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私の場合のアクセスは、地下鉄14号線に駅がある九龙山で35のバスに乗って、文化新大街北站で下車。徒歩5分で「北京科举匾额博物馆」に到着。入場料40元だが、博物館通票で無料。「ここは民間の博物館なので、無料じゃないのはご理解ください」(请敬谅解)と書いてある。あ、毎月第一土曜日は無料だけど。
中に入って、博物館通票を見せると、女性職員が保安みたいなおじさんに通票を見せて、「これからこういう人が来るから。1人は無料。ハンコ押してね。あと2人は半額。わかった?」と指導していた。私が1人目なはずがないのだが。 「科挙は官吏登用試験で」とか説明しなくていいよね?「隋の598年から清の1905年まで、1300年以上も続いたおっそろしー試験制度」くらい書いておくか。科挙についてここに親しみやすく(?)書いてある→科挙~中国王朝時代の超エリート官僚【試験は無間地獄】 正面から入る。 科挙の試験会場を貢院というのだが、この博物館が元「貢院」なわけでなく(こんな中心から離れたところにあるはずもなく)、科挙に合格すると与えられる扁額を集めた博物館であり、ついでに科挙関連の展示物もあるという内容だ。 館内は以下のように分かれている。 第一厅:序厅 第二厅:生员(秀才)匾额厅 第三厅:举人(文举、武举)匾额厅 第四厅:状元、榜眼、探花、进士匾额厅 第五厅:大型木匾、石匾厅 とにかく扁額だらけ。だって扁額博物館だから。 これ怖かった。不正が見つかった受験者と試験官の処罰。 昔は写真がなかったから、替え玉見抜くの大変よね。あと試験官に賄賂贈るとか、カンニングするとか。不正関連で現代の展示も。 トランシーバーなんて今は無理。高考は携帯どころかティッシュさえも持ち込めないから。 扁額以外に、硯とか、問題用紙とか、多少は展示あるからね。 北京にいると、頻繁にこの2人の展示を見るなあ。秀才に受かっている陈独秀と李大钊はともに共産党の創始者。 第一室を出て左に試験会場の復元。 こんな狭いところで三日も試験。 中庭。左右、奥。すべて扁額の展示なのだが、古めかしいものが埃をかぶって重々しく、電気が点いてなくてすごく暗い部屋もあり、館員も参観者もいなくて、ものすごーく怖かった。 光绪30年、つまり最後の科挙試験の合格者(複製)。すぐ隣に2015年の大学入試の各市、省のトップが理系と文系に分かれて氏名、出身高校とともに書かれていた。科挙はまだ続いている? 入口(出口)に向かう。犬がいたので付いて行くと、ごろんと石碑の下で横になった。え?この石碑、文物だよね?館員が机として使っているよね? 写真たくさん撮ったけど、見たかったらここへ。 このあとこのへんをウロウロする。 <続く> PR |
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