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【2024/04/20 00:34 】 |
曲水を求めて陶然亭公園へ

  王羲之の蘭亭序については100万回書いてきた。でも、もう一回書く。


 永和9年(353年)に蘭亭というところで曲水の宴が開かれた。庭園の遣水に盃を浮かべ、流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読むという風流な行事。



  存在そのものが絵巻物。日本では太宰府天満宮、毛越寺等10カ所以上で毎年開催しているが、中国でやっているというのを私は知らない。ただ、曲水の庭の模倣が見られるところは北京にも数カ所ある。毎日が白い北京で半日青空の日があり、最高気温がマイナスにもかかわず、出かけてみた。

  陶然亭公園。たぶん初めて行った。


  北門で2元払って入る。入口ではじいさんばあさんが券も買わず入っていく。中に入ってすぐ、ばあさんに話しかけられた。「アンタ!2元も払って入る価値はないよ。何にもない公園なんだから」。「皆さんは券を買わないんですか?」「私ら年寄りだから」。60歳以上は無料なんだ。付近の住民が公共道路を歩くように公園を突き抜ける。「本当にここは何にもないよ」。3回は言った。

  入ったらいきなり標高10mくらいの山。滑るの覚悟でぜえぜえはあはあと登る果敢な若者みどり。


  気温が低すぎて、雪が溶けない。つらら(中国語は冰柱)もそのまま。


  ヒトが少ない公園はいい。






  来ターーーーー!「鵞池」。

  ここは模倣したものばかりだからね。オリジナルは紹興にある。王羲之は(ガチョウ)が大好きで、「」と書いたら、横にいた息子の王献之がと書いたという、合作。

  醉翁亭


  来ターーーー、其之弐。「蘭亭」。



  康熙帝の字。

蘭亭序」全文が彫られているが、結構雑(クリックして拡大可)


  展示室かと思ったら、事務所になっていて、入れない。

  「賢畢至」!計408字ある蘭亭序の初めの60字くらいは100万回くらい書いてきた(何気に誇張だけど)。

  夏は水が流れているのかな?一応「曲水」になっている。


  外はマイナス。凍った体にひとときのぬくもりを。展示室があって、暖かい。」についての建築面から語った解説が模型とともに展示されている

  蘭亭序はいろいろなバージョンがあるが、これは趙孟頫版。オリジナルは故宮収蔵(クリックして拡大可)


  疲れちゃったから、真下まで行かなかった。これが陶然亭


   公園のヒトたちが仕事をしていらっしゃった。氷溶けないと信じているんだな。


  北門から入って、南門から出た形。


  ずっと歩いているし、完全防備で着込んでいるから、寒さは感じなかったけど、帰るときバスを10分以上待った。凍死しそうになったわ。懲りずにまた出かけるけどね。


曲水の宴ネタまだ続く。

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【2015/11/30 07:29 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(0)
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