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日本のニュースを教えてくれた人がいる。「濠を浚渫しています」 難しすぎる工事看板に「さっぱり分からん」「読めるよ」と反応が真っ二つ
中国に住む日本人は「しゅんせつ」の漢字変換で「浚渫」が出てきたことが絶対あるはずだ。だから読めるに違いない。 春節に子どもと3人で一時帰国して、京都へ行った。国際マンガミュージアムへ行こうと思っていたが、臨時休館だった。残念無念。あと私が行きたいと思った漢字博物館は、行った祇園の、たまたま近くだったので、入った。 券買って入ると、いきなり本物の「今年の漢字」by清水寺の森貫主。これよく「上手なんですか?」って聞かれるけど、これは上手い思う。太さが同じで、いかにもお坊さんの字だ。 京都在住の書家による「いろは歌」。字を書いて、それを彫って、色を着ける「刻字」というジャンル。 10分くらいのビデオを見られるスペースがあって、漢字の成り立ち等、子どもでもよくわかるようにできている。 入場券と別に用紙を渡されるのだが、いろいろ体験できるようになっている。 体験1:古い書体「甲骨文字」が印刷されていて、備え付けの道具でこすると、なんていう字かと、占いが出てくる。娘のと違ったので、何種類かあるんだろう。 壁には漢字の歴史。王羲之、蘭亭序は抜かせない。 ※↑クリックして拡大可。 体験2:自分の名前の万葉仮名を作ろう。 まずは自分の名前をひらがなで書く。その横にそのひらがなのハンコを押すと、押された字が万葉仮名になっている。残念なのは筆で書いたような時ではなく、思いっきり活字の楷書だったことだ。でも、そうじゃないと一般ピープルが読めないからだろうけど。違和感ありあり。 「漢字からひらがな、カタカナが生まれた」。正に私が北京で講義してきた内容。 ※↑クリックして拡大可。 1階から2階まで、漢字タワーという柱があって、漢字が5万字書いてある。 漢字は5万字とも8万字とも言われているが(この博物館のビデオで言ってた)、日本の常用漢字は2136字。つまり日本人は2136字知っていれば、新聞は読めるし、日常生活は困らない。難読解字や地名に使われる特殊な字を知っていたところで、5000字も知っている人はそうそういないだろう。それが5万よ。1/10も分からない。それ文字化け?徐冰の作品?と聞きたくなるような字ばかりだ。 2階へ上がる。「漢字を作りましょう」と用紙が置いてあって、漢字を自由に作って、フックにかける。読み物もいろいろあった。 2時間くらいいたんだけど、寿司のところで遊ぶ時間なかったよ。 2階から下りようかと思ったら、漢字検定クイズがあるのが見える。「これやるか」。娘と級を違えて挑戦。私は国語の教員免許あるし、書道を教えるような人だ。日本人の平均よりはずっと漢字は読めるはず。1級へGO。 ※↑クリックして拡大可なので、かならず拡大して、問題を解くように。 1級難しすぎるでしょ。これできなくていい。読めなくても、日常生活まったく困らない。準1級も難しい。解答用紙に書き込み、受付のおねーさんに渡すと、答え合わせをしてくれて、成績に関わらず、漢字のバッチをくれる。2級は合格だったよ(当たり前でしょ)。 息子は宿題をやると言い、博物館内のカフェにいた。私と娘も坐る。 ココアとスープで休憩。漢検ジャーナルという刊行物、タダでもらえる。漢字検定の模擬問題も載っていて、夢中になってやってしまった。「これからどこ行こう?」とガイドブックを見て、近い建仁寺へ行くことにした。え?あと10分で閉まる。小走りに向かう。 <京都ネタ続く> PR |
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