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先週末に私の使う敷布団をダンナがアトリエに持って行った。ベッドよりちょっと小さかったのだが、それをばあさんがベッド大にしてくれるというのだ。
アトリエに来たら、こうなっていた。なんていうの?伸ばしていた。 ばあさんの寝室に変身写真が飾ってある。ある意味、魔除け? じいさんの運転で、ばあさん、私、娘と仲睦まじく、市場へ買い出し。 野菜の後ろに生まれたばかりの犬がぎょうさん。野菜売ってるオバちゃんにいくら?と聞くと、「いくらでもいい」。近所の人が、たくさん産んじゃって困っているから、ここで買う人探していると。 じいさんが買おうよと言う。いやいや、うちは3カ月の子犬を飼い始めたばかりだ。「大きい方は要らないな」。ええ?飼っている犬を簡単に要らないとか言うなよ。 野菜を買った後、ばあさんが魚を売ってる所へ行く。え?昼食べたのに、夜も食べるとは思えないなあ。「鱗、ちょうだい」。え?売り場の端に取られた鱗があった。ばあさんが下に置いてあるビニール袋を拾い、お店のビニール手袋をはめて、鱗をビニール袋に入れる。そのお手伝いを私がした。ビニールの端を持って、ばあさんがどんどん入れる。ハエがたかって、たかって、恐ろしい光景だった。 すぐ横の発泡スチロールには要らない内臓もあって、ばあさんが「これももらうよ」と。え?鱗だけで十分恐ろしいのに、内臓??私の広げるビニールにどんどん入れていく。私、そっちに顔を向けられなかった。 「下のほうが新鮮だ」とか言っちゃって、手は休まない。ビニール袋はますます重くなる。匂いは魚の生臭さのみで、ハエが盛んにいらっしゃって、地獄絵図としか言い様がない。ばあさんが殺人鬼に見えた。2016年はまだ半年も終わってないけど、今年一番恐ろしい出来事だった。私の人生、38年だっけ?こんなにおぞましい光景を目の当たりにするのは、最初で最後でありますように。 因みに肥料にするのが目的なんだって。 帰りにマントウ屋へ。昼のご飯が余っていたから、私はそっちを食べる。 今日のことは早く忘れたい。それほど怖かった。 PR |
昨日の記事を読んでないヒトは先にそっち読んで。 娘がおばあちゃんに会いたくない理由は「ママの悪口を言うから」。ばあさんの言い分は、若い時自分の母親にもお姑さんにも全く手伝ってもらえず、生活も貧しくて大変だった。その点、アンタのママはこうやってすぐ頼りにできるヒトがいていいわねということらしい。娘はさらに「1分で終わる話を10分もする」。確かに聞きたくないわな。 でも、その程度でよかったよ。どんな悪口かとヒヤヒヤしたわ。 ばあさんの方は孫に会いたいだろうとも思うのだが(by私の思いやり)、そんな愚痴こぼされてもなあ。子どもだけで過ごすのは初めてのことだったが、もう高校生だから、試しに呼ばないというのをやってみた。晩ご飯は私がシチューとサラダを作ってあったし、一番の問題は朝起きられるか、それだけ。私、ちゃんと5時50分に電話して、起きているのを確認したけどね。大変なのは娘の方。毎日なかなか起きない弟を起こさなきゃいけないんだから。でも無事任務完了。 食器も洗ってあって、感動した(当たり前か?)。 これで味をしめて、私また北京を去っても大丈夫かな。 |
私のブログ記事、写真だけで文章がないと、「拍手する」に拍手する人がいる。え?何?「おまえ、文を書くな!」って言ってんの?めげずに書いてやる。 長春での仕事も観光も終え、夜遅くに北京に戻り、翌日バテバテの体の私が朝ご飯を作る。当たり前か。子ども達にサンドイッチを作って、6時過ぎに去った後、私はベッドへ。再度起きたのは8時半。ばあさんったら掃除をしていて、食べていない。というか作ってもいない。 うちの老人のご飯はしちメンドくさい。以前、アトリエで中華ばかり食べさせられていたから、仕返ししてやる!という気持ちを込めて、私主導でサンドイッチを作った。そしたら、量としては確かに少ないレタスやきゅうりを見て、「野菜が足りない!」とか言っちゃって、台所へ行き、きゅうりをぶったたいたりして、皿数が増えたことがあった。朝はいいじゃん、簡単でと思う私に決して同意しないばあさん。 私、前日の夜は機内食のパン1個のみよ。ペコペコだったけど、疲労で作る気がせず、眠ってしまった。朝は手っ取り早いトーストでも口に入れたいのに、ばあさんったら張り切って「今から餃子を作るよ」と。前日麺だったので、小麦粉の塊が残っていると言う。残りを温めるのでなく、今から餃子を作る?飢えと憎しみ、増す。鉄アレイで殴りそうになったわ(うちに鉄アレイなくてよかった)。 良き嫁の私は手伝って、無事朝ご飯にありつけた。 美味しかったよ。お腹減ってたから(おいおい)。 そして今回の出張。またばあさんを呼ぼうと思った。そしたら、娘が「おばあちゃんがママの悪口言うから、来てもらうの嫌だ」と言った。ドキっ。気になる続きは明日。 |
北京空港に着いた。うちに電話したら、ばあさんが出て、帰ってくるとき、「スーパーが開いてたら、卵と牛乳を買って来て!」と言いやがった。みどり様はお疲れなのよ。空港のファミリーマート(中国語は全家)で牛乳は買ってやったよ。機内食はパンにソーセージのみが一個だけだったという、可哀想さなのに。 家に着く。朝ご飯は毎食、麺だと娘が言う。そこに卵を落とすのがばあさん流。そして卵を使い果たしたから、私に買ってこいというワケだ。それでなくても、朝は早いのに、そんな面倒なことしなくていいよ。
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普段は広州に住んでいる義弟夫婦が1月に北京に出てきた。去ったのは二週間くらい前かな。結構長く北京にいたなあ。商売をやっているんだけど、そんなに長く本拠地を空けて大丈夫なのか?? 義弟の娘は去年の9月からニューヨークへ留学に行っている。子どもを自費でアメリカの大学にやらせるなんて、経済的にかなり余裕があると思う。娘の様子はたまに上げている微信で見られるのだが、結構ぜいたくな食生活をしている。ランクとしては私でも行かないような高級料理なんぞを食べたりして。 ダンナには妹が二人いて、一人は一家でアメリカにいる。妹の娘はうちの娘と同じ年だ。義妹は義弟とは違って、節約することが人生すべて!みたいな、ばあさんの生き写しなのだが(ばあさん、死んでないっちゅーに)、絶対娘にいろいろ買い与えていないなと思い、何かプレゼントしたいとずっと思っていた。それで、微信で「日本に帰国するから何か送るけど、何がいい?」と聞いたら、「送料が高いから要らない」と返事がきた。すばらしい。というか、ばあさんの生き写し(だーかーらー、ご存命でいらっしゃるっての)。できることなら、義弟の娘の方にこの子の爪の垢をエアメイルで送りたい(いやいや両方アメリカにいるっつの。私、介入できないっつの)。で、プレゼントしたいから私がしつこく「住所教えて」と迫ると、「久しぶりに夏に北京に行くからそのときでいい」と、送料をめちゃめちゃ気にする。まあ、うちの娘もこんな感じだろうなとは思うけど。 ニューヨークのほうの娘は贅沢三昧。私としては目に余り、微信で「節約しなよ」と何度も書きそうになった。「お金は降って湧いてくるのではないのよ」とか本当に言いたい。 2月にアトリエで義弟夫婦も一緒にご飯を食べたとき、食の安全が話題にあがり……。 ばあさん:この肉はね。王強の友達がくれたんだけど、いい豚肉なんだよ。绿色食品 弟:あれもダメだこれもダメだって言うけど、そんなに買ってきたものが心配なら庭で羊飼えばいいじゃないか。雑草も食べてくれて一石二鳥だ。あと、鶏。自分で育てたのを食べたら安心だろ じいさん:誰が面倒見るんだ 弟:俺がひとつき800元出すから、人雇いなよ。年1万元くらい? なんなの!お金を使わないと気が済まない?これを聞いたとき、弟の娘に何を言ってもダメだなと思った。父親がああなんだから。贅沢に育っちゃったんだから。いつか奈落の底に落ちて、そこから果敢に這い上がってきてほしい。 |
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月曜日から期末テストの、その前の金曜日に日本の大学の同窓会がある。私が家にいないとね。子どもは二人とも遊んで勉強しない。でも参加したいし、土日に勉強すればいいし、と、行くことにした。もう二人とも高校生だから、ご飯は心配しない。「食べてきてもいいし、買ってきて家で食べてもいい」。鍵とお金を持っていることを確認して、金曜日の朝2人は学校へ。
午前中にばあさんから微信で「你好我下午四点钟到家」。え?来るんだ?その1週間前にダンナがここへ来たとき私は言った。「同窓会があって行きたいんだけど、おかあさんに来てもらおうかな。見張っててもらいたいのと、私たちもなかなかアトリエ行けないから、孫に会いたいでしょ」。ダンナは「そうだな」くらいしか言わないし、すぐ忘れちゃうから、ばあさんに伝えてないと思っていた。そうか。言ったのか。っていうか、来るのぉ?掃除しなきゃ。きれい好きな嫁ってことになってんだから。そして「代面」とも書いてあった。「带面」の打ち間違えだけど、利口な嫁はわかるよ。小麦粉こねたのを持ってくる。お約束だ。息子はおばあちゃんの麺好き(おばあちゃんの餃子嫌い)。ばあさんにしたら、孫を喜ばせたい。美味しいと言って欲しい。そんなことより、子ども達帰宅してビックリするだろうなあ。食べてくるかもしれないなあ。ま、いっか。 私はその晩11時ちょっと前に家に着いた。ドアを開けると、全員寝ていた。翌日学校がない日に11時前に寝るなんてありえない。でもばあさんがいるから、寝るしかなかったんだ。 私、台所へ行く。洗い物はしてあって、デカいボールも置いてある。食器から何から乾いているので、しまおうとした。 トンネルを抜けるとそこは雪国であった。 開けてビックリ。食べ残しがそこに(写真撮るのを忘れたことが悔やまれる)。ラップをしない。冷蔵庫にもしまわない。ぷわーんと野菜炒めのにおいがみどり様の鼻腔を突く。腐ってないけど。ラップの代わりに皿を使う。ボールを使う。結婚20年以上たっているのに、まだビックリする新婚のような嫁。察することができない自分をバカだと思い、ひどく落ち込む寒い夜。 翌日、私が一番早く起きた。ばあさんと食べたくないから、ダッシュでサンドイッチを作って食べ終えた。一人で。やがてばあさんが起きる。子どもたちは寝ている。学校が休みの日は寝かせておいていい。なのに、ばあさんはデカい声で「いつまで寝てんの!起きなさい!」。前日の麺が残っているので、それを3人は食べた。 土曜日の午前中みどり軍団がやってきて、書道の稽古だ。我が家はメゾネットで、息子とばあさんは上にいた。声がデカいから、注意しに行った。上がったらドアが開いていて、ばあさんが手前にいた。「小点声」(声は小さく)と私が言うと、ばあさんが奥にいる息子に「小点声」。いやいや、アナタですから!声デカいのは! 午後はイベントがあって、私は娘を伴って出かけた。息子は一人だと本当に勉強しないから、ばあさんが見張っててくれるの有難い。17時、外から家に電話すると、「アンタも何か作りなさい」と言いやがった。みどり様、お疲れですが??中華って切って炒めるだけだから、本当に速い。でも、私、何を作ろう??そうだ。ばあさんは野菜ばかりだ。私は肉!ハンバーグを作ることにした。 帰宅して、台所でひき肉を出す。ばあさん「多い!夜そんなに肉を食べなくていい」。いやいや、70過ぎた人は要らないけど、子どもは育ち盛りだから!パン粉やら卵やらを入れていると、「しょうがを入れなさい」と命令口調。「いりません」ときっぱり言う大和撫子の嫁。「肉団子にはしょうがを入れたほうがいいよ」。「いえいえ、肉団子ではありません」。今思うとね。入れても良かったのよ。でも、ばあさん実物を目の前にすると、反抗期の中学生みたいに、とにかくとにかく逆らいたくなる。 「月曜日に故宮へ行く。おとうさんと一緒に」。ばあさんがそう言うので、「月曜日は休みですよ」と教えてあげた。土曜の夜、アトリエにいるじいさんに電話して、「明日行くよ」と言っていた。私が「日曜は混みますよ。切符買うところ結構並ぶかもしれない」。「え?有料なの?首都博物館とかみんな無料なのに?」。この国、世界遺産はお金とるよね。故宮の入場料といえば60元だが、11月から3月は淡季(オフシーズン)で40元。学生と60歳以上は半額。今なら20元で入れるワケだ。これ、60元なら行かないだろうなあ。 日曜日の朝、大きすぎるほどの音をたて、存在感を以て去った。故宮に向かって。2泊しかしてないし、今回は大したネタないな。 あ、昨日息子が言ったこと。「奶奶がね、周吾の足が太いって言うんだよ。遺伝だって。妈妈的大腿真粗って言ってた」。悔しい!否定はしませんよ。ばあさんに言われたかないわい。でも俄然ダイエットする気になった。
見てろ!ばあさん!(って、誰のためにやるのか?) |
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