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【2025/01/26 15:40 】 |
めっちゃ不便な首都図書館in北京
 北京動物園の近くに「国家图书馆」があるが、日本語の本がたくさん収蔵されているとネットで知った。私の友人で本を出している人はたくさんいるが、田中奈美ちゃんの『北京陳情村』多田麻美さん訳の『北京再造』などなど。ええ?それ「可借阅的单册」(貸し出し可)なんだ?とびっくりするのが「ゴーマニズム宣言」あたり。トップページの「馆藏检索」からいろいろ検索してみれば?小説でも何でも読みたい本があるはずだ。
 
9dd0bb32.jpeg 「国家图书馆」は国立。東三環路「潘家园桥」の一つ南の「华威桥」の南東角にでーんと構えているのは北京市立の「首都图书馆」。うちの子ども達がここで本を借りるようになってもう7年くらい。専ら「少儿综合借阅中心」(子ども室)を利用。
 
 ここへは7歳までの(カードを持つ)子なら保護者が付き添いとして中に入っていい。でも8歳以上の親は入れない。唯一大人で入っていいのは教育関係者。それもちゃんと先生やってる等、証明書を提出しカードを作ってのこと。日本の図書館なら大人も子どもの本を自由に借りられるのにね。
 
 いつも私は図書館の敷地内にあるフードコートへ行って、子ども達を待っていた。でも大人のほうの閲覧室へ行ってみるべとパスポート持って、初めてカードを作ってみた。ただ見るだけなら、受付にある「临时阅览证」をもらって入ればいいけど、借りたければ有料。「读者使用须知」見てよ。
 
 表の中にB、C、D、Eとあるが、50元から500元までの料金設定になっている。本借りるのに500元(6000円)も出すってどうよ。あ、でも中国人の中には50元出してカードを作って、帰るとき解約するヒトもいる。
 
 「国家图书馆」に日本語の本がたくさんあるから、「首都图书馆」にもあるんだろうと期待した。外国語の本を借りたかったら、カードはDの200元(またはEの500元)を作らないといけない。で、行って見たらね。非常にお粗末だった。
 
 6階に「外文图书借阅室」があって、棚を見たら全部英語(ローマ字なだけで英語以外もあったかも)。私が「この外国語の本の中に日本語の本はないんですか?」って聞いたら、「ありません。書庫にはあります。でもすごーーく古い本よ」って。
 
 雑誌もほぼ英語。あ!日本の!と近づくと、『新潮』と『』のみ。そんなに「うしお」が好きなんかい!あと『装苑』と、もひとつ名前忘れた。知らない雑誌名だった。日本の雑誌がこれしかないんだよ。ありえないでしょ!放火しそうになったわ(おいおい)。
 
 中国語の小説でも借りようかなと思い直し、2階へ移動。今、中国社会では「韓寒VS方舟子」がすごいことになっている(簡単には日本語でここへ)。韓寒って若者には神様みたいに言われているイケメンカリスマ作家だが、小説を読んだことがない。それで「三重门」を借りようと思ったの。パソコンで検索したら、「可借阅数0 馆藏数量3」。つまり3冊あるけど、貸し出し禁止。
 
 そうだよね。この国のヒトは借りたら返さないかもね。そもそもカードを作るのが有料なのも盗難防止の一環でしょう。でも、あまりにも不便すぎる!!アタマくる。
 
 もし図書館が火事になっても、犯人がアタシだって言っちゃダメだよ。

拍手[9回]

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【2012/02/07 19:22 】 | n北京生活,中国全般 | 有り難いご意見(7) | トラックバック()
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有り難いご意見
無題
多田麻美さんの「北京再造」いぜんお友達の家で読みました。。。

素晴らしいな女性ですね。。。
【2012/02/07 21:17】| | 梅 #507239ab24 [ 編集 ]


印、有難うございました。
記事にしましたが、ヤフーブログは観れないのですね(´・ω・`)
http://blogs.yahoo.co.jp/obara1999/61297142.html
【2012/02/07 22:49】| URL | おばりん #56a1c6664c [ 編集 ]


日本語渇望
留学当時、日本の小説や漫画を読みたくて、長富宮ホテルの中にあった(たぶん)日本人会の事務局へ度々行き、日本の本を借りてました。
当時も、北京の図書館には日本の本があったのかなぁ。

留学してるんだから日本の本じゃなくて、中国語の本を読めばよかったのに無性に日本の本が読みたかったんだなぁ。
中国語の本を読んでたら漢語水平も相当好になってたかも・・・(僕の同屋がベッドに寝転んで中国語の本を読んでたんで、面白い?と聞くと当然のように「うん」と。高級班の人は違うなぁ)

ネットも携帯電話もない時代のお話しですね。
【2012/02/08 08:13】| | 功夫man #54985fffdc [ 編集 ]


図書館
北京は漢字が満ち溢れていたので、逆に日本語の印刷物をあまり読みませんでした。こっちに帰ってきてからの方がよく読むな。こっちの図書館のカード、国民はタダだけど、永住者はお金払いました。日本語の本は置いてないけど、日本の本を訳した中国語の本はよく見るので、絵や漫画の多いもの専門で借りてます。
【2012/02/08 14:33】| | wanko@洗濯日和 #9866b302e3 [ 編集 ]


記事で不明の雑誌名、いつかわかったら記事に足す
「北京再造」持ってるのにまだ読んでない!まずい!

おばりん!記事は私でできる方法を駆使して拝見しましたが、コメントできないんです。すみません。気に入っていただけて、よかった。

功夫man氏は日本人会の会員だったんですね。私、入ったことない。90年代ネタまた続き書かないと。

wankoさんの「国民と永住者で待遇が違う」っていうのは興味深い。日本って外国人だってタダで本貸してくれるもんね。先進国って言っていいのか。

今回せっかく図書館カードを作ったから、これを機会に「うしお」雑誌でも読みに行くか。「装苑」というめっちゃ昭和な雑誌でもいいけど。
【2012/02/09 03:06】| | みどり王珣 #55ff3db1ab [ 編集 ]


無題
拙著の紹介、ありがとうございます。
日本語の本、国家図書館の方がセレクトはいいのですが、少なくとも私が行った8、9年前は外部貸出が不可か、ものすごく難しかったです。しかも、辞書を持ち込めないので、中国人でも相当語学力がないと使えなかったかも。
その点、たしか首都図書館は貸出可だった気が??でも、一番日本語の本が一番充実しているのは北京外大の日本学研究センターだと思います。ただ、ここは中に入ること自体が難しそう・・・。
【2012/02/09 22:25】| | Linjing #92c7cd0508 [ 編集 ]


これはこれは著名人
8,9年前と今じゃ違うんじゃないかな。だって『ゴーマニズ…』が借りられるんだから。首都図書館現在すぐ後ろにそれはそれはデッカい建物を建ててますが、そっちができたら期待できるかな?まあせっかくカード作ったから、ちょくちょく行ってみようと思います。
【2012/02/13 09:45】| | みどり加菲猫ガーフィールド #55feb70488 [ 編集 ]


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