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【2024/04/26 05:56 】 |
インプラントをやっちまった(私ならでは編)in北京

 2月に「インプラントをやっちまった(誰が書いても同じような内容編)in北京」を書いた、その続き。


 私は歯が痛くなって、1月に久しぶりに以前かかっていた歯医者へ行った。先生は20代だろうなあ。若く、その先生専属の看護婦さんはやることなすこと、オバちゃんだけど、それでも30代だろうなあ。


 インプラントの説明を先生がするそばで、「絶対いいから!」。「ほかの選択肢はないわよ!」。私はこの看護婦がノルマのある必死なセールスマンに見えた。先生が一つ話すと、それを3倍にして話す。解説員か!危うく「私は先生としゃべているんです!」って言いそうになった。


 インプラントは院長しかできないので、院長に電話するとき、その看護婦が受話器をとったものの、先生を見て「いや、私じゃなくて、先生が電話してよ」。先生、一瞬考えて「いや、あなたが」。どっちが偉いのか?そして、院長につながるとまず「あ、我是韩梅梅」と名乗る。え?「〇〇先生の看護婦」じゃなくて、直接名前?「ねえ、元気だった?」とか、そういうノリだ。院長は海外にも行くし忙しいので、まずは院長が病院にいる日。そして私の都合を聞かれた。パソコンにインプラント予約表があって、「ほら見て。こんなにいるのよ。こんなにたくさんの人がするのよ」って、自慢気に言う。個人情報をむやみに他人に見せるな、看護婦!


 担当の先生が途中どこかに呼ばれて、いなくなったときも、看護婦がインプラントがどんなにいいかを私に滔々と語る。撮ったばかりの歯のレントゲン写真がパソコンに写っていて、「ほら、見てここ。親知らずも抜かなきゃ」と続く。おまえは医者か!そもそもしゃべらないの、できないんかい!とにかくやかましい。


 この病院は何でも先に支払うんじゃなくて、診察が終わってから払う。看護婦がちゃんと1階の会計まで患者についてくる(払うか見届けなきゃね)。私が診察カードを出すと、それは古い版らしく、その看護婦が後ろに並んでいる看護婦に「これ、見たことある?古いのよ。老患者」。その後ろの看護婦にも「見たことある?」。もういいって!黙ってろ!


 結局、インプラントすることに決めて、当日。


 私は怖いの、痛いのが大っ嫌い。いや、普通嫌いなんだろうけど、人百倍嫌いだ。だから、手術することを考えただけで、卒倒しそうだった。これから怖いことをする。これから怖いことが起きる。私を包む空気はすべてグレーだった。


 ここは先生も看護婦もとても丁寧で優しいんだけど、それでも私に施す内容が「なんだかんだ言って、麻酔かけたり、切ったり、植えたりするんでしょ!」だったので、恐る恐る死刑台という名の手術室へ。


 私の担当の医者と看護婦はそばにいて、やかましい方が「準備に時間がかかるだけだから、その後は早いわよ。30分で終わるからね」等。私はドキドキして、手は強い握りこぶし。


 麻酔して、それが効いたか確かめて……、確かに準備に時間がかかった。準備が終わっても、院長が来ない。手術室がいくつかある大きな入口から一番近い部屋にいたので、出入りが聞こえるが、ドアが開くたびに「え?まだ院長じゃないんかい!」とツッコんた。もしかしたら待ったのは5分だったかもしれない。だか、精神状態が尋常でないので、エラく長く感じたのかも。確かにそこからは30分くらいですべてが終わった


 春節で学校がまだ休みのときだったので、私の保護者として娘を連れて行った。手術室に行く時、廊下で宿題をやっている娘を見て、看護婦が「中に入りなさい。机もあるし」と。こういうところは本当に親切。


 診察室に戻る。娘いる(当たり前か)。「思ったよりは大変じゃなかったよ」と告げる。まあ、私の想像が必要以上におどろおどろしいものであったので、思ったよりはかなり楽勝だった。フフ、ちょろかったな(←おいおい)。若い先生が私の口の中の施した部分を見て「挺好的」と。挺好じゃなきゃ困るけど。


 当然のことながら、硬いものはしばらく食べられない。歯科を出て、SK大厦の北京日本文化センターへ本を借りに行って、昼ご飯。時間は1時半くらいだったけど、食べ物を見るのもいやだ。でも、娘に食べさせなきゃいけない。建外SOHOでお粥のある店を探して、注文したが、食欲なんてありゃしない、と思いきや、ちゃんと食べられる私。もちろん数日は硬いものが食べられなかったけど、食生活は結構すぐに戻った。


で、私の次の課題は親知らずを抜くこと。たまに痛くなる。3月は出張もあったし、断った。数日前に件の看護婦から電話がかかってきて、「4月のいつ抜く?」と。4月も無理だ。イベントでしゃべるから、歯を抜いてられない。「5月」と答えたら、「太热了」と言いやがった。おいおい、7.8月のほうが暑いよ。


 インプラントは土台を埋めただけなので、3カ月後に歯冠を装着する。あの看護婦、親切なのはいいけど、しゃべりすぎには閉口だ。



5月以降に続く>

拍手[3回]

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【2016/04/13 08:33 】 | n北京生活,中国全般 | 有り難いご意見(2)
<<朱啓鈐故居,趙家楼跡 | ホーム | 里を裡に、沈を瀋にする必要がないとき>>
有り難いご意見
お体労って下さい
八十歳近い伯母が「高いダイヤモンド持ってても寿命が延びる訳じゃないけど、丈夫な歯を持っていれば、老いても食べる幸せが味わえるし、自分で噛んで食べられることで長生きにつながる。そう思うとね、歯は体の宝石なのよ。大事にしなさい。」

この年になって、とーっても身に染みます。

歯も、肩もお大事になさって下さい。

追伸:「歯」の漢字、書くのが苦手です。。。
【2016/04/13 11:25】| | ペン字修行中 #2957d9ec21 [ 編集 ]


何よりも体が大事
頭痛、腹痛なら病院に行かなくても、時間が経てば治るなと思うけど、歯はできるだけ早く治療したほうがいい。私は宝石にまったく興味がない。そういう柄じゃないし。先日子どもが見ていた日本の動画はKO大学の学生が「幼稚舎から行ってなければKO生じゃない」「小学校で掃除をしたことがない。ゴミは床に落とせば、用務員が拾ってくれる」。地獄に即落ちろと思いました。あと、2000万円の車に乗ってて、ブランドものに囲まれる生活。娘が「あれ、自分のお金じゃないよね」と、ナイスなツッコミを。その前にたまたま見た記事は「この富二代は変わっている」という取り上げられ方で、ブランド物は一切買わず、外国にも行って仏像を買い、広州で陳列館を開いていている姉弟。金が余っている人は胡散臭くない「公益」にも使って欲しい。
【2016/04/14 08:52】| | みどり多谢款待(ごちそうさん) #4dab709a4f [ 編集 ]


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