忍者ブログ
  • 2024.03«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • » 2024.05
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/04/20 16:42 】 |
90年代、バスの乗り口と降り口in北京
 90年代バスねたのコメント欄に「北京のバスが乗り口と降り口を分けたのは2006年から」というニュースの記事が貼られている。北京公交车今起前门上车后门下车
 
 私が北京留学を始めた20年前、バスは乗り口と降り口を分けていなくて、「これじゃ無賃乗車できるんじゃ?」と思ったものだ。最初に分けたのが1997年くらい。一部のバスで。その後、2006年に完全に分けた、と今理解した。
 
 1998年発行の『AIYA』(創刊号で廃刊、おいおい)に私が書いたのを以下コピーする。これを書いたのは1997年だと思う。
 

“无人售票”の憂鬱
 
 私は毎日16番のバスに乗って通勤している。16番のバスのお腹には、“无人售票”という字が書かれている。“无人”とは無人、“售票”は切符を売るという意味。つまり、切符売りのいないバスなのだが、車掌さんはいる。
 
 中国のバスは真ん中が蛇腹で、二台がつなぎ合わさったようになっており、ドアが三つあるのが大半を占める。日本のバスのように、乗り口、降り口がハッキリ分かれていれば、乗り逃げもできないが、中国では可能(乗り逃げが発覚した場合、罰金は本来の料金の10倍であるが……)。そういう意味で、この“无人售票”は画期的。真ん中のドアから乗って、前後のドアから降りる。何しろ、みな座ることに命懸け!ドアが開くや否や猪突猛進!!それでなくても狭いドアに大勢の人が押し合いへし合い。“越挤越上不去”(押せば押すほど乗れない)という殊勝な呼びかけをも無視。そして乗ったあとは、椅子めがけてダッシュ。そのすさまじい光景の中、車掌さんは定期券、またはバス代5角をチェック。
 
 しかし、さらに穏やかならぬ事態が……。それは車掌さんがおつりを出さないことに端を発する。全員が小銭を用意していればよいが、勝手を知らず、おつりが出るだろうと、1元を出してしまうと、料金箱の中に入れられてしまう。乗客は「つりを出さないとはどういうことだ」と文句を言う。「おつりは出さないのよ!」。このやりとりを見るたび、“无人售票”の“无人”とは「おつりを出す人がいない」という意味での「無人」なのかと皮肉ってしまう。
 
 要領のいい人は、5角を料金箱に入れようとする人から取り上げて、知らぬ人との「二人分1元」を投入。または乗車前に5角を握っている人をつかまえて、「一緒に乗りましょう」と言い、あらかじめその人からおつり分をもらう例もある。
 
 さて、この“无人售票”どう考えても非合理的。ラッシュ時は、前後のドアから降りたくても、満員の中を進むのは困難。真ん中のドアはこんなに近いのにと横目で見つつ、渾身の力を込めて前進。新聞にもよく投稿が載っていて、中には“弊多利少”などと評しているものある。
 
 私は提案したい!“无人售票”を“有人不售票”に改めることを。



aiya.JPG

拍手[3回]

PR
【2011/11/09 12:04 】 | n90年代 | 有り難いご意見(2) | トラックバック()
<<カラオケは年1回程度(2011年6月)in北京 | ホーム | これでもかっ!「蘭亭展」の蘭亭八柱+書画館in北京故宮>>
有り難いご意見
『AIYA』
『AIYA』というのは、どうして創刊号だけだったのでしょうか?
日本人向けの情報誌ですか?表紙が中国の感じがして、表紙の女性b氏好みな感じがします。
【2011/11/10 01:12】| | jojo #4fcdacc7d3 [ 編集 ]


ワム85年の中国公演はクイーンのアイデアのパクリだったそうです
jojoさん、ここに数日前コメント返しをしたのですが、「投稿できない文字が含まれています」と出て、そのまま消えてしまった。ひっかかるのは「b」なのか?

創刊号だけ←不景気でその日本の会社が北京から撤退してしまったからです。日本人向け情報誌はトコトコしかないときだったのに。表紙は祁志龙という著名な現代アートの画家の作品です。b氏は中国っぽいのは好きだと思いますけど、女性に対してはかなり「挑剔」なので、難しいでしょうね(何が?)。

1985年の中国が見られる、ワム!のフリーダム。
http://www.tudou.com/programs/view/PXJmiX9bmgE/
【2011/11/14 09:33】| | みどりI don't want your freedom. #55ff3db17b [ 編集 ]


貴重なご意見の投稿















虎カムバック
トラックバックURL

前ページ | ホーム | 次ページ

忍者ブログ [PR]