ヤフー時代のブログの記事として、2005年11月28日に書いた「他人の通帳を勝手に作った幼稚園in北京」（青字）の続きを書きたい。（読んだことある人は黒字から読めばよい）

子どもの通う幼稚園で保育料を支払う場合、以前は月末に幼稚園にある会計室に行って、支払っていた。因みに1カ月320元（うち100元が食費。1元＝15円）。北京市内の幼稚園にしては安い方に属する。
　それが、去年のある日、子どもを迎えに行ったら、先生が突然「今から通帳を渡します。これからは保育料を毎月25日までに郵便局に払いに行ってください」と。通帳は子どもの名義。さらに「暗証番号はクラスの先生に聞いてください。自分で換えてもいいです」と。私、笑ったよ。そんな、他人の通帳を勝手に作るかあ？事前に断りもなく。
　毎月郵便局に行くのが面倒なので、3カ月分を入金していた。ところが、その通帳をダンナが紛失した。25日まで郵便局に支払わないと、「来月からは気をつけてください」と言われるが、会計室でも払えることがわかった。で、ここ半年、幼稚園で払っていた。
　でもそんな人が多くなったのか、「25日までに郵便局に支払わない家庭は、会計室から郵便局に確実にお金が入るまで、子ども自宅待機」という貼り紙が。そこで私が慌てて、会計室に「通帳を失くしました」と報告に行った。
　そしたら、自分で郵便局に行って“挂失”（紛失届け）しなくちゃいけないって。で、そんな複雑な作業はダンナの仕事だと私は判断し、今朝ダンナに会計室へ行ってもらった。そして私に電話をかけてきた。
　「子どもの戸籍簿を持って子どもを連れて口座を開いた郵便局へ行く」。えっ？子どもをわざわざ連れて行くの？子どもは関係ないでしょ！いや、関係、大いにありか。
　「そもそも勝手に通帳作るなよ！」と言いたいが、「失くすなよ！」と言われたら、立場がないので、おとなしく郵便局に行くことにするわ。

　時は流れて2013年。8年前の記事かあ。私って8年も毎日ブログ書いてるの？素晴らしいと絶賛するべきなのか、暇人と罵るべきなのか、究極の選択だな。「中庸」っつー思想ないから！極端だから、アタシ。

　結局、幼稚園のことで郵便局に行くことなく、毎月会計室に行って支払うことを許してもらい、めでたく卒園した。

　うち金庫があるのよ。95年にこのうちを購入してすぐ空き巣に入られたから。ダンナが当時としては値段が高くて質のいい日本製の金庫を買った。その金庫の中には、ばあさん名義の通帳とか、ばあさんのお金だけどダンナ名義の通帳とか、もうたくさんあってワケわかんない。通帳の中にお金はほぼ入っていないんだけど、私は身辺整理を始めた。そのばあさん関係の通帳を「これここにあってもしょうがないし」とダンナに手渡した。モノが減った。いわゆるその～断捨離だわよ。

　昨日久しぶりに息子名義の通帳発見。息子が幼稚園児だったとき、失くしたはずの通帳は後に出てきて、そのまま8年も金庫に眠っていた。お金は入っていないと思うけど、使わないから解約したい。そして、昨日息子を連れて、郵便局へ行った。

　子ども名義の通帳を解約するには、子どもの身分証が必要だ。でもまだ身分証を作っていないので、戸籍簿を持って行った。さらに親の身分証が要るだろうと思って、私は自分のパスポートを持っていた。結果、「解約したいなら、この子の身分証、出生証明、親の身分証を持ってきて」と言われた。子どもの身分証は戸籍簿でいいんだけど、この子と私が親子である証明書が必要なわけだ。昨日は出生証明を持っていなかったので、もう一回出直し。でも次回子どもは来なくてもいいという。それはよかった。なぜか幼稚園からとても遠い郵便局だから。

　他人が勝手に口座を開くことができるのに、解約するのに親が苦労するってどうよ。そうツッコみたい。まったく幼稚園も余計なことしてくれたわい。通帳内にはナント390元も入っていた。日本と違って、中国は利子高いからね。これ普通預金（利息0.35％）にしてたの、アホだ。郵便局は定期5年で4.75％だよ。しくじった！財テクを駆使していれば、今頃もう一軒豪邸が建ってたかもしれないのにぃ！あ、アタシ豪邸は嫌いなんだった。ま、いっか。

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