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初めて敷地に入った。中国人民对外友好协会。
元はイタリア大使館だった。 王府井のすぐ南のこんないいロケーションにどっしりとした建物と庭。 日本と中国の小学生から大学生までの計100人が書道コンクールに参加。 50人が一度に練習。 中国人は「和平友好」、日本人は「平和友好」と書いたのだが、中国人は学校で習字の授業がないので、書ける子というのは結構ちゃんと習っている子だと思う。 見ていて、「これは中国人ならでは」と思ったのは、紙の折り方。日本人なら、二回折るだけ。4文字書くので、線が3本入ればいい。でも、中国人の子は上下を5cmくらい開けて、左右も少し追って、書く部分をちゃんと正方形にし、それをまた斜めに折ったりしていた。折った跡、見える? この国は大人もそうなの。楷書、隷書、篆書の場合、日本の書家は折らないで作品を書く。でも、中国人は大物でも折る。そのマスの中に字を入れる。日本人にとっては、折らなくても均等に書けるようにするのが訓練の一つだと思うけど。 来ている父兄は少なかったけど、一人小学生のおじいちゃんがつきっきりで横にいて、孫が書き終わったら、ハンコをついていた。そのハンコを出した袋からは洋食用ナイフが出てきた。あれの用途が今でも気になっている。 一枚はコンクール用。もう一枚は隣の子と作品交換用。何を書いてもいい。うちの娘、こんなん書いたんだけど。 交換した「一期一会」を書いたのは高二女子で、日本語を頭で考えながら一生懸命娘に話していた。日本人となかなか知り合いになれないから、あちらから「微信やってますか?」って。以前は電話番号を聞いたものだったが、その後メールアドレス、今は微信だね。 このほかカードに一人一枚ずつ書いて、貼り合わせたのが、これ。 お昼前、日本人大学生のお兄さんたちが前に立って、子ども達のゲームをやってくれた。いい天候でよかったよ。 お昼を食べるとき、日本人大学生と一緒のテーブルになって、何しろこっちは日本の大学情報をが知りたいから、質問攻め。9月に来たばかりだとかで、逆に「これ終わったら、王府井へ行くんですけど、どこへ行ったらいいですか?」と聞かれた。え?これどう答えたらよかったの?私からは「吴裕泰のアイス。マクドナルドのよりお茶の味が濃い。デパートがいくつかあるけど、王府井ならではというワケではないなあ。歩行者天国が終わって、道路渡ってすぐのところに教会があって、中は入れないけど、建物がいいよ」としか言えなかった。 会場は「中国人民友好协会」だからね。平和の鐘というのがある。それを学生全員でグループに分かれて叩いた。その場で「友好宣言」を斉唱。 全員で記念撮影も100人いたら大変。記者もたくさん来ていた。ここでえらく時間かかってたなあ。 最後はホールで表彰式、閉幕式。 金賞10人、銀賞20人。みどり軍団のさらちゃんが銀賞を受賞。小学1年生でこれだけ書けたら立派でしょ。ただ、「平和友好」は1年生で習う漢字じゃないので、本人ちんぷんかんぷん。私が紙にボールペンでこの四文字を書くんだよって教えて、書いた。 金賞の10人分は前のスクリーンに映し出されて、書法家協会の偉い先生がコメント(茶色部分)。 「落款(名前)を右に書いていた子が結構いて残念だ」と。それは書く前に全員に言ってあげないとダメなのかと思った。 「楷書ばかりで単調。楷書も欧体ばかり。颜体が少しいたくらい」。これを日本語にする通訳の日本語レベルは高いけど、書道の専門用語を知らず「ouのフォーマット」なんて言っていたので、誰にも通じなかっただろう。私だったらなんて訳してたかと、親身になって考えちゃった。欧体は「欧陽詢の書体」と迷わず言うかな。 うちの子なんかは両方しゃべれるから、日本人とも中国人とも話していたけど、日本人学校の子とか、中国人大学生なんかはあまり外国人と話してなかったように思う。でも、参加者何かしら収穫はあったはずだ。 友好協会のサイトでの記事“首届中日青少年書法交流暨友好宣誓大会” 一日ペン字教室:年賀状の練習 日時:11月10日(火) 10時半から1時間 場所:亮马桥外交办公大楼 1階「BAKER&SPICE」 受講料:100元 申込み:midoriiro★sina.com (★を@)へ |
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