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【2024/04/26 04:02 】 |
「かなで書こう。季節の俳句」で指導してきたin北京日本文化センター

  今回のイベントは俳句と書道という二つの要素があり、参加者は書く俳句を自分で用意することになっていた。ネットで探してきてもよいのだが、中学生7人が自作の俳句を用意してきた。日本で国語の教員をやっていた私でも、俳句なんて作れない。それを中国人中学生が作るなんて、、、素晴らしすぎる。


 まったく用意していない参加者のために、北京日本文化センターでは、日本の中学生が作って賞をとった俳句を三首選んであった。


・ささやくよ かえるのこえと かぜのおと


・ほしぞらは きっとよぞらの はなばたけ


・くもりぞら かべにのろのろ かたつむり


 元は漢字を使っていた句もすべてひらがなで書いてもらった。今回は徹底的に「ひらがな」を練習する回なので。


書道は私が、俳句についての解説はセンターの日本語専門家が担当した。「俳句とは」から始まり、意味も教えて、上記の三句がどんな気持ちで作ったのか、グループになって話し合ってくださいという時間も設けられた。「ほしぞらは」の句で、女子大生が日本語で、「これは好きな人と一緒に夜空の星を見ているんじゃないかなと考えました」と言って、目から鱗。自分の心が枯れていることを猛反省。ちなみに日本語先生は「これは中学生の俳句だから、ちょっと早いかしら」とおっしゃっていたが、いやいや、今時の子どもは早熟だ。幼稚園児でも「私、彼氏いるよ」という時代だから。


私がひらがなの書き方を注意するときは、日本人に対しても中国人に対しても、だいたいおんなじだ。活字が上手な字だと思わないで欲しい(漢字も)。子どもっぽい元気な字ではなく、上品な大人っぽい字を書いて欲しい。とにかく書いてもらって、その癖のある本人の字を直す。これが私のやり方。「この線は長すぎる」「ここに空間を空ける」「はらわないで、止める」。ピンポイントで教えると、形はすぐに改善される。


  20人以上参加して、書道をやったことがある子はたったの2人。中国の学校は書道が必修じゃないから、筆で字を書いたことがない中国人は圧倒的に多い。



  イーゼルに飾った参加者の作品。これ絶対今日2時間で上手くなった。前は絶対こんなちゃんとしたひらがな書いてなかった。そういう教える側の自信を持って、一つ一つ眺めた。







   イベントが終わって、4.5人が「サインください」。初めて言われた。サインってどうやって書くの?「郷ひろみ」を最初から最後までつなげるように??私、「みどり」という名で出ているのよね。だから、色紙の裏に「」と行書で書いた。

最後の方になんだか年配の方が現れて、なんの人かなあと思っていたら、話しかけられた。私の微博を見ていて、「どんな人か見に来ました」って。え?ストーカー?「ご主人は中国人よね?书市へ行ってるって書いてあったわよね」。书市行ったのはダンナでなく、ばあさんだけど。「笔会が毎年春節のときあるから、是非参加して欲しい」と言われた。スカウトに来たのか。笔会というのは席上揮毫のこと。よくみんなの前で大きい字とか書くじゃない?あれよ。


私は芸能人か?芸の能はあるけど。


また是非教える機会を持ちたい。

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【2015/05/19 19:06 】 | n書道 | 有り難いご意見(0)
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