息子、明日高校入試一日目だわよ。このところ、週に数日ばあさんが私のこの家に来たのは、息子を見張るため。私、甘いから。ばあさんがいたら、夕食時パソコンつけて動画を見ないし、いたほうが息子が勉強に集中できる。そう思って息子が呼んだ。先週「おばあちゃんじゃダメ。パパに毎日いてほしい」。おばあちゃんにも口答えするようになった息子。それでダンナ、投入。

　お忙しくていらっしゃるのに、毎日ここへ来るダンナ様。昼間もここにいればいいのに、いちいち農村へ戻る。まあこのうちにいてもやることないし、絵を描く以外の仕事だってある。

　土曜日から毎日晩御飯前に来て、翌朝息子を学校へ送り、そのままアトリエに。今日も夕方帰ってくるのかと思ったら、車のナンバーの都合で8時に帰る。北京は交通規制してるじゃない？今日は走れない曜日なんだ。じいさんの車に乗ってくると、明日乗れないんだって。もう、この不便なの、どうにかしてほしい。习大大！

  昨日も今日も学校は半日。でも、息子を含む数人は居残りで補習。さっきね、担任から電話がかかってきた。私の携帯に担任の名前が表示された時の、私のビビり様は尋常じゃない。心臓止まりそうになるわ。まさかこの期に及んで、呼び出しはあるまい。恐る恐る出ると、「明日テスト終わったら、学校へ送り届けてください。数学の補習をします」。えええぇぇぇえええええ！入試が始まっても、見放さない担任。第一志望に受かったら、まぢでお礼したい。心から。

　高校入試がどういうシステムになっているか、今日の昼も日本人に説明したばかりだ。全部ネットで手続き。受験の申込みをし、8校志望校を書く。普通上から難しい順。統一入試を受けて、その点数で上から拾われる。

  高校のレベルをどうやって知るかは2年前、娘の入試時に知った。前年の「中考录取分数线」（合格最低点）を見ればいい。入試は580点満点で、たとえば海淀区（←開いてココ）は人大附中が一番高くて554点。朝阳区（←コレも）は八十中が一番高くて540点。

あと、こんな分け方もある。「2013年北京朝阳区重点示范高中中考录取分数线」　普通班が普通のクラス。普通じゃないクラスというのは優れたクラス。たとえば「实验班」とか。あと、「走读」（通い）と「住宿」（寮に泊まる）の区別があって、「住宿」のほうが高い点数が要求される。学校に一日いるような子はいい子じゃなくちゃ！ってことか。

　ここから何でも見られる。興味のある人はどうぞ。私はネットでいろいろ調べたりしなかった。受験に関してニュースも見ないし、知識もない。学校の先生に呼び出されただけ（おいおい）。今回この記事を書くために、ちょっと調べて初めて知ったんだけど、期末テストの点数分布とかも公表されているの。

　入試は北京市統一だけど、期末テストは区ごと。2015年朝阳区初三期末考试分数段统计　　540点満点で、530-540点が2人というふうに表になっている。何？これ見て、「あら、うちの子、全区で300番目くらいだわ」とか、思うのか。ふーん。

　模擬試験見たい人はここへ。たとえば朝陽区。・国語　・物理　・英語

　もっと見たい人はここへ。

    明日はダンナが張り切って送り迎えをするらしい。午前と午後のテストの間が3時間半。昨日「やっぱりホテルとって休んだほうがいいな」とか言っていたので、私が強く却下。おかしいから！私に「お前も行くよな」とかアホなことを言うので、「一人でいいでしょ。大人は」と言った。

　もうドキドキだあ。自分の受験のときより緊張するなあ。息子は今、横になっていて、目を開けていて、復習する気なし。

  私から言うことはもはや何もない。

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