17歳の娘は日本語で小説を遅いけど読めるレベル。でも、15歳の息子はほぼ読めない。この夏、ひらがなが書けるようになったが、カタカナを一行ずつ書かせたら、書けないもんだから、「ママ、その教え方はよくない」。おいおい!
うちにあった、幼稚園児が学ぶひらがな、カタカナのドリル。捨てないでよかった。これを昨日から開始。去年受験で親の私まで気が狂いそうだったが、今は宿題が少なくて、拍子抜けするくらいだ。勉強する時間はたくさんある。
ドリルは娘が6歳のころやったもので、少し書き込みがあるが、ほぼ使っていない。
「お〇む」がまったくわからない。この漫画チックな絵を見て、日本人の子だと自然に「おうむ」と言えるのかもしれないけど、これが鳥の中のどの種類かは中国人にはわかりにくいのかもしれない。
「う」でなく「お」を間違えて書く場合があるから、それの勉強なんだけど、なぜかすべてわかった。
私、一瞬「こうろぎ」か「こおろぎ」か迷った(おいおい。元国語教師)。実は書き順を間違って覚えていた漢字があったりするうっかり八兵衛な私なので、調べちゃったよ。そしたら、やふー知恵袋で「子供の宿題で夫婦喧嘩になりました。こうろぎか、こおろぎか」。そんなことくらいで夫婦喧嘩になるなら、国際結婚はできない(違うか)。で、気を引き締めて(なんで?)、「こおろぎ」がピラリンと閃いた。一応調べて、ネット上の活字を息子に見せて、「お」だよ!と教えた。 絵だけ見て、息子「あざらし!」。いやあ、それでもいいけど、「っ」の練習だから! 以下は選ぶのではなく、絵を見て、自分でひらがなを書く。マスがあるので、何文字かはわかる。 「ふじやま」と書く息子。「ママね、24歳のとき、おばあちゃんとイタリア行ったんだよ。そしたら、タクシーの運転手が『フジヤマ、ハラギリ、ゲイシャ』って日本語で言ってさあ。結局ぼったくられた。タクシー代高いってあとでわかったの。あのイタリア人め!」と、私の中の唯一のフジヤマを語った。息子「ママ、昭和の話はいいから!」。平成だっつーーの! 「ころしあい」と書こうとする息子。いやいや、そんな殺気立ってないから!
「しんけんしょうぶ」と書こうとする息子。いやいや、マスは6文字しか入らないから!
「普通に考えてこれ何?日本語で」と聞き、真面目に考えて「みずてっぽう」と言える息子。ひらがなは読めるけど、書くのに時間を要する。「みずてっ」まで書いて「ぽ」が書けない。まず半濁音のマルを先に書いた。いやいや、ほを書いて、後でマルだから!書いたマルはナント左側。「いやいや右だよ」。「『は』は書けるよね?一本多いと、『ほ』。それにマルで『ぽ』」。「あーあ」と納得して、書く。
ドリルは字が大きくて、昨日でほぼ一冊終わってしまった。私が問題集でも手作りするか?
[4回]
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