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北京大学の日本語学科の授業へ行った時、「琉璃厂へ行きたい」という学生がいて、昨日三人を案内した。なぜ琉璃厂なのか聞いたら、「魯迅の授業で、魯迅がよく行っていたというので、どんなところが見てみたかった」と。
地下鉄「虎坊桥」駅で待ち合わせ。いつものようにバス通りを通らず、胡同を北上。 晋江会馆 林海音の故居だと知ると、みな敏感に反応し、中には入れないので外だけ写真を撮る。林海音は中国人なら絶対読んでいる(課題図書になるから)《城南旧事》の作者。うちにも本ある。私も名作は原文で読んでみたいけど、いかんせん長いからなあ。 すぐ北に永兴庵。 昔はここにお寺があり、その前後に新聞の発行所があった。 さらに北上して突き当たると、琉璃厂。三人は琉璃厂初めてだったので、絶対連れて行くべき荣宝斋へ。 二階の画廊で「吴昌硕/齐白石」展を開催していた。最終日。タダで本物を見られて、満足。 (撮影:王さん) 写真かっ!とツッコみたくなるようなトンボの細かさ。これを工笔という。葉っぱの部分は写意という。 ここを出て、東へ。琉璃厂の一番東を南に曲がると、すぐ突き当たり、そこから東は全長20メートル、北京で一番短い胡同と言われている一尺大街。 杨梅竹斜街に出る。引き続き東へ。ここはぼちぼちショップ、飲食店が増えていて、南锣鼓巷みたいになるんじゃないかと言われていたが、店の増加速度が非常に遅くていい。そして、南锣鼓巷はどの店も同じようなものを売っていて特色が見られないが、このあたりの店は「ここにしかない」物が売っているのがいい。 外には英語でbeijing postcardと書いてあって、それが店名なのかな。北京関係のハガキ、ハンコ、ジグソーパズル、バッグ、枕が売っていた。 何がびっくりって店員がいないこと。支払いは微信。監視カメラは付いているんだろうけど(未確認)、黙って持って行っちゃう人、いないんだろうか。 この店は不思議な空間だった。同性愛をテーマにした日本の本とか、「それ、宜しいんですか?」ってな内容の日本の物が売っていた。 剪纸地图と入口に書いてあったが、世界各国の主要都市の道の切り絵と木製コースターが売っている。珍しいし、センスもすごくいい。コースターは北京1個、東京1個を買おうかちょっと迷ったが、1個40元という値段を見てやめた。 警察と書いてある自転車。本当に警察が使っていないのなら、まずい。 こんなに横に細長いカゴ、珍しい。 大栅栏,前门大街へ。そしてまたまた北京坊へ。ここに本屋、PAGE ONEができた。来年できるMUJIホテルの並び。 ここで解散。彼女達は地下鉄に乗るというので、前门はここだよと教えて、バイバイ。 「一人でコーヒー」に続く。 PR |
工笔,写意、勉強になりました。素敵。
PAGEONEって不思議。一応赤道直下の本屋なのに、本国では全く成功せず、香港や台湾や大陸で事業拡大してますね。やっぱり文化度の差なのかな。 MUJIホテルって、深センとにもできるんですよね。インスタで周辺地域の写真とか出てくるんですが、市場内の写真ばっかりで、なんかこんな雑多なところにできるんかい?出稼ぎ労働者向け宿舎かい?って突っ込んでしまいます。
【2017/11/27 15:30】| | wanko #289468cedd [ 編集 ]
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私がちゃんと絵を習ったのは中央美術学院の時が初めてで(書道専攻だけど、必修に中国画はあった)、そこで初めて工笔,写意という分野を知った。
日本語では「工筆」(こうひつ)とそのまま訳している。工笔↔︎写意と言っていいと思うけど、字だけ見ると、反対ではないのが面白いなと思う。「工」(細かい、精密な)筆と、意をかく。 PAGE ONEが北京にオープンして何年も経っているが、新加坡の本屋だと知ったのは今年かだな。そもそも中国語の本を読まないから、本屋に行かなかったし。 北京のPAGE ONEは見事に家賃のお高いところばかりで、採算取れるのか不思議。今の時代はネットでもガンガン売らないと、实体店だけじゃ大変だ。
【2017/11/27 20:20】| | みどり不管是悲是喜(歓びも悲しみも) #4dab7076fa [ 編集 ]
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