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【2024/04/19 10:26 】 |
博物館通票12:北京科挙扁額博物館
私の場合のアクセスは、地下鉄14号線に駅がある九龙山で35のバスに乗って、文化新大街北站で下車。徒歩5分で「北京科举匾额博物馆」に到着。入場料40元だが、博物館通票で無料。「ここは民間の博物館なので、無料じゃないのはご理解ください」(请敬谅解)と書いてある。あ、毎月第一土曜日は無料だけど。



中に入って、博物館通票を見せると、女性職員が保安みたいなおじさんに通票を見せて、「これからこういう人が来るから。1人は無料。ハンコ押してね。あと2人は半額。わかった?」と指導していた。私が1人目なはずがないのだが。

「科挙は官吏登用試験で」とか説明しなくていいよね?「隋の598年から清の1905年まで、1300年以上も続いたおっそろしー試験制度」くらい書いておくか。科挙についてここに親しみやすく(?)書いてある→科挙~中国王朝時代の超エリート官僚【試験は無間地獄】


正面から入る。

科挙の試験会場を貢院というのだが、この博物館が元「貢院」なわけでなく(こんな中心から離れたところにあるはずもなく)、科挙に合格すると与えられる扁額を集めた博物館であり、ついでに科挙関連の展示物もあるという内容だ。

館内は以下のように分かれている。
第一厅:序厅
第二厅:生员(秀才)匾额厅
第三厅:举人(文举、武举)匾额厅
第四厅:状元、榜眼、探花、进士匾额厅
第五厅:大型木匾、石匾厅



とにかく扁額だらけ。だって扁額博物館だから。





これ怖かった。不正が見つかった受験者と試験官の処罰。


昔は写真がなかったから、替え玉見抜くの大変よね。あと試験官に賄賂贈るとか、カンニングするとか。不正関連で現代の展示も。

トランシーバーなんて今は無理。高考は携帯どころかティッシュさえも持ち込めないから。

扁額以外に、硯とか、問題用紙とか、多少は展示あるからね。

北京にいると、頻繁にこの2人の展示を見るなあ。秀才に受かっている陈独秀李大钊はともに共産党の創始者。


第一室を出て左に試験会場の復元。




こんな狭いところで三日も試験。


中庭。左右、奥。すべて扁額の展示なのだが、古めかしいものが埃をかぶって重々しく、電気が点いてなくてすごく暗い部屋もあり、館員も参観者もいなくて、ものすごーく怖かった。


光绪30年、つまり最後の科挙試験の合格者(複製)。すぐ隣に2015年の大学入試の各市、省のトップが理系と文系に分かれて氏名、出身高校とともに書かれていた。科挙はまだ続いている?

入口(出口)に向かう。犬がいたので付いて行くと、ごろんと石碑の下で横になった。え?この石碑、文物だよね?館員が机として使っているよね?


写真たくさん撮ったけど、見たかったらここへ

このあとこのへんをウロウロする。

<続く> 

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【2018/05/19 09:59 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(0)
アラーキーの書道展+北大紅楼+芸術8(下)
北京新文化运动纪念馆を出て、東へ行き、一つ目を北上。

原中法大学


これがメイン校舎で、文学院と理学院だった。






第一次世界大戦のときに、フランスで中国人労働者を大募集。留学しながら仕事もする若者達が派遣され、周恩来や鄧小平も行った。この制度は1924年に終わっている。中法大学は蔡元培がフランス留学予備校として建てたのが前身。1950年に大学としての運営をやめた。建物はほぼ完全な形で残っている。中には入れない。

2016年に行った時↑こう書いた。この敷地に画廊があって、展覧会があるときだけ入れるとは知っていたが、ずっとノーチェックだった。今なら会期中なので入れるが、5月12日。あ、今日までだ。



この門をくぐると横に传达室のおじさんがいたが、何も言われないので入った。入って右のほうへ進もうとすると、そのおじさんが出て来て、手と声でちっちって、犬を追い払うような諭し方。

正面の建物に進む。


中国青年艺术家奖」。Guerlainがスポンサーでおしゃれなパンフレットも積んであった。




現代アート、わからない。保安だが館員だかわからないが(99%保安だろう)、友達が「この作品はどういう意味ですか?」と聞いたら、「それは見る人によって違う」と答えられた。

いやいや、コンセプト絶対あるでしょ。



階段に「二階も展示があります」と書いてあるので、保安(と決めつける)に「上も展示があるんですね」と言うと、「ない」。「あの表示は前の展覧会のもので、そのままにしてある」と。片付ければいいだけの話なのに。

そして出口の手前に小部屋があって覗く。ワインが売っている。



この中にカフェはないんですかと聞いたら、「ない」。「じゃあ近くにありますか」と聞くと、「道路の向かいにあるよ」。私らニッポン女子5人でうだうだ言っていたので、「飲みたければ出す。カプチーノ。30元」と言われた。じゃあと、座ることにした。みんな北京が長い人達で、久しぶりに会ったから、飲み終わっても、白开水もらって、ずっとくっちゃべっていた。



今回入った敷地の北側は清末は理藩部が使っていた。理藩院は外務省に当たる。民国に撤廃。後に中法大学になり、今の画廊の建物は図書館だった。

歴史について中国人のブログに詳しい→艺术8,北京艺术之家(原中法大学旧址)

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【2018/05/12 08:12 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(0)
アラーキーの書道展+北大紅楼+芸術8(中)
アラーキーの書道展のお寺から来た道を戻り、バス通りに出て、ちょっと東に行くとすぐに元の北京大学がある(北大红楼)。今は「北京新文化运动纪念馆」として無料開放している。

荷物検査をして、パスポートを見せて入館。6人で行って、私の分しか見ないし、番号も記録しなかったが、持参した方がいいと思う。以下、写真は2015年6月の過去記事から。今は中は写真撮影禁止。



建物に入ると、蔡元培の像。


北京大学の前身は1898年創立の京师大学堂。蔡元培は1912年に北京大学校と改称してから、2代目、創立から数えると14代目の学長(在任期間は1916年12月から1927年7月)。

文科学長室。


この北大红楼は1918年から使っていて、毛沢東が北京大学(つまりここ)の図書館で働いていたのがこの時期。

中に入れないが、図書の登録室や書庫等を廊下から覗くことはできる。

学生大教室。





「新潮社」と書いてあったが、五四運動ののぼりをここで作っていたの図。


打倒曹汝霖って書いてあった。

メインの建物の外を出ると、入口の脇にもう一つ展示場があって、デモ行進した地図が貼られている。


デモのコースは天安門から曹汝霖の家(赵家楼)まで。

曹汝霖は早稲田と法政に留学経験があり、外交部次長のときに対華二十一カ条要求交渉に臨んで、親日派売国官僚とされた。こうして1919年5月4日にデモ隊が曹汝霖宅へ行き、放火するのだが、このとき曹汝霖は不在。駐日特命全権公使の章宗祥がたまたま帰国して曹汝霖宅にいて、デモ隊に殴られた。

赵家楼のあたりへ行きたい人は過去記事へ。

<続く>

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【2018/05/11 11:38 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(0)
アラーキーの書道展+北大紅楼+芸術8(上)
荒木経惟と冯唐の書道2人展を観てきた。

书道不二——荒木经惟 冯唐双人展
4月28日—5月18日 11:00AM-09:00PM
地点:Temple东景缘画廊(沙滩北街嵩祝院23号)


不二……仏語。対立していて二元的に見える事柄も、絶対的な立場から見ると対立がなく一つのものであるということ。

場所は1733年に建てられた嵩祝寺(跡)。


入って左が日本人の奥さん達がたいてい行っているTRB(フレンチ)。右が画廊。


今はなぜかアラーキーと冯唐という中国人の書道展を開催中。


冯唐について調べた。私が名前を知らないから、書家じゃないと思った。

冯唐:1971年生于北京。诗人、作家、医生、商人、古器物爱好者,2013第八届中国作家富豪榜上榜作家。 医大を出ている作家。2013年の作家富豪番付はここ。錚々たるメンバーの39位。印税295万元。

書家ではないのに、展覧会を開ける人というのは、見せられるような字がある程度は書けるということ(ひどいのに展覧会催す人もいるけど)。

アラーキーの方。カメラマンだから、紙面をどのように使ったらいいか、つまり白い紙の上に筆で黒い線を引くときにどうやって白と黒を配分したらいいかはわかるんだと思う。ただ、書道はそれだけじゃないので、線質、文字の形が佳いか。そういう視線で見て、これはこれでいいと思う。

花魁の写真のような字というか。

故意なのか知らないが、印が活字みたい(機械で彫ったような字)で残念だった。今、気づいたけど、落款(名前)が右上がりでちょっと傾いているから、印もわざと曲げて捺したのか?

冯唐の方。

花が三つあって、全部違えて書いているということは、変化を持たせようとしているに違いない。でも、真ん中の作品の最終画が二字とも同じはね方をしているのが視覚的につまらない。私なら、二つを変える。どっちかが短いか、はねる角度を変えるか等。

外に出て、敷地の奥へ入って行く。


この中は夜のパーティー(?)の準備をしていた。

銀色に光るフォークとナイフがまとめて置いてあって、これからテーブルセッティングします状態だった。メモが置いてあって、英語と中国語があり、「にんにくアレルギー1人、海鮮アレルギー1人」等と書いてあった。



この北側にもイベントができるスペースがあるが、立ち入り禁止。そこもセッティング中。レンタル料は高いだろうなあ。コンサート等も不定期に開催されている。たとえばこれ

入口に戻る。180元とって、90分仰向けになり、日没の空を見るスペースがある。Gathered Sky by詹姆斯·特瑞尔(James Turrell)詳細はここへ

アメリカ人、ジェームズ・タレルの作品は日本だと直島の地中美術館にある。あ、すみません。誰か!wikiが開けないので、この人の日本での作品がほかにわかったら、教えて欲しい。

嵩祝寺の北隣りに、智珠寺がある。そこへ入れないのか、TRBの人に聞いたら、「あそこは私人会所」。それじゃ、入れない。でも、今「私人会所」はどんどん閉鎖されている。贅沢禁止令が徹底してきたということだな。

私は午前中用があったので、お昼は食べなかったが、食べた人から写真を拝借。


昼のコース351元が团购で188元に。

<続く>


おまけ:嵩祝寺の過去記事
嵩祝寺の中のTRB西餐庁in北京(2015年3月)
元北京大学あたり1

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【2018/05/10 21:15 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(4)
すぐにでも行きたい展覧会と、このアタシが行ってない博物館、美術館
1. 北京时代美术馆
不息—第57届威尼斯国际艺术双年展中国馆·北京站
展期:2018年3月31日—6月17日


2. 书道不二——荒木经惟 冯唐双人展
4月28日—5月18日 11:00AM-09:00PM
地点:Temple东景缘画廊(沙滩北街嵩祝院23号)

アラーキーが書道展やっているよと複数から知らされ、うち1人は「一緒に行こう!」と。行ったらレポートする。

3. 观复博物馆
ここ何度も引越ししている。今年中に行く。

4. 白塔寺胡同美术馆
多元化的艺术展 (記事
4月1日—7月31日
西城区宫门口四条32号院


5. 北京民生现代美术馆(官网)
3月16日—5月5日

あ、終わっちゃた。今は何もやってない。

6. 李四光纪念馆 民族大学南路11号

7. 故宫文物医院下月将向公众预约开放
故宫文物医院
(故宮の文物を修復する場所)が6月から予約すれば参観できるようになる。ドキュメンタリー《我在故宫修文物》が話題になったのが2016年。興味ある人にはたまらない。ここが開放されるというのは今朝のニュースで知った。記事を調べたらここに書いてある。→故宫文物医院下月将向公众预约开放

筹备许久的故宫南大库“古代家具馆”预计5月对公众开放,将首次采用仓储式展示,观众可以走近这些精美的家具文物,细细观赏其珍贵的材质与精巧的设计。位于箭亭的“石鼓馆”也将在本月亮相。吴昌硕书画篆刻特展、“四王”书画展等书画专题展览,也将于2018年年内相继举办。

5月8日の記事で、「古代家具館5月に開放予定」というのが信じられない。この5月は来年なのかい。なんで中国って展覧会の会期を決めるのがそんなに直前なの?「故宮」様のような大きなところであっても。

現在、書画館は開いてないが、今年は吴昌硕展、“四王”书画展があると知り、嬉々とする。

以下、行ったことない館。

松美术馆
门票价格:单人180RMB,双人280RMB
作为梵高生前的最后一幅作品——《雏菊与罂粟花》。于2014年11月被华谊兄弟传媒股份有限公司董事长王中军以3.77亿人民币拍得。

高い。遠い。ゴッホ見なくていい。

以下、メモ。
空竹博物馆 宣武区报国寺小星胡同9号 動画
崔永平的皮影艺术博物馆 马驹桥
可口可乐博物馆 大兴区亦庄开发区
老北京传统商业博物馆 前门
姚惠芬刺绣艺术馆 前门
呀路古热带植物园 大兴
拉斐特城堡公园
张裕爱斐堡国际酒庄
北京航天科普教育基地
艺术8 原中法大学旧址


以下、参考記事。
京城美术馆地图:12家特色场馆,开启艺术范儿的周末
北京有哪些值得一看的博物馆?
宦官文化陈列馆,北京二锅头酒博物馆,观复博物馆,北京人艺戏剧博物馆,北京老爷车博物馆

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【2018/05/08 10:43 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(0)
博物館通票11:北京天文館
一緒に行こう!」と、娘に博物馆通票(というお得な博物館の本)を見せたら「天文館がいい」と言う。私が「科挙の博物館がいいな」と言ったら、思いっきりイヤな顔をして、「ええ?だってどーでもいいじゃない」。科挙、どーでもいい。確かにとっくに廃止されている制度だし、見ても楽しくはない。私が行きたいところは1人で行けるから、天文館にした。

子ども2人を連れて行ったのは10年前かな。久しぶりだ。これはB館という新館。私が天文館へ初めて行ったのは1992年だが、そのときはなかった。


入場料は10元。プラネタリウムや映画など全部で4つのプログラムがあって、30元から45元。こっちを買うと、入場料が含まれる。というわけで、博物馆通票を見せて、安くなったのは10元。支払いは45元×2人−10元=80元。お得感なし。なんのために意気揚々として2人で乗り込んだかわかりゃしない。え?本末転倒?

私が博物館へ行くのは、その中味を見るためでなく、博物馆通票使うため??そして、娘が学生証を忘れたのよ。その痛手は大きかった。

中に入れるやつ。娘は絶対やるんだよね。私はこういうの一生やらなくていい。


星とか好きなロマンティック派、理科系の人(おおざっぱ?)にはたまらないスポットだ。








B館の展示は一階と地下一階。そこを出てA館(旧館)へ行く。1955年の建物。



これ上野にもあるな。中国語は「傅科摆」。




プラネタリムが始まったら、写真は撮っちゃいけないんだが、ここで録画している人発見。奇妙的星空

たった30分なのに、寝てしまった娘と私。いや、寝たのは1分くらいだよ。娘もまぶたが重そうなのを私がつっついた。

面白いから(説得力ない?)行ってみて。

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【2018/05/07 16:00 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(4)
鼓楼付近に行き過ぎでしょアタシ
私とはカラーが違う人達の集まりに行った。だって、ワンピース、ストッキング、ハイヒール。あと10キロ痩せたらそーゆー格好してやってもいい。

お昼にToast at The Orchidで集合。ここ行ってみたかった。これまでもランチ会があったのに、いつも参加できなかったから。

場所はまたしても鼓楼。この一カ月で4回目くらいじゃないか?地下鉄「什刹海」駅で降りて、自転車で行った。

宝钞胡同を北上。


徒歩だと2分くらい歩いて、この間に入る。


突き当たり。


すごくわかりにくい。中に入ったら別世界。一階が宿で、二階とテラスでお食事できる。

みなさんに頼んでもらって、メニューも見なかった。

南瓜意式饺子、胡姆斯、手工烤饼、秋葵黄油鲜虾、牛肉酥饼、香蕉可丽饼。

食後ラテかカプチーノ(30元)を各自頼んで、あとはシェア。1人120元くらい。お上品な洋食で良かったよ。

コーヒーも飲み終わり、宿を見学させてもらった。場所は食べたところの階下でなく、外に出て、胡同を少し北に進んだ向かい側。ここから入る。



部屋の入口。


キッチンあり。


トイレ、シャワー。


ベッドルームは階段上がったところ。そこはベッドの広さしかないので、写真はこう撮るしかない。


そのベッドのところから下を撮る。入口。



これが一番小さい部屋で1泊1200元。

ここを出て、皆さんは帰宅。私はこのあたりをウロウロ。バス通りに出たところにある雑貨屋此時此地へ行った。この店は南锣鼓巷にもある。大众点评で見ると南锣鼓巷のほうしか載ってない。ここ



色の筆ペンを買った。一本10元。日本だともっと高いよね。


その後、数年前に通ったけど入らなかったお酒の博物館へ。


北京乾鼎老酒博物馆。外に「今日休息」と書いてあった。月曜日じゃなかったので、臨時休業だろう。またいつか行く。

ネットで見たことのある雲南料理屋「大理人家」。ちなみにこの辺りで雲南料理といえば「大里院子」。やや高級。行ったことないけど。


地図でこの日見て知った「三一代码拼音文字博物馆」を探したが、どこだかわからなかった。百度地图に書いてあることをコピーしておく。「2017-03-02 这是一个李姓老人创建的,在自己家里建立的。 老人一生有很多发明,这个发明比五笔输入法还要早。 而且可以语音写字,语音读字。 我跟老人很好,是我的邻居。 老人一直想传授给我,但是我人比较愚钝。 老人很热情,有愿意学习的老人都认真教导。 是一个值得纪念的地方。

通りがかった「鼓楼吃面 Punk Rock Noodles 」もとても気になる。



このあと、また西の方へ戻り、かねてから行こうと思ったいたカフェ「繁体字咖啡馆」にたどり着いたが、営業していなかった。

自転車に乗って別のカフェへ。

途中で靴下屋を見つけて、買う。この2軒両方に靴下が売っている。


目的地到着。Such A Cafe中剪子巷にある。中剪子巷33号は作家冰心故居。中には入れない。詳しくはここへ

店は小さい。







美式咖啡(热/冰)28元 。ホットもアイスも値段が同じは珍しい。喜びのあまりアイスを頼む貧乏症。

なんでここにしたかというと、これを制覇しようとしているから。 十家深藏不露的胡同咖啡

そして帰るべく、地下鉄「张自忠路」駅に向かう。このあたり7、8年前は両側に外贸の洋服屋が多くて、そこで頻繁に買っている日本人が私に教えてくれたとき、「ブログに書かないでください」と言われたほどだった。

私も服や靴下を買ったことがあったけど、重宝したというほどではなかった。今は壁になっているところが多かったし、開いている店は「今月(4月)で閉める」と大セール中だった。


私、靴下探して三千里だったからね。3足10元を選ぶんだけど、なかなかいいのがなかった。それでもこの日、計4店で9足買った。私は超ミニマリストだから、こんなに一度に買うのは生まれて初めて。



風林火山とプリント。店のおじちゃんが「小日本のだ。言葉は元々は孫子兵法からだけど」。売るのに必死。熱烈にセールス。私が日本人だとバレていないからだけど、「小日本」を三回は言った。あんにゃろ。

ちなみに微博にはこれをすでに書いているが、友好的な中国人が「别在意」。やさし〜。別に人が「打电话投诉他,没德行」って。いや、も〜い〜よ。どうせ閉店しちゃうし。

靴も30元くらいで叩き売りしてた店あったけど、履けるようなの売ってなかった。

帰宅。

地図は来週つける。上記の店名はクリックしたら、大众点评に飛べる by 親切な私。



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【2018/05/04 10:44 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(5)
博物館通票10:古陶文明博物館
祝:博物館通票120元以上消費

定価120元で買い、すでに185元分を使った。目標は1200元。え?高すぎ?志は闇雲に高く。


本題。古陶文明博物館は中国国内で、国家文物部門が正式に認可した初めての私立博物館之一。中国語の「之一」はくせものだ。でもまあ、最初のほうではあるんだろう。

中国語の報道(7分)。古陶文明博物馆:见证古老的艺术 この動画に沿って以下挙げる。

1. 館長直筆の看板「一境三諦」がある。


一境三諦是天台实相论中之重要思想。谓任何现象,皆是空、假、中三谛相即。又称圆融三谛或不思议三谛。为“隔历三谛”之对称。

一境三諦……仏語。天台宗で、実相の真理を明かすものとして考えられた空・仮(け)・中の三つの真理。すべての存在は空無なものであるとする空諦、すべての事象は因縁によって存在する仮のものとする仮諦(けたい)、すべての存在は空でも有でもなく言葉や思慮の対象を超えたものであるとする中諦。<デジタル大辞泉より>

2. 文物(たぶん本物)と今となっては古いコンピュータがいくつも並んでいる。

動画では现代科技与历史文明的和谐统一と言っているが、マッチしてない。この動画はいつのだかわからないが、そのコンピュータはすでに古い。今となっては、かなり古いものとやや古いものの組み合わせ?

3.器が多すぎて、どれだったかわからない。ネットから拾って来た。

仰韶文化代表:人面鱼纹盆

仰韶(ぎょうしょう)文化……中国黄河中流域の彩陶を伴う新石器文化の総称。 J.アンダーソンによって調査が行われた河南省めん池県仰韶遺跡からその名称が出ている。

新石器時代って大昔じゃないか!↓こっちは日本人の蒐集家の記事。

アンダーソン土器の意外な事実

4. 贵族小女(夏侯妙妙)的陪葬物品。被子,褥子,化妆品,丝巾。西晋(比王羲之还早)行书。



夏侯妙妙」という名の、貴族の少女の副葬品リスト。計49点。布団、化粧品、シルクスカーフ等と書いてある。生活面が窺える。時代は西晋で、字は行書。蘭亭序(西晋より後の東晋)より前に行書があったことが証明されるという意味で書道的には非常に重要。

5. 瓦当……軒丸瓦の先端の半円または円形の部分。半円形から円形へと発展した。文様が施される。


ネットから拾って来た。瓦の一番先にあるヤツが瓦当。

战国时期汉代
燕瓦当(北京),图案对称的齐瓦当(山东),秦瓦当(陕西,甘肃),
飞禽走兽的金乌瓦当 汉武帝专门避暑的甘泉宫上的


瓦は紀元前14世紀に初めてギリシャに出現し、屋根に用いられたと言われている。一方、中国では紀元前11世紀の西周時代に始まり、秦、漢時代に広く普及している。 春秋時代には軒瓦として、半瓦当が作られ、秦・漢時代には円瓦当へと変化している。(いぶし瓦と松脂

6. 封泥(ふうでい)……古代中国において、文書類や容器を封じる際にくくった紐の一部に泥を塗り、柔らかいうちに捺印したものをいう。

汉代封泥 地方官员
秦代封泥 中央集权最高官员的印章 李斯小篆


行く人は日本語の記事があるので、読んでから行くとよい。「路東之さんと古陶文明博物館


今回撮った写真

家。


饕餮纹大瓦(“燕都瓦王”) これだけ非常に大きい。


饕餮(とうてつ、tāotiè)とは、中国神話の怪物。体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔などを持つ。饕餮の「饕」は財産を貪る、「餮」は食物を貪るの意である。何でも食べる猛獣というイメージから転じて、魔を喰らうという考えが生まれ、後代には魔除けの意味を持つようになった。

その他、資料。

古陶文明博物馆 360个人图书馆

瓦当大观--百家北京博物馆(25)之古陶文明博物馆

古陶文明博物馆 (北京电视台)

文字のある文物が多くて、書道愛好家にはたまらない。でも、ちゃんと見なかったな。また行こうと思う。昔の図案が原始的で楽しいので、知識がなくても、楽しめると思う。


ほかにチト似た博物館として、 睦明唐古瓷标本博物馆がある。ずいぶん前に行ったことがある。今も開いているか不明。


おまけ:古陶文明博物館へ行く前の昼ご飯は近くの渝都家厨で食べた。


豆豉烤草鱼,青笋,金针菇,炒合菜,老醋花生,铁板中式牛肉,豆角炒茄子,米饭 8人で210元。安かった。

烤鱼を久しぶりに食べた。たいてい「1斤いくら」で、魚は2斤くらいあるものなのだが、ここの単位は「1条」。58元(草鱼,鲶鱼)と78元(鮰鱼)あって、8人もいたし、なんとなく高い方にした。烤鱼は鍋のように、具を足すことができる。単品のおかずも頼みたかったので、青笋金针菇だけ足した。

メニューには鮰鱼と書いてあったが、レシートには洄鱼と書いてある。どちらも発音は[huí]。初めて見た漢字だ。調べたけど、英語が「Leiocassis longirostris」で「レイオカッシス・ロンギロストリス」と訳しているサイトがあった。恐竜かっ!中国イノシシギギと書いてあるサイトも。別名、江团江团ならこれまでも頼んだことがある。一種のナマズらしい。さらに学びたい人はここへ→中国の江団魚とは何の魚でしょうか?

以上。

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【2018/05/01 00:00 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(2)
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