ながら調理法も注文。 ちなみに後から来た人たちはみんな席で注文していた。 ダンナが私と娘に聞きながら頼んだのはシャコ、サザエ(でございま〜す)、カニ。スープにはイカ+豆腐。ニラと炒めてあるのは海肠。 海肠って知ってる?聞いたことはあったが、なじみのない生き物だ。グロ系が大好きな人は百度で画像検索するといい。見た目が気持ち悪いので、海の世界でいじめられているに違いない。でも「腸」の名が付くだけあり、食感からしてホルモン系が好きな人はイケると思う。 ご主人様がお支払いになったので、おいくらだったか存じ上げぬが、郊外だから安いはずだ。私らが帰る頃には満席になっていた。 向かいはカフェ。美团の配達騎士がいらっしゃった。こんな村でもデリバリーが普及しているんだー。ここが市内であったら食後のコーヒーでも飲みたいところだが、ダンナはこの後友人との約束に行き、私と娘は市内行きの長距離バスに乗った。 前回のバスとは違う路線で、50分近くかかったけど、バス内の電気がついていたので、本が読めた。 今回は泊まってもいないので、ばあさんネタは少ないよ。あ、帰りに白菜とにんじん一本を持たされた。野菜くらい自分で買えるって!!! |
長年別居している私ら仮面夫婦。ダンナは子どもに会いたくて、週に一回は市内のこの私の家に来ていた。でも、子どもが二人とも寮に入っちゃったら、帰ってこない。まずいよ、これ。
私なんてねえ、敏感に気づくからいいけど、世の奥さんたちはダンナに冷たい。それがわかってないで、文句ばかり言っている。だって稼いでもらってるんでしょう?優しくしてあげないと。 というわけで、私は時間があればアトリエに行きたいと思う。ばあさんネタをいただきに(狙いはそっちか)。 アトリエの台所はばあさん主導。だって肉、野菜、買い物不便だし。一応手伝ったり、私も一品作るようにはしている。前回はまずはブロッコリーを茹でた。私ならマヨネーズだけど、中国籍の皆さんはばあさんお手製の味噌。とにかく炒めたものばかりで、油だらけなので、こういう「茹でただけ」は絶対に必要。 中華鍋でブロッコリーが茹で上がったら、ばあさんがすかさず、「水捨てないで!」と、雑巾を入れた。 こういう洗浄過程、見るだけで気持ち悪い。 もう一品はラムチョップ。新源里で買った。一本あたり6元くらいかな。日曜日は市内で食べるつもりだった。でも急遽アトリエに行くことになってしまい、わざわざバルサミコ酢も持っていた。でも、ローズマリーを忘れちゃったな。 老人達は硬いのダメだけど、これは柔らかく焼けた。にんにく食べない私が、中国籍の皆さんのためににんにくを入れて……なんていい嫁だ。自画自賛で溢れる涙が……。 台所で食べるのだが、椅子の上にそれぞれ誠に適当なクッションが敷かれていた。ばあさんのはポーチ? 帰り際、ばあさんが私にくれた。「私ひとつ持っていて、王強にも買った。でも付けてみたら不舒服っていうんだよ。お父さんも要らないっていうし」。 お「Louis Vuitton」の布袋に入っとった。中は体に巻く暖房器具。北京市の規定で暖房が入るのは11月15日からだ。今、室内はウルトラ寒い。うちに空調あるけど、私は電気で部屋を暖めるのは気分が悪くなる。ウォームビス+お「Louis Vuitton」。謝謝ばあさん! ばあさん以外の農村記事に続く。 |
日本から帰ってきて、まずアトリエに入った瞬間ビックリしたことは、犬が3頭いたことだ。ダンナの友人宅が改装中で預かっているというが、デカい。「中に人間入ってますか」シリーズだよ。動きが激しく怖い。3頭一緒になかなか收まらない。
私が日本から帰ってきた日に、ばあさんは広州へ行った。広州にはもう一人の息子(ダンナの弟)が住んでいる。じいさんは北京だ。 アトリエではじいさんがご飯を作る。苦労を厭わない人だけど、私と娘もいろいろ手伝う。まずは韭菜花。韭菜花はスーパーで瓶詰めが売っているが、火鍋のゴマだれに必須。 6斤(3キロ)買ったと言ってた。作って、広州の息子に送ってやるという。ちなみにこの後またすぐ4斤買った。何しろ量が多いから、作るの非常に手間がかかる。 電気ミキサーで砕くと細すぎると言って、手動のミキサーを使う。ほどほどに切り、まな板に置いて包丁でさらにみじん切り。これに塩を入れるだけ。数日寝かせて、漬物として食べる。お粥によく合う。当たり前だが、市販のものより新鮮で味が佳い。 次。花巻。ばあさんがいるときだって、馒头さえ作ったのを見たことがない。じいさん、ヒマで張り切ってる。 手際よくあれよあれよときれいな形にしていく。 マジシャンですか~と聞きたくなったが、私もできた。なんだ。ちょろいな、中国点心(おいおい)。私と娘に「次回はおまえ達が作ってみろ」って。いやいや、お義父様にはかないませんことよ。 三食じいさんが作るのが申し訳なく、手伝う。というより、野菜ばっかり。炒油菜、土豆丝、拍黄瓜みたいな感じなのよ。あと昆布の漬物。菜食主義のお坊さんですかい!「肉プリーズ!」肉食のアタシは心が叫ぶ。あまりにも淡白なおかずが続き、冷凍庫をあさる。豚肉を発見。それで私がとんぷら作ったり、カレーを作った日もあった。カレーといえば白米。昼のご飯がたくさん余っていたので、夕食は残りを使おうと決めていたのに、鍋に水張って、ご飯様が浸かっていらっしゃった。夜、お粥だったけど、無理やりカレー食べたよ。 食事の一例。 ばあさんが広州から微信で私や娘にニュースを送ってきたりする。娘が夜ばあさんに携帯でビデオ通話するとき、じいさんを呼んだ。まず娘が「奶奶!」と言い、横にいたじいさんに一緒に入るよう促す。じいさん、孫の横にピタっと付こうとする。同時に私が後ろから二人の間に入ろうとしたら、じいさんの肩が私のメガネに激突。メガネずれる。私、不愉快。でもじいさんは全く気づかず、妻に話しかけていた。あんにゃろ。 よく北京で地下鉄、バスに乗っていて、棒につかまっていると、そこに中国人がよっかかってきて、(私の手とアナタの背中が明らかに接触してますよね?)と思うが、あちらは全然動かない。それを思い出した。神経ないんですかい? じいさんはばあさん同様、倹約家だ。じいさんの履いているジャージは娘の高校のときのだった。え?えええぇぇぇええええ。細いから履けるんだ。しかもジャージなのに、ズボンのベルト通しがご丁寧に何個も縫い付けられている。初めはゴム伸びちゃったからベルト通し付けて、今は大丈夫?ベルトはしてなかった。再利用にも限度がっ!とツッコみたい。 私が自分の服をどんどん捨てていることは内緒だな。 |
アトリエに行く。地下鉄に乗って、いつもは「東夏園」で降りるけど、北京市政府の建設が本格的に始まり、道路工事中で車線が減り、混むなんてもんじゃない。それで初めて一つ先の終点の「潞城」で降りた。
ダンナが駅まで車で迎えに来ることになっていたので、地下鉄に乗ったときに電話した。「わかった」。それしか言わなかった。しばらくして、ばあさんから電話。「どこまで来た?」。ん?「お父さんが迎えに行くからね」。 「潞城」駅に着く。出口が3つあるが、どこから出るかわからない。じいさんに電話する。出ない。方角的にここだろうと思うところに出る。じいさんに電話する。今度は出たが、女性の声だ。ええ?電話番号変わった?もう2年くらいかけてない気がする。「打错了」と言おうとしたとき、「我是老姨」。ばあさんの妹だ。じいさんの車に一緒に乗って、こちらにやってくるのかと思ったら、「おかあさんとおとうさんは番号取り替えたから、おかあさんの番号にかけて」。ばあさんにかける。じいさんが出る。 じいさん:出口は一つだ 私:三つあります。AとかBとか 娘が言う。「おじいちゃん、東夏園も一つだって言うんだよ」。地下鉄乗らないから知らないんだ。でもここで、じいさんにAとか言ったってわからない。「もうすぐ着く」と言われたから、アトリエから距離的には一番近いBで待っていた。 駅の出口から東を見やる。 西を見やると、高層がすでに建っている。いつも降りている「東夏園」駅付近。 さすが地方(あ、北京市か)。白タクの誘いの声がうるさすぎて、地下鉄の出口の一番手前に戻る。激しく口喧嘩しているのも聞こえる。じいさん、かなり経ってやってきた。 アトリエに向かう途中、車窓から撮影。路上でビニールプールを広げて売っていた。 大運河を渡る。 じいさんに「叔母さん来てるんですね」と言うと、「一番上のお姉さんが危篤だから、東北へ行くんだよ」。ダンナは何も言わないので、知らなかった。ばあさんは姉一人、妹二人、弟二人。妹二人が来ているとじいさんは言った。久しぶりにあの三姉妹が揃うのか。楽しみだなあ。 アトリエに着く。ばあさんの館に入ると、うちの息子くらいの男子が一人座っている。「ニーハオ」と言うものの、え?誰?台所に入ると、見たことない叔父さんが揚げ物をしている。え?いったい何人? 一番上のお姉さんが危篤なので、うちのばあさん、上の妹(ばあさん2)とダンナさん、計3人で東北へ行く。下の妹(ばあさん3)は孫と香港へ旅行に行く。え?危篤って言ったよね? 晩御飯は餃子。叔父さんがイカを揚げた。美味しかった。ナスの挟み揚げ、なんとかいう雑草の涼菜。プチトマトの砂糖がけ。 餃子の具にその雑草が大量に入っている。ダンナは不満。 ダンナ:具はなんだ? ばあさん1:セロリ ダンナ:二種類あるだろ ばあさん1:野菜 いやいや、野菜じゃなくて、雑草です!っていうか、野菜という漠然とした答え方って……。 ばあさんの館で食べ終わって、洗い物は娘としたが、すんごい量だった。やがて、ダンナの館のほうへうるさい皆さんがやってくる。「ほら、どかして」。 ばあさんの館は狭いし、暑いんだろうなあ。ジャラジャラが始まった。 扇風機をかけていたが、寒がりなばあさん2が「羽織るものが欲しい」と言う。私や娘の服、アトリエには全然ないの。結局、タオル二枚を右肩と左肩にかけていた。 おじさん:東京と北京はどっちが暑いんだ? 私:気温は北京の方が高いけど、雨がよく降るし、湿度が高いので、蒸すんです(闷热) ばあさん2:北京のほうが暑いのね おじさん:そうか 全然ヒトの話しを聞いてない。 ばあさん2は北京に住んでいる。翌朝、おじさんが運転してきた車でまずは山海関へ旅行に行くという。危篤はどこ行った??さあ、出発。ばあさん2が助手席に座る。ばあさん1が後部座席に座るから、私がドアを開けてあげた。絶句。そして心は大爆笑だったけど、笑いはこらえた。 ばあさんが手前に座るんだけど、座らない方の半分、すべて荷物。布団もあったな。アトリエの要らないものを東北へ持っていくんだよね。ここの物が減ってうれしいけど、後部座席は半分すべて埋め尽くされていたよ。後ろ見えなくて、運転は問題ないのか? そして、ばあさん3も孫と去った。いつか一緒に旅行に行きたいな。ゲラゲラ笑うために。 |
はいはい。ばあさんネタ書けばいいんでしょ。でも、そんなにないよ。最近泊りに行ってないし。
端午節は三連休だったが、娘は大学でいろいろイベントがあるから帰ってこないという。息子は宿題が多いから、一日だけ美大予備校に行くという。宿題はアトリエでもできるよな。それで最終日だけ行くことになった。泊まらない。 二日目にダンナが電話をかけてきた。 ダンナ:静香はどうしてるんだ? 私:知らない ダンナ:おまえは娘に関心がないのか 私:いやいや、もう大学生だよ。先週連絡したから大丈夫だよ。生きてるよ ダンナ:まだ子どもだ。ちゃんと連絡しろ 私:いやいや、自分ですれば? ダンナ:俺はしない なんでよ?いやいや電話して、安否は確認した。娘も三日目にアトリエに行くことになった。もう二週間以上前に、じいさんが広州に行っていて、ばあさんはアトリエで退屈だろう。息子全然喋らないし。娘は「じゃあおばあちゃんに会いに行く」と、相変わらすいい子だ。 お昼は私の友人が遊びに来て、画家村のレストランで食事。夜はばあさんが餃子を作った。包むのを私も手伝う。準備が始まるときに息子が偵察に来る。 息子:ねえねえ。具は何? ばあさん:牛肉 息子:あとは? ばあさん:好吃的 息子ニヤっと笑う。私も心で笑う。具を具体的に言えないということは、何を入れてるかわかったもんじゃない。絶対あの草が入っているはずだ。 うちの庭でなく、外でむしってくるアレだ。夜、市内の家に帰るとき、葉っぱたくさん持たされたよ。 餃子もたくさん茹でて、持たされた。ばあさんが「冷蔵庫開けたら、容器が入っているよ」という。冷蔵庫を開ける。空のタッパがたくさん入っている。え? 「冷蔵庫壊れたの。3年無料で保証してくれるんだけど、メーカーに電話したら、3年と3日たっていた。だから有料なんだけど、すぐに来てくれない」。 アトリエには冷蔵庫が二つあるから、もう一つのほうに冷凍、冷蔵するものを移したというのだが、こっちの壊れている方、臭い。味噌とかを入れたままなんだよね。っつーか、食器棚じゃないんだから、空のタッパ入れないでください! 今、庭には野菜があまりない。きゅうりが一本だけ成っていて、晩ご飯のとき切って、中華サラダににしていた。イチゴは小さくで全然育たず失敗したらしい。あとはサクランボ。粒が小さすぎるし、よほど熟さないと甘くない。あまりにも穫れるから、ばあさんはお粥に入れている。気持ち悪い。 今回は事件なかったな。そうそうないよ。「私も広州へちょっと行ってくるよ」。一人じゃつまんないだよね。私たちも夏休みになるまでアトリエには行かないだろう。あ、平日行きたい人がいたら、案内するからね。ご一報のこと。 |
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