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土曜日に息子が「ママ、月曜日保護者会だよ」と言う。え?えぇえ??二日後?連絡がいつも急だ。「昨日わかったけど、言うの忘れてた」と言う。それにしても急だ。ものすごーーーーーく困ったのは、日本から非常に大事なお客様が来て会うことになっていて、私もダンナも行けない。どう考えても行けない。でも、入試は大事だ。さんざん迷って、息子をとったよ。私泣く泣くあちらを欠席。 「なんでこの時期保護者会なのよ」と言う私に、娘が「百日誓师だからだよ。ほら、静香のときもあったじゃない。一横っていう人が来て」。思い出した。いや、あれは忘れられない。娘のときはあまりにもインパクトがあり、ショックを受けて、それをネタに文章を書いたものが出版された(というより、出版する本の原稿をこれにした。過去記事へ。本はこれ)。 「百日誓师」は「あと百日頑張ります!」って宣言するビッグイベントなのよね。百度百科にも書いてある。「中考百日誓师大会指大多初中在距离中考只有100天时举行的一次全校性大型师生会议」。高三はやらなくて、中三はやる?っつーか、そんなヒマあったら、英単語の一つでも覚えれば?と思うが。 で、息子の中学も盛大に開かれた。中三の父兄がまずは講堂に集合。真ん中が生徒で、コの字で囲むように横、後ろに父兄が座る。 司会の先生がマイクを持つ。「敬爱的领导,老师,学生,家长,下午好」(中央电视台の司会者じゃないんだから!)。「今天百忙之中なんたらかんたら」で始まり、ビデオが流される。どこの学校でもこの手法というわけでないらしい。友人のところは先生の話ばっかりだったと言うし、娘が中学のときも全体ではスクリーンを使うことはなかった。 デカく映し出された生徒が「入試まであと100日。……疲れる」とか、「入試まであと100日」で始まり、二言三言、10人くらいが次々に現在の気持ちを述べる。 司会の生徒は成績優秀な男女一人ずつ。マイクで進行を進めていく。校長が話す。校長が参加するのって実に珍しい。校長ってそうそう会える人物ではない。娘の中学の校長なんてついに最後まで一度も見なかった。卒業アルバムもないから、校長の顔を私は今でも知らない。そういう意味で息子のところは気合入ってるなと思った。 生徒代表が長くスピーチ。司会者が座席に入って行って、生徒数人にインタビュー。「あと100日ですが、あなたの心情は?」。親への感謝を述べる子が多い。一番最後の男子、涙ぐんで、いかにお父さんに感謝しているかを述べ、「最后送爸爸两个字」(お父さんに二字を贈ります)と断った割に、「谢谢您了」と言ったので、外野から「四个字」と突っ込まれていた。同じく涙ぐんだ女子。「お父さん!小一から今日まで9年間、毎日送り迎えをしてくれて、ご飯も作ってくれて、本当有難うございました」。えぇえ??15歳はもう送り迎え要らないんじゃ?ご飯作ってもらうって、父子家庭?かかあ天下? そのあとは父兄。あらかじめ録画してあった10人くらいの父兄がそれぞれ「皆さん頑張って」などと話す。司会者が座席に入って来て、父兄にインタビュー。え?アタシ指名されたらイヤだな。中国語できないしぃ。「ゴホンゴホン。喉が痛くで喋れません」ってまぢで言おうと思っていたくらいだ。緊張の中、私の3人前の人が指名される。「だれのお母さんですか?」「王某の母です」。「今日参加してみてどうですか?」。そこでわかった。指名される人とは予め連絡をとってある。だってそのおかあさん、メモを読んでたもん。なんだ、そういうことか。ビビって損した。 3年生を教えている先生全員が前に出て、しゃべる。 最後は生徒全員起立。右手を挙げて、スローガンみたいなのを、司会者に続いて、叫ぶ。長い。声がデカい。終わる。1時間半よ。みんな、しゃべるの長いっての。司会者が「到此结束」と言い、ああこれでトイレに行けると喜んだのも束の間、校医が出てくる。「私に10分ください」。えぇ?保健室の先生が10分もしゃべんの? 高校進学にあたり、身体検査をするのよね。つまりひどい病気の子は入学できないってことだ。私も北京に語学留学するとき、したけど、日本はないよね。10分もしゃべったけど、大事なのは検査当日、朝食はとらないこと。前日の夜は油っこいものを食べないこと。それくらいだ。あと、トランクスじゃなくて、ブリーフ履いてきてくださいって。なんで? この全体集会のあと、クラスへ分かれたのだが、本当は受験5科目(国数英物理化学)の先生が入試までの勉強について、最近の成績について話すべきだ。ところが入試のことで外で会議があり、2科目の先生がいない。担任も「私も明日その会議に行くので、学校に来ません」。意味わからない。あと「英語の先生は私用で帰りました」。おいおい。「百日誓师」より大事な用って、葬式以外許さないよ。かつて1年生のとき「××の先生は幼稚園へ子どもを迎えに行くので帰りました」にはビックリしたが、ここは中国。何があっても、ビックリしないわい。 帰宅後、息子が「生徒が起立っていったとき、周吾は椅子から落ちちゃったの。寝てたから。ママ見た?」って。おいおいおいおいおいおいおい!私は反対側に座っていて、気がつかなかった。見たかったなあ(おいおい)。「具合悪いと思われたんじゃないの?」「寝てたってバレた。先生、睨んでた」(おいおい)。だって前日寝たの1時半だもん。6時起きだから、5時間も寝てない。受験生は大変だ。 PR |
今朝、目が覚めたとき、4時だった。早すぎる。寝た。次に起きたとき、外が明るかった。げっ、遅刻だ。明るいはずがない。受験生の息子は中三の現在、土曜日も通常授業があり、学校へ行く。息子を起こす。 「えええ?7時すぎてるのぉ?遅刻だーーーーーー」。 私と娘と息子は同じ寝室で寝ている。子ども部屋はそれぞれあるのに、私が起こすのが便利という理由で、寝室が一緒。目覚ましは5分違いで二つかけていて、私が先に気づき、死んだように寝ている子ども二人に「時計止めて!」というのが日課だ。止めても、またすぐ寝てしまうので、何度も何度も起こす。 私が起きなかったんじゃあ、しょうがない。私、「先生に具合が悪いって短信送らないと」。息子「宿題が終わっていないんだよ」。宿題が終わらないと学校に行けない。だって殺されるから。中国の先生はとてつもなく怖い。宿題やらないで学校へ行くなんて絶対絶対ありえない。本当はいつもより早く起きて、宿題を終えるつもりだったのに、計算が狂った。 それで「体調が悪い」と先生には送り、即座に宿題開始。 先生から電話がかかってくる。 私:朝から気持ちが悪いと言っているので休ませていますが、息子が学校へ行くと 先生:もう出ましたか? 私:いや、まだ家にいます 先生:昨日の模試の結果も悪かったし。登校させてください 私:はい、様子みて 先生:もう学校は始まっているんですよ 私:わかっています 先生:期末テストまであとわずかです。来ないとどんどん勉強に遅れます 「让他上吧」(登校させてください)を何度も繰り返す担任。 病欠はダメなのか?仮病がバレているとは思えないんだけど。 先週、担任から短信が来て、「授業中、寝ています。あと、絵を描いています。どうしてなのか、家でしっかり話し合ってください」。ええええぇぇぇええええ!!頼むよ、息子ちゃん。息子曰く「授業中、絵を描いていないと眠くなる」。席は一番前の真ん中。おいおい、それ先生の目の前じゃないかよ。バレるっちゅうに!! 私からダンナに電話。ダンナからも叱ってもらう。私からは「二度とこんなことで先生から怒られたくない」。それを強調した。 本人、受験生という自覚はないでもないが、息抜きしたいよね。でも、授業中に息抜きしないでくれ。まずはそれだけが母の小さな願いだ。 |
今朝見た「北京您好」。一番はじめのニュースが黒竜江省の大雪。 黑龙江:记者探访暴雪后的抚远县城 ←これは中央電視台の別のニュースだけど、雪がすごいの見てよ。あと、中国語勉強している人は聞いて勉強せよ。 昨日の午後3時すぎ、息子の担任から電話がかかってくる。「おかあさん、今から学校に来てください」。ええええ?やだ。登校拒否。心で思うが、言えない私(当たり前だろ)。「前にも言ってますけど、学校終わってからいつまでも残っているんですよね」。私は「今行けない」と言い(行けたけど)、先生が「5時40分に来てください」。えええ?うちから中学までバスで10分くらいだが、渋滞する時間帯だ。行きたくなーーーーい。 5時40分に着くと、まだ授業が終わっていない。廊下でしばらく待つ。教室のドアが開いて、帰途に向かう子と、座って勉強している子と。息子はモップを持って、出てきた。掃除当番らしい。6時5分くらいかな。先生の机に代わる代わるやってくる生徒達の勉強を見ていた先生が、やっと廊下に出てくる。私を見て、「職員室に来てください」。息子も一緒。 まず座って「以前一度来ていただいて話していますよね。放課後は先生が残していない限り、すぐ帰宅するように。周吾は毎日遅くまで残っているんです。どの先生も残していません。一緒に見てみましょう」と、廊下に出る。先生が周吾に「昨日どこにいたの?連れて行って」。この学校の廊下は机と椅子、スタンドが置いてあって、放課後残ってそこで勉強している子もいる。それぞれの机に本が結構置いてあって、勝手に借りたりしてもいい。 昨日いた現場到着。先生が「昨日は李某某と張某某と一緒だったわよね。3人で一緒にいたの?」「そうです」「どんな感じで?スタンドは?」「つけました」「つけて。座って」私に「おかあさん。見てください。昨日ここにずっといたんです」。(周吾に)「電気消して。毎日ここにいるの?」「別の場所のときもあります」「どこ?連れてって」。到着。それは廊下の一番端。「ここにもいたの?」「そうです」「おかあさん。見てください。ここはスタンドもないし、暗いです。ここは風が漏れて寒い」 職員室に戻る。親はいないが、李某某と張某某がいる。「二人に聞くけど、昨日周吾に勉強を教わっていたのよね?」「そうです」「周吾に聞くけど、教えていたのよね?」「そうです」。横から英語の先生が「アンタが教えてなくていいのよ。私が教えるから」。担任、「わかりました。二人は帰りなさい」。 「あのふたりは成績が非常に悪い。周吾!なんで自分より成績のいい子と付き合わないの?おかあさん見てください」。(中間テストの点数表を見せられる)。「あの李某某は学年で下から三番目です。周吾。もう教えてなくていいから。教えるのは先生の仕事だから」。 「なんでおかあさんにこの時間に来てもらったかというと、この環境を知ってほしかったんです。今見ましたよね。スタンドのないところは暗い。今でもメガネをかけているのに、目はもっと悪くなります。廊下は寒いんです。外も今はすごく寒いですよ。これから雪も降るし、大風も吹く。こんな真っ暗な時間に帰って、強盗にでも遭ったらどうするんですか。とにかく危ないんですから!」。それで「保证书」を書かせられた。息子が「今後は先生が残さない限り、すぐ帰宅します。途中で事故があっても自分の責任です」といった文面。そして日にち、時間、名前。最後に「以上にすべて同意します。学校に協力します」みたいなことを先生の言うままに私も書いて、サイン。 解放され、息子と帰宅。帰りのバスで息子が「ねえ。なんでいちいち親を呼ぶんだろうね?」。私「電話でこれからも注意してくださいって先生が私に言って、改めるわけないでしょ!ああやって、紙に書かせられて、親までサインしたら、もうちゃんと帰ってくるでしょ?」「ああ」と納得してた。 先生心配しすぎでしょ。っつーか、現場検証に立ち会って、取り調べを受ける容疑者のようだったよ。電話で呼び出しを受けたとき、「先生が残さなくても、学校で宿題やったほうが家より捗ると言っていたので」と言ったら、「子どもの言うことを信じないでください」って。まあ友達と並んで宿題やって、捗るわけないか。ずっとしゃべっているに決まってる。 私としては学校に残って友達としゃべっててもいいけど、帰宅時間が遅いと、就寝時間が遅くなる。宿題が多いから。誓約書書かされて、就寝時間が早くなるなら(風が吹けば桶屋が儲かる式?)それでいいか。担任と私の「子どもに対する思い」は違いすぎるって話よ。 |
息子の担任に呼び出されたことは書いた。それは木曜日のことで、翌週の月曜日またまた担任から電話がかかってきて、「朝、友達の宿題を写していました。お母さん、学校に来てください」。ええええぇぇぇぇええええええ!また呼び出しかい。 木曜日のときは3人のけしからん男子の親が呼び出された。あとの二人はその後改善されたのに、なんで周吾は変わらないんですか?って。帰宅してから息子に言ったら、「あの二人は見つかってないだけだ」って。見つかるなんて、まったくもってアホだ(おいおい)。 このときはダンナに行ってもらいたかったけど、バカンスで中国の南に行っちまった。北京にいないんじゃ、私が行くしかない。担任に会って、ちょっと話して、ダンナに電話して直接しゃべってもらった。「お父さんも忙しいでしょうけれど、北京に戻ってきたら一回学校に来てください」。 で、ダンナ、先週行った。帰ってきたら、「明日から家庭教師が二人来る」。それは国語と数学。「英語は外の塾へ行く」。その塾へダンナ、息子、私で行ってきた。事務の先生と話す。この人は教えるのではないのだが、息子に「英語のテストで点数を落とすのはどんなところ?」と具体的に聞く。ダンナ、「先生、それは英語の授業が始まってから聞いてください。私も忙しいんだ」。息子を教える先生は決まったのに、同じ先生でも学費が二種類あって、基礎だけ教えるのと、みっちり教えるのと。ダンナ、「うちは貧乏なんです。安い方でいい」。料金表には実にさまざまな価格があり、ダンナはよくわからない。私がわかるので教える。「多く払うほど安くなるの」。たとえば一度に30時間分払うと一回が250元だが、70時間分払うと240元というふうに。ダンナ理解して曰く「多く払わなくていい」。 事務の先生:じゃあ最低の30時間払ってください ダンナ:30時間も払えない。だって、いい先生かわからないじゃないですか。だいたいこういうところは“个性化”(その子どもに合わせている)でなきゃ 先生:じゃあそこは“商量”(相談)しましょう ダンナ:商量じゃない。要求です 先生:もし先生が合わなかったら、返金もできますし ダンナ:我是老师(私も先生です)。我明白你的目的(あなたの目的はよくわかります) 「少しでも多く払わせたいというアンタの魂胆は見え見えだ」と明らかにダンナは言っている。私、横にいてヒヤヒヤしたよ。料金表には一回に最低でも30時間以上払うようになっているのに、10時間分しか払わなかった。ダンナは何度も「我是穷人」(私は貧乏だから)を強調。 これをうちに帰って娘に言ったら、「当たり前じゃない!うちがお金出しているんだよ。パパが言ってることは正しい」って。うわあ、さすが思考は中国人。 このほかに物理もつけるっていうんだけど、時間ないよ。勉強漬け。6月の入試まであと何カ月?まだまだあると思っている人が負ける世界なのかも。 |
午後、担任から電話がかかってきた。(息子が)「学习不好なので、今すぐ学校に来てください。ほかの科目の先生も揃っていますから」。えええ?授業ないんですかい? 学校へすぐ向かう。入口の保安(ガードマン)に「担任から呼ばれて、215室に来るよう言われました」。保安が215に電話しても誰も出ない。「規定で、先生と連絡のとれない父兄は入れてはいけないことになっています」。ええええ?保安に「じゃあアナタが215室に見に行ってくれませんか?王周吾の親が来たと言ってください」。保安は別の保安を中から呼んで番をさせ、2階へ上がっていった。そのとき、担任が横からやってきた。「发土豆」って。ビックリだわよ。レストランでもやってない限り買わないくらいのすんごい量のじゃがいもが台車に乗せられている。担任が私に「これを運ばなきゃいけないので、先に215に行っていてください」と。80年代の国営企業ですか?この時期に現物支給って、何のご褒美? しゃーないから、先に2階へ上がる。保安が戻って来るのに鉢合わせ。私、言い訳がましく、「我见了老师。正在发土豆呢」(先生と会いました。今じゃがいも配ってます)って、なんでアタシが言わにゃならんのよ。上に上がり、廊下で待っていると、担任とほかの先生数人で台車を押してやってくる。1人一袋、「50kgはあるかしら」とか、「还不如发钞票」(現金にすればいいのに)とか言ってる。ぷっ。 息子の問題点はテストの点数(学年ランキング)が著しく下降していること。毎週テストをやって(周清)、月一のテストがあって、先生が表にしている。物理、国語、化学の先生と話す。最後は担任(数学)。宿題をちゃんとやっていない(抜けている。違うところをやっている)。授業中集中して聞いていない。11月には期末テストがあって、そこで、能力別にクラスを分けて、卒業までそのクラスで、受験態勢に入る。息子はもともと真ん中だったけど、できないクラスに入ると余計できなくなるって、先生は心配してくれている。嗚呼、それで呼ばれたのかと有難く思った。つまりずっと成績が悪いなら呼ばないわけだ。成績のいい子も呼ばないわけで、状態が悪化しているから親を呼び出し、深刻に受け止めて欲しいというわけだ。感謝、感謝。 今日は一時間目いきなり寝てたらしい。私、毎日息子より早く寝るけど、息子より早く寝ない!とここで宣言するわ。真面目な子どもならほっといていいが、見張ってないとダメな息子。こんなふうに育てたアタシの責任? |
8時、うちの固定電話が鳴る。夜に携帯でなく、家にかけてくるなんて、息子の友達くらいだ。息子が出る。「ママ~、班主任[bān zhǔ rèn)」。え?た、た、担任? 担任が「先週金曜日。私は研修で学校にいませんでした。ほかの先生に言われたんですけど、周吾が踊っているっていうんです。ふざけるのはやめてほしい。私がいればよかったんですけど、ほかの先生に言われるなんて。あと、いつまでも学校に残っているのは困ります。今、居残りの生徒はいても2.3人です。周吾は居残りに入りません。昨日なんて7時に私が学校を出るときにいるので、何をしているか聞いたら、教室で宿題をやっていたと言うんです。居残りはすべて職員室で、先生の目の届くところでやっています。外はもう暗くて、危ないので、早く帰るよう、お母さんからも言ってください」。 なんでこんなことで電話受けなきゃいけないのよ。もうこうなったら将来ダンサーになりなさい!!!あったまにきて、ダンナに電話する。「(ダンナに)今ね、担任から電話があったの。(周吾に)パパに話して。なんで怒られたか」。 周吾はハンズフリーにする。 周吾:跳舞で怒られた パパ:なんで学校で踊るんだ?家帰って踊れ!そんなに踊りたいんなら、画家村で舞台を提供してやろう 電話切って、どんな踊りなのと聞いたら、ただ両手を挙げてグルグル回ってるだけ。それ「踊り」って言わないでしょ。どんなダンスが期待したアタシがバカだった(期待するな、親バカ)。単にふざけただけだ。それが放課後先生に見つかっただけで怒られて、担任が父兄に電話かけてくるなんて。 私:踊って何が悪いのよね? 娘:こういう親だから、ああいう子どもになるんだよ
息子は9月に中三になった。受験生だよ。娘は日本国籍のみで、中考(統一高校入試)の成績悪くても、「国際部」という外国人だけのクラスのある高校に進める。息子、中国籍。ガチで受験。恐ろしい。 7月11日、北京の小中高は終業式で、翌日から夏休みという、そんな日の前日。息子の中学から「明日保護者会があります」というお知らせが来た。 明天上午十点半在学校二层会议室召开部分学生体育中考假期家长会,需要参加的同学我们已发通知,晚上带回去。请一定准时出席。 「部分学生」=「一部の生徒」の父兄が呼び出し。よろしくないことに決まっておるわい。で、行ってみると、体育の成績が悪い子の親だけが呼ばれた。高校入試に体育の点数が入る(580点満点中40点)ので、この夏休みから体を鍛えてくださいって。息子の学年200人いないけど、呼ばれたのは30人弱。どんだけダメな子なのよ。 「校庭は開放しています。毎日とは言いません。数日に一回でも来て、トラックを走ってください。階段の上り下りもいい」。夏休み始まって確かに走りに数日行ったが、結局大したことをしていない。体力作りといえば、たまにプール行くくらいだな。
体育のテスト内容は男女別で、ここに書いてある→「2014北京中考体育项目及注意事项」。 <考试内容> (一)必选项目:1.篮球2.男生:1000米跑女生:800米跑 (二)限选项目:单杠引体向上或掷实心球(男生)/一分钟仰卧起坐或掷实心球(女生) 統一入試のテスト科目は、国数英、物理、化学、体育。塾はたくさんあって、勉強するのはわかるけど、この体育のための予備校があるのよ。たとえばここ。 うちの息子、こういうとこでもぶちこまないと、体育足引っ張るな。 |
昨晩8時をまわっていた。電話をかけてきたのは息子の担任。「明日家庭訪問に行きます。正午に」。えええええ?先生!昨日決めたわけじゃないでしょ!慣れたとは言え、連絡がいつも突然だ。断る理由もなく、というか、友人宅へお昼を食べに行く約束があったが、遅れていくことにした。 7月の終業式のときに担任が替わると知らされていた。私はまだ会っていなかった。昨晩から慌てて家中掃除をした。 今日12時前に電話が来て、「もうすぐ着きます。でも入口を間違えたみたいで」。うちの団地は入口がたくさんあるのだが、一番遠い方から入ってしまったようで、迷っている。さんざん説明して、先生はやっとたどり着いた。 ソファーに坐ってもらう。 私:息子は美大を受けたいと言って、デッサンのクラスに行っていて、今家にいないんです 先生:ああ、そうですか。息子さんの写真ありますか? 私:え? 先生:先週の登校日、私研修があって、学校へ行っていないんです 私:でも先生、7月に息子と会っていますよね 先生:7月の登校日は私は毎日行っていました 7月期末テストが終わって、3日登校日があった。9月から新中三(受験生)だから、化学など受験科目などををばっちり勉強した。そのときは出勤していたらしい。私はiPhoneから写真を探したのだが、マスクしてるのばっかり。奴はわざとマスクしたり、顔を半分隠したり、で、まともなのがない。どうにか選んで見せる。 先生:子どもは北京戸籍じゃないんですね? 私:え?北京戸籍です 先生:じゃあ、おかあさんは? 私:私は日本人です 先生:あーあ。南方人かと思いましたよ 先生:なんていう名前ですか? 私:え?息子の名前ですか? 先生:そう びっくりした。息子の名前、聞くかぁ?その前に家族構成を聞かれて、私が「娘がいる」と言ったから、娘の名前を聞いたのかと思った。でも、そうじゃなかった。 先生は私とダンナの職業、学校の勉強はどうですか、なんて聞いた。一応期末テストの成績表を持っていて、三科目の点数を出す。私が「国語が弱い」と言うと、「塾に行ってください。受験の年ですから、もう美術の学校へ行くのも控えてください」。私もデッサン等、高校に上がってから学べばいいいと思う。そう言った。 「土曜日も登校するの、聞いてますか?」「はい」。学校で勉強してくれるの助かる。塾、高いし。 最後に先生が「写真を撮っていいですか?こういううちは珍しいので」。リビングは筆とか並んでいるから、見たことないこんなうちと言って、書道用品がバックの、私の写真を撮って行った。 紙を一枚渡されて、父兄の意見などを書き込むようになっている。本当に家庭訪問をした証拠として、私の写真と、これを出すんだろうなと思った。息子が夜帰ってきて、「先生が何言ったか、言わなくていいから」。え?「とにかく勉強しないと、高校は入れないよ」。それだけ告げた。 |
ものすごく恥ずかしい体験公開なんだけど、ネタになるからいいか。 息子、9月から中三。受験の年に突入。息子は中国籍だから、娘みたいにゆるくて甘い「国際部」なんていう逃げ道はない。ガチで受験。この中国で???そら恐ろしい。 息子は中一の後期から「一对二」(先生1人に対して生徒2人)に行っていた。科目は数学と英語。それはクラスの子が行くのに、「一对一」(マンツーマン)だと高いので、息子を誘ったから。1回につき1科目2時間。「一对一」1時間につき200元、「一对二到五」100元。先生1人に対して生徒が2人から5人は同じ値段。同じ学年でほかに生徒がいなかったから、二人で授業を受けていた。後にあちらの親が「周吾と一緒に受けると、こちらが損する」ことに気づき、分裂。周吾ばっかり答えちゃって、周吾のテンポで進むから、あちらは一緒に受けたくないと言い出した。こっちとしては「一对一は高いし、そのつもりはないので、知らない子でもいいから、同じ学年の子がいたらお願いします」と言ってあった。でもいなかった。結果「一对二」の授業料で、マンツーマンにしてもらっていた。夏休みに入ってから行かなかったので、お金が数百元残っていた。 それが1年前。去年の9月に中二になり、その数時間分だけでも行こうと思いつつ、ずっと行かなかった。先週夏休みに入って、息子が「化学だけ行きたい」と言い、私の携帯に残っていた事務の先生の携帯に電話すると、「現在使われておりません」。ネットで調べて電話した。 私:去年そちらに行っていた子どもの父兄ですが、中三の化学をお願いできますか 塾:学年と名前を教えてください。一番初めに申込みをしたのがいつかわかりますか 私:9月から中三。王周吾です。申込みは去年の2月でしょうか 塾:お調べしてから、折り返しお電話します
電話を切る。電話番号を検索したパソコンの画面を見て、ビックリ。「京翰」という別の塾に電話してた(おいおい)。だってぇー。「育才苑」で検索して、一番上をクリックして、「团结湖」校の電話番号にかけたのにぃ。どこで誤ったのか?
私:周!アタシ電話かけ間違えちゃったよ。どーしよー。もーやだなー。私の代わりに電話して! 息子:なんで?ママが間違えたんでしょ!
うわあ。七面倒臭い。人間やってるのがイヤになるくらいに。あちらから電話が来ないので、意を決して再び電話する。
私:今電話したものですが。(さっきと違う人が出たことでさらに面倒に)問い合わせを10分くらい前にしたのですが、かけ間違えました。 塾:あのー、おっしゃっている意味がわかりませんが 私:そちらは「团结湖」ですよね?(同じ塾の別の校舎にかけたことにするか)
息子がアタシのiPhoneを奪い取り、小声で「ママ!別の校舎ですって言ったら、じゃあどこですかって聞かれて面倒くさいから、本当のこと言いな」。私、腹をくくる。
私:すみません。本当は「育才苑」にかけたかったのに、そちらに電話してしまったんです 塾:そうですか。わかりました。でも、これもご縁です。これから申込むんですよね。グループ授業ですか?マンツーマンですか? 私:実はずっと行ってなくて、あちらにまだ学費が残っているんです 塾:いくらですか? 私:(なんでアンタに教えなきゃいけないのよ?私がここで数百元というと、うちに来てくださいと言うに決まっている)聞いてみないとわかりませんが。とにかくかけ間違えました。本当にすみませんでした 塾:育才苑が経営困難なのをご存知ですか?(出た!ライバルの悪口)地方では従業員に給料が出ていないんですよ。うちはきちんとしていますから。私は劉と申します。後でこの番号に私の携帯番号をお送りしますので、よかったら一度来てみてください
電話終わり。そこでもう一度確認して、その「育才苑」に電話する。フリーダイヤルも固定電話も出ない。ホームページに「请您留言」というのがあって、ネットでメッセージが残せる。そこに入力しても「邮箱不是标准邮箱格式」と出て、送信されない。郵便番号6桁は絶対に間違っていない。 それから「倒闭」(倒産)で検索すると、大同でこんな画像が→育才苑教育倒闭,赶快去要钱 ええええええええええぇぇぇぇぇえええええええええええ。まぢですかい?後悔先に立たず。早く消化しておけばよかった。 ダンナに話すと、「誰が悪い?周吾だ。自分でちゃんと勉強すれば、塾なんか行かなくていい」。捉え方が相変わらずデカい。 娘が中学受験のとき、学費を払うの苦痛だった。グループ授業なら、期間と額が決まっている。でもマンツーマンだと、だいたいを払う。あちらはたくさん払わせたいから、一回に40時間以上払うと1割引(だか忘れたが)、たくさん買ったらたくさん値引く。ダンナは「割高でもいっぺんに多く払わなくていい」と言い、その通りにした。 中国の店なんていつ無くなって逃げちゃうかわからないから、プリペイドとか信用できず、そうそう買えない。たとえばクリーニング屋。400元のカードを買うと、毎回1割引。800元だと2割引とか。でもいなくなるのが怖いから、高額を買わない。 今回は息子の授業料が、アタシの痛い授業料になってしまったという笑えない話だ。ちゃんちゃん。 |
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