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引越し前、ダンナに「内装は1カ月半じゃなくて、2カ月かかるかもしれないよね」と聞くと、「いや、1カ月半だ」。それを信じて、身の回りのもの、多くは用意しなかった。半袖もあんまり持って来なかったし、靴は二足のみ。夏のサンダルも持って来ていない。あと、書道用具。筆、紙、本。 大きい鍋を買い替えようと思っていたので、使っていたものを処分した。引越ししてからはバタバタしていて、買いに行く暇なし。麺も餃子も茹でられず、炊飯器は持ってきたので、毎日毎日ご飯、白いご飯、1回炊き込みご飯。「麺かもーん、餃子かもーん」。この私がそんなふうに変化してしまった。そして、大きい鍋をやっとのこと買った翌日、ダンナが「大きい鍋買ってきたぞーー」。がっかり。意思疎通がまったくできていない、戸籍上夫婦のわてら。 台所で使う石鹸入れがなかった。小さいのを買った。食器を洗うスポンジと一緒にこのように置いておいた。ダンナが見て激怒。 ダンナ:何度言ったらわかるんだ。石鹸が体に入ったらよくない <食器を洗うスポンジと石鹸が触れるのがダメだと強調したいダンナ> 私:スポンジって洗剤を使うんだよ。洗剤だって体に悪いじゃない! ダンナ:洗剤より石鹸のほうが有毒なのを知らないのか。これは白血病になる 私にとっては洗剤も石鹸も同じく口に入れてはいけないものだから、食器に洗剤や石鹸が残らないようにしている。でもあの怒りようは尋常じゃなかった。 ダンナが中国人の日本人女性が言った。「うちの主人、食べるの遅いんです。よくしゃべるし」。ひたすら羨ましい。うちのダンナ、食事のときしゃべっちゃいけない派。娘が言う。「パパとご飯食べると楽しくない」。ホントそのとおり。 3月末、今晩引越しだという夕食は外で済ませた。4人で食べると、娘が一番遅い。ダンナは「いつまで食べてんだ。もうお腹いっぱいだろう」。娘はよく食べる。よく噛む。それで食べるのが遅い。ダンナは待っていられず、会計を済ませ、「先に帰ってるぞ」と息子を連れて行く。男どもが去ってから、娘「パパと静香、二人でご飯食べた時ね、パパはもうそんなに食べなくていいって言うんだよ。静香はお腹いっぱいになってないのに。もういいもういいって、もっと食べられたのに」。 楽しくない。ホント楽しくない。でも、「この結婚は大事にしなきゃいけない」と私に思わせる手紙を引越し荷物整理中に見てしまった。これについてはいつか。 。 PR |
北京电视台のCMで、若い男女が向かいに座り、男性が小さい箱を差し出す。女性がうれしそうに開けると、中に「BTV」と書いてある。これただのBTV(Beijing TV Station)のCMなんだけど……。 以下、原文まま。「幻想」以外は日本語。 私:あれはね。普通、中に指輪が入ってんのよ。それで男の人が「結婚してください」っていう意味なんだよ 娘:へえ?ママはもらった? 私:もらってないよ 娘:じゃあ何もらったの? 私:何ももらってないよ 娘:パパはママに「幻想」(huàn xiǎng)をくれたんだね 幻想?いらねっつの。パパがママにくれたのはね、現実なんだよ。 |
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親は子どもの前で泣かないほうがいい。そう思っていた。いや今でも思っている。
9月のある週末のこと。ダンナが北京におらず、私と子どもアトリエに行かず、子ども達は宿題に奮闘。私の嫌いな漢字の書き取りを息子がやっていた。私の発音が正しくないので、息子は娘に読んでもらいたがる。中学生の娘は宿題が多いので、そんな余裕はない。「駄目駄目。ママが読むから」。 「なんでママは外国人なの?」「しょうがないじゃない」「ママが読むの嫌なんだよ」 ここで私はワーっと泣き出してしまった。涙がポロポロ出てきた。発音が悪いなんてこれまで何度も言われてきた。初めてじゃない。このときの悲しさ、悔しさは「なんで私一人で子ども二人を見てるのよ」から来ている。シングルマザーじゃないのに。 さすがに母親が泣いたとあって、子ども達は大慌て。息子はティッシュを持ってきて「ママ、ごめんね」と非常に申し訳なさそうな顔をする。娘は息子に怒って「ママはね、外国人の中でも発音いいほうなんだよ」と慰めてくれる。ホントそのとおり。私は外国人としては発音はいいほうだと自負している。でもそれはレベルの低い比較でしかない。中国語ネイティブの子どもにとっては、私も外国人の発音でしかない。 発音、直せばいいんでしょ?中国語勉強すればいいんでしょ? ダンナも一緒にいて4人になり、私だけ中国語が通じないときがある。ダンナは私に「こんな俗語おまえは知らないだろう」。そして子ども達に「ほらママ、知らないって」と言う。悔しい。俗語はしょうがないけど、私の言い回しが明らかにおかしいとき、鬼の首でも取ったように「ママ今なんて言った?」と子どもに聞く。アタマくる。 私の中国語、生活していてまったく困らない。中国語を勉強しなきゃとは思っていたけど、思うだけで終わってきた。でもこのとき固く決意した。先生を見つけて勉強する。そして中国人の友人に先生になってもらうことで承諾を得た。友人には「おまえは通訳にでもなりたいのか」と言われたけど、「子どもはどんどん語彙が増えていくのに、私がまったく変わらないことで気持ちが急く」と言った。11月から中国語を書いて、見てもらっている。 あとは……。ダンナにもうちょっとこのうちに帰ってきてもらうことにした。外国人というだけですでにハンディ大なのに、現地校に通う子ども二人を見るの、とてもきつい。特にここ数カ月短信をたびたびダンナに送ってきた。「我一个人看两个孩子太辛苦。我累了」。この遺書ともとれる(おいおい)内容で、ダンナも子どもを見なきゃまずいなと思ってくれた模様。でも今週浙江省に行ってるんだよな。はいはい、私一人で見るわよ。 私のまわりに中国語を勉強してる人はたくさんいるけど、アンタらには負けないわよ。 |
子どもの宿題で「听写」というのがある。親が漢字を読んで、子どもが書き取りをする。おとといの宿題を見たい人は教科書ここへ。アタシ、外国人だからさあ、一悶着あるワケよ。
私:眼冒金星(yǎn mào jīn xīng) 息子:mào。mào?どうやって書くんだっけ? 私:日(rì)に目(mù)でしょ!いや、日(rì)じゃなくて曰(yuē)かな 息子:ママ!ちゃんと漢字は覚えてよ!日(rì)じゃないよ そう言って息子の書いた上部分は「月」(の最後、はねてない字)。 私:月じゃないでしょ!なんで下、出てるのよ。それに日(rì)だよ! 息子:日(rì)じゃない! あまりにも自信を持っていうので、教科書を近づけ、目を皿のようにする。 あ、あ、あ゛、あ゛~~~~~! 私:ええ?横ってくっついてないの? 息子:ママ、知らなかったの? 私:日本だとくっついてんだよ。でも月みたいに下は出てないでしょ! 娘:出てないね 息子:でもママのは間違ってたの。ママは日本人だから!你在日本混去吧!(日本に帰りな) 私:なんだ!親に向かってその言い方は!(顔をたたく。軽く) めちゃめちゃ腹立つな。これは息子にというより、自分に。国際結婚したことに対して。 「冒」の漢字が違うのは初めて知ったが、知らなかったことは覚えればいいだけの話。そんな「重箱の隅」みたいなトコ、知らなくても日常会話困るわけでもないし。でも発音が悪いとか、文法が間違っているというのは、こっちの勉強不足。 私が「まじめに中国語を勉強しよう」と決意したのも、息子が起爆剤(?)なワケだ。次回、本編に続く。 おまけ:中国語学習中の皆さん、辞書引いてよ。電子辞書でも。違うから。 |
「坐月子」って知ってる?。中国に古くから伝わる(だって西漢からだもの)、子どもを産んで1カ月は体を休ませるという習慣。私が聞いたことあるのは……。
・お風呂に入ってはいけない(勿論シャワーも)。洗髪してはいけない。 ・水道の水を触ってはいけない。 ・テレビを見てはいけない。 ・卵を1食に2個食べる。 ・フナのスープを毎日飲む。塩なしなので超ウルトラ不味い。 昔は栄養があるものが卵くらいしかなかったから、たくさん食べたんだろうけど、今は1日に卵を6個も食べたら逆によくないわい。入浴禁止も体を冷やさないようにという配慮だろうけど、暖房設備が整っている現代じゃ、それは必要ない。 私が2000年に北京で帝王切開したとき、医者や義母に何言われるのか、相当覚悟して、反抗する心積もりもあったが、看護婦さんが「抜糸が終わったら(産後1週間で)シャワーを浴びていい」と言ったので、ビックリしたものだ。 10日で退院したのだが、私が出産したことで、義母がわざわざ広州からやってきて、実母も日本から来てくれた。私自身「坐月子」はやってない。帝王切開だったから、自然分娩とは違うのかと、姑は勘違いした模様。冷蔵庫から出した果物を食べてはいけないと言われたくらいだ。 日本語で検索してもいろいろ出てくるので、読んでビックリしてほしい。 ・台湾での出産 涙を流してはいけない。目が悪くなるから ・ナカソネマリエント 1ヵ月髪の毛を洗ってはいけない。子宮と髪の毛は繋がっている 体験者、コメント募集するよ。 |
「忍者アクセス解析」っていうのを使っているんだけど、どんなフレーズで検索してこのブログにたどりついたか、管理人の私は知ることができる。最近「中国大使館 外務省 出生証明 認証」で来る輩が少なくないので、ちゃんと記事にするわ。
中国に滞在する日本国籍の娘が今年4月に北京でビザを更新したら、「今年はいいけど、来年はこの書類じゃダメですよ」と言われた。4月に出したのはこれら。 1. 本人のパスポート 2. 中国籍の父親の“身份证”とコピー 3. 中国籍の父親の“户口薄”とコピー 4. 本人の“临时住宿登记表”とコピー 5. 北京の日本大使館領事部で翻訳した、日本の出生証明とコピー 6. 《外国人签证、居留许可申请表》に記入し、写真1枚(2寸) 今までこれで更新できたのに、5がダメ。日本大使館じゃなくて、日本の中国大使館が認証したものを持ってこいと。それって日本大使館を信用してないの?とにかく必要と言われたらしょうがないから、夏帰国したとき手続きしてきた。 1. 役所へ行って娘の戸籍抄本1通発行(即日受理。450円)。 2. 外務省へ行って、それを認証(無料。翌日受理。郵送可)。 3. 麻布の中国大使館へ行って、それを認証(金曜日に行って、翌水曜日受理した。3000円)。 これ子どもの場合。大人は赤い「結婚証」があれば従来どおりでいいんだけど、「結婚証」がない人っていうのがいる。中国より先に日本で結婚手続きしてしまった場合。そういう人もこの外務省→中国大使館の認証が必要になるらしい。 私はいいよ。実家、東京だから。郵送してくれるって言ったって、行っちゃった方が早い。でも遠いからいちいち行ってられないという人には「東京華僑総会」が代行してくれる。詳しくは公式サイトへ。http://www.tokyo-chinese.com/ |
涙が出るようなコメントを昨日されちゃったな。そのコメントの背景を補足をしておく。
私が結婚したとき、私は北京の美大で書道留学していた。中国人って学生は結婚しちゃいけなくて、ダンナはとっくに卒業していたけど、私のほうは先生に「うちの学生です。結婚していいです」みたいなこと一筆書いてもらったよ。外国人なのに。本科生(学部生)でもなかったのに(进修生という1年で終わる課程。それをその美大で2年やった)。 ダンナは大学出て、国で「分配」されて、国営企業に勤めたが、まじめに出勤しなかった。「そんなに仕事しないならクビだ」と言われて、「いいよ」とか言ってたらしい。91年時点で月給が100元にも満たない仕事しなくても、絵を描いて、あとは内装とかもやったことあるんだよな。そっちのほうでもっともっと収入があった。 ところがよ。結婚の手続きをするのに、そういう「单位」に属していない人は受理されないわけ。結婚の手続きに職場の証明書が必要で、仕事に行ってないけど、書くのはその職場。当然といえば当然だが、「あんたみたいに仕事してない人に書類は出せない」って言われたの。 でも解雇されてないんだから、その職場が書くしかないわけ。100万回くらい通って、最後やっともらえた。 当時「东四」にあった(んだよね?マリズさん)民政部に行って、無事受理されたとき涙が出た。それは「この人と結婚できてうれしい」じゃなくて、面倒な手続きが終わったことにほっとして。もうそこに至るまであまりにも大変だったから、途中結婚やめようかなと何度も思った。 95年4月に結婚して、7月に私の留学が終わり、9月から北京で働く予定で、夏に一度ダンナを日本に連れて行くことになった。そしたら今度はパスポート取得という厚い壁にぶつかる。ダンナは初めて外国へ行く(初めてパスポートをとる)わけだが、これにも「单位」の証明書が必要。結婚は認めたけど、外国は行かなくていいだろって、書類を出してくれなかった。以上。続かない。 業務連絡:yukiyama嬢へ 結婚証を取得した日、寮に帰ってからのことは覚えてないなあ。ごめん。ダンナが「結婚すると何が大変か分かるか?それはな、すぐに離婚できないってことだ」って言ったのも覚えてないなあ。でもいかにも言いそう。アナタの記憶力に敬服!だ。 |
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