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私は一人で市内にいて、子どもが二人とも寮にいてここにいないから、ダンナが帰ってこない。これは自然消滅じゃなくて、自然別居(いや、ずっと別居だけど)、自然離婚って、いつかなってしまうよ。だってこんなに会わないのなら夫婦である意味がない。それで私が市内で二日まるまる時間があったらアトリエに行くようにしている。ずっと忙しくてあまり行ってなかったけど、12月の出張終わってすぐに行った。
ばあさんは(というより昔の人はみんな)貧乏だったから、今お金があっても使わない。使う習慣がない。白菜はヨレヨレのを買って来て、黒くても捨てないで「炒めたら分からない」と思っている。しかしダンナの舌は誤魔化せない。「なんでゴミを入れるんだ!何度言ったら分かる!」。言い方がすごくきつい。 まあ確かに冷静に考えたら、ばあさんはやりすぎだ。 台所で洗い物をして出る水をバケツに溜めている。それを庭の木にやるという。 私:いやいや、洗剤使ってますよね? ばあさん:じゃあ、トイレで流す 「じゃあ」って何よ。私が見てないところで木にやってそうだ。 ばあさん:水はある程度使うと単価が高くなるの知ってる?もったいないから 知ってるけど、それとこれは別ですから! 山東省の親戚から牡蠣が送られて来た。これで半分。残り半分は翌日食べた。 牡蠣を蒸し器で蒸した水を捨てない。ご飯が足りなくて、花卷(主食)を食べようとするじいさんに「あの蒸し器であっためて」。怖い。そして本当に温めるじいさん。あなたの花卷は牡蠣フレーバーですかい! 12月のある夜。珍しく娘も息子もいて計6人だから、皿数が多い。でも肉はほぼない。ダンナもあまり肉を食べないんだけど。 翌日の昼。ニンジンは万能薬だと思ってる。新たにまた炒めた。私は前日と同じものは決して作らない。よく見てよ。野菜ばっかりでしょ。 私は肉食だ(あ、そっちの意味ぢゃなくて)。ばあさんは大晦日も言ってたけど、「夜は寝る前だから肉は要らない」。「そんなに肉は食べなくていい」。 いやいやいやいや、あんたは老人だからいいけど、大晦日、うちの娘も息子もいて、食べ盛りの高校生も泊まりに来た。肉ないのダメでしょ。 私は気づいた。私に作れという意味だ。ばあさんが作らなかったら、私が作らざるをえない。ばあさん、あれでかなり賢いからね。最近もまだ言ってる。「小学校しか出てないけど、私は勉強が大好きだ。王強の体が心配だから一緒に住んで、ご飯も作ってあげているけど、本当はあんたのところであるでしょ?老人大学。それに行きたい」。 私の住む市内の団地の中に、大学という名前でもないんだが、老人用の講座はある。すごいな。勉強意欲。 で、中国的には年末なので、春節までにたまっている写真をすべてアップして整理したい。まずは「アトリエ」のフォルダーから。 卵の殻を捨てずにとっておいて、シンクの中の汚れをこの殻(中側)でゴシゴシするときれいになるという。誰が教えたんじゃい! でもなぜかトイレにあった。置く場所は絶対間違っている。 みかんの皮がお水にお浸かりになっていらっしゃった。乾かして枕のガラにするんじゃないわけだ。え?用途は怖くて聞けない。私と関係ありませんように。 水に漬けるといいことあるの?こっちは牛肉。え?なんか宗教?民族?水漬け族か何か??もうこうなると、人肉じゃないだけマシだと思うしかない(おいおい)。え?誰も牛とは言ってないよな。え?以下省略。 室内は暖かいから、外に置く。でも、そのままだと犬に食べられちゃうから、このように棚に入っている。 収納スペース広い。右上の光っているのが圧力鍋だからね。 野菜を包丁でなく、手で切るのも、宗教?民族? アトリエは私のうちじゃないから、野菜がどこにあるのか、いちいち聞かないとわからない。突き当たりに見えている(下の写真)体育館のようなダンナのアトリエ。あそこだけ暖房が入らない。だから、あの中に野菜が結構保存されていた。今は昔。 大晦日の日に「じゃがいもはどこですか」と私が聞いたら、ばあさんの答えは「外」。外にもいろいろあって、どこだかわからない。私「教えてくれたら、今後は私が取りに行きます」と言い、導かれたのは庭。 かくれんぼできるな。ばあさんは買った野菜をこのお手製ビニールハウスの土の中に埋めている。「外に出して置くと乾燥しちゃうからね」。 ばあさんはね。老人大学にいって、常識を学んだ方がいいかもしれないね。 こんな話をしていないんだが、妙〜な画像がやってきたよ。披露しておく。 PR |
卵の殻は、シンクとか、グラスの水垢?っていうか汚れがきれいになる。
それは知っていた。 ミカンの皮は、レンジでチンすると、中の臭いが消えるとか、ちょっとばあさんかしているマリズです。 わが母(japanの)も、葱は庭に植えてたな・・・昔。 あ!なつかしい方の作品が・・・
【2019/01/02 21:56】| | マリズ #2aa4c879ab [ 編集 ]
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へえ、日本でもやる方法なんだね。でもガシガシ音が不快だし、流しのそばに殻が落ちている。それを見るのも嫌だ。
レンジはあるけど、決して使わない老人。ばあさんには程遠いから大丈夫! 懐かしい方は最近大変お世話になっております。毎日怒られてるけど。
【2019/01/03 09:17】| | みどり(もしこの世の中に「愛する心」がなかったら) #4a2b8a6f23 [ 編集 ]
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ポスターの細部にまで作者の才能を感じます。正月早々、涙が出るほど笑いました。
【2019/01/03 13:01】| | jojo #2ab64d3d87 [ 編集 ]
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そして今年もみどりさんのブログを楽しみにしていますやはりばあさんシリーズほ最高!
【2019/01/03 13:08】| | jojo #2ab64d3d87 [ 編集 ]
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jojoさんは絶対に大笑いして、ダイエットに成功しているだろうなと察していました。
私が真面目にひっかかったのは一番最後の50万セット限定。限定というのは少ないから限定であって、多かったら有難みが薄れる。あ、もしかして本当に50万も需要があるってことなのか?その気になるなあ。
【2019/01/03 23:03】| | みどり(那么所有人类都将是孤独的) #4dab708eb8 [ 編集 ]
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娘がお世話になった裏でこんなストーリー
があったのかと思い、読みました、笑。 お姑さんが若いのは、向上心があるから なんですね。
【2019/01/04 11:05】| | sumari #7dbed52717 [ 編集 ]
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ここに書いてあることは大晦日以外のこともあるけど。
もともと美人。髪が真っ白だと見た雰囲気も違うだろうけど、茶色く染めているからね。75くらいだよ。ダンナがハタチのときの子だから、実際年齢も若い。
【2019/01/04 17:16】| | みどり中原淳一《幸福花束》『しあわせの花束』 #4dab708eb8 [ 編集 ]
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映画の宣伝の様な絵!細かい所まで手が込んでいて、身震いするくらい才能を感じます!ブラボー。
みどり先生を存じ上げております故、コメント等々の隅々までが、知的さ⁈クスッとさせられる微笑ましさに溢れてました。なんと言っても、midoriを没道理と訳した所、他人とは思えません。
【2019/01/18 21:35】| | 本家没道理 #4dab7082e8 [ 編集 ]
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私も身震いした。笑いすぎて。「midoriを没道理」と訳したのは1994年ハルビンにて義妹の一人目のダンナ。私のダンナ(当時はまだ結婚していなかったけど)が彼に私を紹介するとき「她的名字叫みどり」と言ったら、義弟は日本語できないから。「啊?没道理?」と言った。すごい訳だなと思った。私は「筋」が洋服を着たような道理の通った人間だけど、もしこれで「ハチャメチャ」な人だったら、名実ともにで笑い話として後世まで伝わっていたであろう。あー、よかった。きちんとした人で。
【2019/01/20 14:07】| | みどり会让你的脑和神经都坏掉 #4a2b8a6f23 [ 編集 ]
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