昨日、天安門へ行ってきたじいさんばあさんにどんな様子だったかを聞いた。バスを乗り継いで、地下鉄八通线に乗り、天安门东で降りた。地上に上がるのにセキュリティチェックがあり、紙一枚でも持ち込んじゃダメなんだって。ビラをまくといけないからだという。
天安門広場は入れなくて、横の通りを歩き、前门へ。バスで北京駅の方へ行き、昼食をとった。刀削面がまずくて、三口で止めたと。そしてまたバスに乗り、通州区の公園に行って、帰ってきた。あ、今朝犬にえさをあげるときにね、ドッグフードの他にその麺をあげていたよ。おいおい、そんなの持ち帰って来るなよ。
私昨日、書いたよね。ダンナが河北省に行きたがらないって。チェックが厳しいから北京に戻るのが面倒だと、確かにヤツはそう言った。夕方「焼肉を食べよう」と言って、出かけたのが河北省。おいおい!嘘つきは泥棒の始まりだ。外食するというと、じいさんばあさんは絶対行かないのに、昨日はなぜか付いてきた。
親戚で河北省に家を買おうとしている人がいて、代わりにじいさんばあさんが物件探してあげているんだって。だから、河北省燕郊に入ったら、やたら地理に詳しい。河北省に入って、7キロも車走らせて、やっと着いた高層マンション。じいさんが「地下に駐車場がある」と教えてくれたので、その通りにダンナはそのまま地下へ行き駐車。エレベーターで20階にあがると、じいさんが「この階は全部モデルルームになっているんだよ」って。無人。鍵がかかってなくて、見放題。ちゃんと内装もしてある。ここ無断で泊まれるよ。
そして北京にも何店かあるスポーツ用品店「迪可浓」へ。ダンナの目的は自転車。息子が高校へ通うのに自転車がいいんじゃないかと言う。ばあさん、「うち、2台あるでしょ。要らない、見なくていい!」。いろんなシューズが売っていて、娘が物色。ばあさんは以前靴を売る商売をしていたからね。いわば、専門家。どういう靴がいいかわかると思って、娘が欲しい靴を見てもらう。ばあさん、靴を持って、底を上にして半分に折ろうとする。「硬いからダメ」。ええぇぇええ!その後、登山靴を折ろうとして、「硬い。ここの靴はみんなダメ」。アンタは一生その手の柔らかい靴を履いてておくれ。
ダンナお勧めの焼肉屋はかなり東に進んだところにあるのだが、ナントつぶれていた。北京市寄りに戻ってきて、適当に焼肉屋に入った。59元で食べ放題。食べ放題じゃなくていいって言っても、食べ放題しかない。でももう移動したくなくて、入ることに。70歳以上は39元。でも、身分証がないと適用されず、じいさんだけ39元。
この値段で肉がいいわけがない。ダンナ、ししゃもばかり焼いていたよ。焼肉屋なんだけど、焼肉以外にピザ、カリフォルニアロール、炒め物等いろいろあって、私には麻辣香锅が一番美味しかった。
さあ、北京に戻ろう。検問があるんだけど、ダンナは通りたくなくて、裏の方を通る。そしたら、ちゃんと柵がしてあって、ガードマンがいるの。ここは通れないよって。ばあさんが「私たちはこの先に住んでいるのよ!」と叫ぶ。「とにかくダメだ」と。いや、別にやましいことはないんだから、検問を通ればいいのに、面倒くさいんだよね。でも、行くしかない。
北京ナンバーはノーマークっぽい。トランク開けてなんて言われなかったし、並ぶと言っても3分くらい。ただ、こんなにたくさん係りの方がいらっしゃると、ただならぬ空気を感じる。まあ横にあの「じいさんばあさん」がいるだけで、ただならぬ空気なんだけどね。[3回]
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