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【2024/04/19 21:24 】 |
博物館通票10:古陶文明博物館
祝:博物館通票120元以上消費

定価120元で買い、すでに185元分を使った。目標は1200元。え?高すぎ?志は闇雲に高く。


本題。古陶文明博物館は中国国内で、国家文物部門が正式に認可した初めての私立博物館之一。中国語の「之一」はくせものだ。でもまあ、最初のほうではあるんだろう。

中国語の報道(7分)。古陶文明博物馆:见证古老的艺术 この動画に沿って以下挙げる。

1. 館長直筆の看板「一境三諦」がある。


一境三諦是天台实相论中之重要思想。谓任何现象,皆是空、假、中三谛相即。又称圆融三谛或不思议三谛。为“隔历三谛”之对称。

一境三諦……仏語。天台宗で、実相の真理を明かすものとして考えられた空・仮(け)・中の三つの真理。すべての存在は空無なものであるとする空諦、すべての事象は因縁によって存在する仮のものとする仮諦(けたい)、すべての存在は空でも有でもなく言葉や思慮の対象を超えたものであるとする中諦。<デジタル大辞泉より>

2. 文物(たぶん本物)と今となっては古いコンピュータがいくつも並んでいる。

動画では现代科技与历史文明的和谐统一と言っているが、マッチしてない。この動画はいつのだかわからないが、そのコンピュータはすでに古い。今となっては、かなり古いものとやや古いものの組み合わせ?

3.器が多すぎて、どれだったかわからない。ネットから拾って来た。

仰韶文化代表:人面鱼纹盆

仰韶(ぎょうしょう)文化……中国黄河中流域の彩陶を伴う新石器文化の総称。 J.アンダーソンによって調査が行われた河南省めん池県仰韶遺跡からその名称が出ている。

新石器時代って大昔じゃないか!↓こっちは日本人の蒐集家の記事。

アンダーソン土器の意外な事実

4. 贵族小女(夏侯妙妙)的陪葬物品。被子,褥子,化妆品,丝巾。西晋(比王羲之还早)行书。



夏侯妙妙」という名の、貴族の少女の副葬品リスト。計49点。布団、化粧品、シルクスカーフ等と書いてある。生活面が窺える。時代は西晋で、字は行書。蘭亭序(西晋より後の東晋)より前に行書があったことが証明されるという意味で書道的には非常に重要。

5. 瓦当……軒丸瓦の先端の半円または円形の部分。半円形から円形へと発展した。文様が施される。


ネットから拾って来た。瓦の一番先にあるヤツが瓦当。

战国时期汉代
燕瓦当(北京),图案对称的齐瓦当(山东),秦瓦当(陕西,甘肃),
飞禽走兽的金乌瓦当 汉武帝专门避暑的甘泉宫上的


瓦は紀元前14世紀に初めてギリシャに出現し、屋根に用いられたと言われている。一方、中国では紀元前11世紀の西周時代に始まり、秦、漢時代に広く普及している。 春秋時代には軒瓦として、半瓦当が作られ、秦・漢時代には円瓦当へと変化している。(いぶし瓦と松脂

6. 封泥(ふうでい)……古代中国において、文書類や容器を封じる際にくくった紐の一部に泥を塗り、柔らかいうちに捺印したものをいう。

汉代封泥 地方官员
秦代封泥 中央集权最高官员的印章 李斯小篆


行く人は日本語の記事があるので、読んでから行くとよい。「路東之さんと古陶文明博物館


今回撮った写真

家。


饕餮纹大瓦(“燕都瓦王”) これだけ非常に大きい。


饕餮(とうてつ、tāotiè)とは、中国神話の怪物。体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔などを持つ。饕餮の「饕」は財産を貪る、「餮」は食物を貪るの意である。何でも食べる猛獣というイメージから転じて、魔を喰らうという考えが生まれ、後代には魔除けの意味を持つようになった。

その他、資料。

古陶文明博物馆 360个人图书馆

瓦当大观--百家北京博物馆(25)之古陶文明博物馆

古陶文明博物馆 (北京电视台)

文字のある文物が多くて、書道愛好家にはたまらない。でも、ちゃんと見なかったな。また行こうと思う。昔の図案が原始的で楽しいので、知識がなくても、楽しめると思う。


ほかにチト似た博物館として、 睦明唐古瓷标本博物馆がある。ずいぶん前に行ったことがある。今も開いているか不明。


おまけ:古陶文明博物館へ行く前の昼ご飯は近くの渝都家厨で食べた。


豆豉烤草鱼,青笋,金针菇,炒合菜,老醋花生,铁板中式牛肉,豆角炒茄子,米饭 8人で210元。安かった。

烤鱼を久しぶりに食べた。たいてい「1斤いくら」で、魚は2斤くらいあるものなのだが、ここの単位は「1条」。58元(草鱼,鲶鱼)と78元(鮰鱼)あって、8人もいたし、なんとなく高い方にした。烤鱼は鍋のように、具を足すことができる。単品のおかずも頼みたかったので、青笋金针菇だけ足した。

メニューには鮰鱼と書いてあったが、レシートには洄鱼と書いてある。どちらも発音は[huí]。初めて見た漢字だ。調べたけど、英語が「Leiocassis longirostris」で「レイオカッシス・ロンギロストリス」と訳しているサイトがあった。恐竜かっ!中国イノシシギギと書いてあるサイトも。別名、江团江团ならこれまでも頼んだことがある。一種のナマズらしい。さらに学びたい人はここへ→中国の江団魚とは何の魚でしょうか?

以上。

拍手[2回]

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【2018/05/01 00:00 】 | n博物館、観光地、散策 | 有り難いご意見(2)
<<ダンナが載ってるサイト | ホーム | 博物館通票9:盛鍚福博物館>>
有り難いご意見
元を取れてよかったね
2のコンピュータ…昔の日本のレジかと
思いました。

日本にもこういうお得な通票あるといいな。
いちいち入館料を払うと行きづらいですね。
【2018/05/01 09:39】| | 淳子 #4a28de5876 [ 編集 ]


あ、レジだ
なんだかわからない機械だなと思ったけど、レジだね。きっと。

世界基準だと思うけど、日本はこういうの高いよね。美術の特別展は1000円以上する。でも東京だと上野あたりの美術館パスある。横浜もありそうだが。

その点、中国はやや安い。あ、でも北京で3月にあったダリ展は180元。どういう人が行くんだろう?

私、歩かないとすぐ太る。丸二日家にいる(外出は近所のスーパーのみだ)とすぐ体重増える。こういう体質だとしかいいようがない。あ、5月になってしまった。日本は連休かあ。こっちは明日から出勤、登校。
【2018/05/01 16:26】| | みどり(食べて太るなんて迷信だよ) #4dab7081dd [ 編集 ]


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