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昨日の朝、テレビをつけていたら、書道展を二つ紹介していた。本当は1日家にいようと思ったのに、そういうわけにはいかないじゃないか。
まずは地下鉄14号線朝阳公园から徒歩3分の北京画院美术馆へ。受付でパスポートを見せると券をくれる。カバンは預けなきゃいけない。1、2階は準備中だったが(29日から開催)、3、4階で何绍基书法与湖湘传脉展を開催中(1月21日まで)。 何紹基……(かしょうき。1799〜1873年)。湖南省道州出身。父の何凌漢は戸部尚書を務めた。若い時に阮元・程恩沢の門下生となった。1836年に進士となり、翰林院編修や文淵閣校理などの職を歴任。1852年に四川学政となったが誹謗を受けて解任された。その後は済南や長沙の書院で主講を務めた。諸書を収集し、特に『小学』に通暁していた。書では顔真卿を基礎として篆書と隷書の風格を併せもった書風を確立した。また篆刻も善くした。(以上wikiより) 私の大大大大好きな書家。個展なんて初めてだ。展示室に入った途端、なんていうの?好きな人に会えた時のドキドキ感がこみ上げてきた。 字はきれいというよりは変わっている。 こっち↓は手紙なので小さい。字が印刷された詩箋に書かれているのだが、印刷されているのは翁方綱の字だった。 マネ(臨書)しようと思っても、なかなかその通りに書けない、複雑な表情のある線質。 4階に本屋、3階にカフェがある。本屋で今回の作品の図録を売っていた。これは中国では非常に珍しい。日本の博物館や美術館だと、その展覧会のために作った図録を売っているでしょう。中国はまずない。小さいが、5元だったので買った。 ここを出たら、13時近くで、お腹が減っていた。でも朝陽公園のあたりは味気ない。それで地下鉄に乗って、东四で降りた。これを参考にした。6家藏在东四胡同里的餐厅 大众点评を見ると閉店している店があるが、再オープンしている場合もあるので、散歩がてら探検してみた。 1. 忒食 やはり閉まっていた。壁にさせられて間もない感プンプン。 2.百米粒 湖南料理の店。おかず一つにご飯で、残ったら持ち帰ってもよかったが、そのあと一つ展覧会を見に行き、本屋で本も買う予定だったので、やめた。こういう店は人数いたほうがいいし 3.铁粉(大众点评) ベトナム料理なんて自分で作れないから、ここにした。一人だからビーフンだけ頼めばいいし。 入口付近に座っている客がカレーのようなものを食べていて美味しそうで、迷ったが、エビの入ったビーフンにした。海鲜酸汤粉30元。 トムヤムクンっぽいけど、ちょっと何かを買えば自分でできる味だった。ケチャップが多すぎたのかな。生春巻きも食べたかったが、私の胃袋では無理だった。 食後、二つ目の書道展启功旧藏金石碑帖展(12月8日まで)を見に、嘉德艺术中心へ。啓功という有名な書家(故人)が収蔵していた拓本の展示。いやそれ、国家博物館収蔵レベルでしょという貴重な数々。 私の大好きな散氏盤。書道留学中よく書いていた。 裏打ちしていないので、立体であり、碑に彫ってあるそのままが感じられてよかった。 今年オープンした、オークション会社のやってる嘉德艺术中心は、受付で名前と携帯番号を書いて入館。パスポート不要。 住所は王府井大街1号。王府井の一番北。中国美術館の向かいあたり。この交差点で道を聞かれた。ものすごくなまっていたけど、たぶん一言目は「问一下」だったんだろう。全く聞き取れなかったけど。そして「天安门怎么走?」 私、これまでいろいろ道を聞かれてきたが、天安門は初めてだな。っつーか、ここまで何で来たのよ?長距離バスの終点でもないし。「バスに乗らないで歩くの?」と聞いたが、「歩く」と。歩けない距離ではないが。 どうやっても行けるが、わかりやすいし、中国の銀座、王府井を通ったほうがよろしかろう。そして「まーーっすぐ行って、大きなバス通りに出たら、ずっと右」と教えた。またそっちの方で迷ったら、聞けばいいわけだし。 私は王府井書店へ行き、日本人から頼まれた王鐸の法帖を帰って、帰途に。 <完> PR |
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