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中国美術館で「黄宾虹」の生誕150周年の展覧会を5月10日までやっている。ものすごーーく有名な画家だから、観ようと思った。
でも、水墨画は1枚見ても、5枚見ても、10枚見ても、私にとっては同じ。 書家でなく画家だけど、字はやっぱり上手いなあ。 ただ作品が並べてあるだけじゃなくて、こうやって、画を描く順序を大きく表している。これはどの作品なのかと、館員に聞いたら、「知りません」。おいおい!職業意識がめちゃ低い。 あと、私はここに注目した。 上の字の部分だけ拡大。あれ?印、曲がってるよ。 横に貼ってある説明。作品のタイトル、材料、サイズ、年代だけじゃなくて、なんていう字なのか釈文(款识)が、そして印もなんて彫っているのかがタイプされている(铃印)。これは非常に有難い。 毎年二回ある故宮の書画館の特別展に、私はみどり軍団を率いて参観に行くが、その前にちゃんと自分で予習して、資料も印刷している。故宮のサイトにはすべての作品の写真と丁寧な解説、釈文もある。中国美術館はサイトにはないが、このように作品の横に貼ってあるから、それを見ればいい。文句を言いたいのは、国家博物館だ。昨年末から書道のすんばらしい常設展が始まったが、HPがお粗末。私、篆書、草書全部読めないもん。せめて作品名だけでも、リストアップするべきだ。正式に抗議しようと思っている。 今回は黄宾虹の個展なんだけど、思いのほか、王铎の作品があった。え?本物??って二度見したわ。王铎なんて超超超有名な書家(1592年-1652年)。黄宾虹が王铎を臨書した作品が展示してあって、参考ということで、すぐそばに展示。ああ、来てよかった。 1階のメインの会場は中央美術学院の油絵の先生、马常利の個展。「自1960年代始远赴青海、西藏高原、大庆油田,1970年代至新疆、深入太行山腹地,也在北京郊区、河北、山西、河南等多地写生创作雄浑气魄的北方风景,1980年代至1990年又多次到南方写生」。いろんなところへ行っているから、それぞれの景色を楽しむがいい。 あ、明日で終わりだ。観に行けない人はHPへ。 最後に、おとといで終わっちゃったけど、ついでに観た書道展「刘艺书法脉络展」。刘艺は有名な現役の書家。20年くらい前に会ったことある。作品はここから。 これツッコまざるを得ない。これは日本で売られているかなを書く紙。別に漢字を書くのは構わない。右に商品名「きりつぎ色紙箋」って書いてあるのは印刷。私、検索しちゃったよ。楽天市場でここへ。10枚770円。中国人はこの作品をどう観賞するんだろう? 《昼食へ続く》 PR |
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