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炎帝と黄帝芸術館のイベントは昨日首尾よく終わりました(by機械翻訳)。
炎黄芸術館から10月に「以前やった料紙のイベントを11月にできますか」と打診された。料紙という日本語は普通知らないだろう。装飾を施された紙のことで、有名なところでは、源氏物語絵巻等に見られる。どんな伝統工芸なのかを見たい人はここへ→小室かな料紙工房 お手軽、簡単に出来る方法をイベントでは行うのだが、私が炎黄芸術館で講師をするのは半年に一回くらいだ。11月なら題材は年賀状。小筆で字も書くのでちょうどいい。ところが、「11月は秋です。12月からが冬です」。えぇえ?気温がマイナスの日があったのに?ダウン着てるのに? 参加者は日本語がまったくできない人ばかりだが、私が日本人なので、日本語も書かせたいという。それで唐詩と俳句にした。料紙加工はいろいろな方法があるが、金箔貼りと、水彩絵の具でのぼかし染めの二種をやる。金箔は貼ればいいけど、ぼかし染めというのは図案を考えないといけない。秋だと紅葉。あとは? 私、美術の先生じゃないから、考えるの大変だったよ。ダンナにも聞いたけど、あの人の頭は子どもも来るイベント用ではない。どんぐりなんて、中国人の秋のイメージじゃないだろうし、10月ならハロウィーンもあるから、かぼちゃでいいけど、終わってるし。 で、「雁」。私がお手本で配る唐詩に「雁」が入っている。調べたら「『雁渡る』は秋の、『帰雁』は春の季語」とか書いてある。もーなんでもいいや(おいおい)。あとは、一年中使える図案。 さて、昨日。14時開始で、30人以上が参加した。金箔は非常に薄くて、手で直接触ると粉々になるし、咳程度で飛ぶし、私は本当は年齢制限したい。でも、絶対親が付いてくるから大丈夫だと言われた。楽しんでもらえるなら(もっと高尚?なことを言うと、日本にこんな文化があると知ってもらえるなら)、ま、いっか。 美術館が用意した、持って帰っていい材料。筆もプレゼントだし、気前いい。 ハガキ大の紙6枚、2枚は金箔、4枚は水彩用。一人、「子ども二人で一人分の参加でいいか」と聞かれた。受講料50元を高いと感じる親もいる。「紙は6枚なので、一人3枚ずつになりますよ」と許可した。用紙は美術館の人が用意していて、大きな紙を切った残り(細長い紙)をセットに一枚余計に入れている。それはしおりにできる。その親が「一枚しかありません!」と言う。そりゃ、アンタ一人分しかお金払ってないんだから!と思ったが、私のセットから一枚あげた。 ハガキが一枚できるたびに私に見せる小学校低学年女子。自分でもいい出来なので、褒めてもらいたいんだろう。「うわー、挺好」と言うと、ニコニコする。飽きた男子は空いてる椅子に寝っ転がっている。キックボードでグルグル回る男子も。それを注意するヒマもないほど、忙しかった。 私は見本4枚を黒板に貼っているが、一枚に数種の色を使ってもいいし、絵柄もいろいろ組み合わせていい。すごいのあったよ。 子どもの手の甲が真っ青だった。あれ?これって親がやったってことか。 日本語できるという参加者は一人だった。松尾芭蕉の俳句を書いている人に「日本語できますか?」と聞くと、首を横に振り、「お手本見てるだけ」と。写真撮らなかったけど、書道はやっていましたという女性は、見よう見まねで見事な仮名を書いていた。 私の見本の唐詩は小学生には難しかったようで、親の携帯見ながらもっと簡単な唐詩を書いている子や、大きく名前を練習している子もいた。書道の指導ってここではほぼできない。みんな違うこと書くし、レベルもあまりにも違う。「秋」という字を書く人が多いので、どう書いたら上手に見えるかだけは説明した。「火」の書き順で、「人」から書く子どもを二人は見つけた。それは注意した。 すべて作り終わって、記念撮影。帰り際わざわざ私のところへ来て、「谢谢」という人たくさん。「老师辛苦了。再见」と言った男の子がいて、まわりの人が関心していた。親のしつけだわな。 「このイベントは次はいつあるんですか」と聞かれた。「美術館の人に聞いてください」。「来年ですね」と言っていた。来年か。楽しみだ。呼んでくれる炎黄芸術館に感謝だな。 HPに報告が載っている。 PR |
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